史上最年少の10歳で演歌歌手デビューを果たし、“平成の美空ひばり”と称された歌手・さくらまやさん(本名=草野真耶 22歳)が、老舗芸能事務所『新栄プロダクション』系列の『シンエイV(ファイブ)』を退社し、個人事務所を立ち上げて独立したことを発表しました。
さくらまやさんは報道各社に書面を送付し、「この度、所属事務所『シンエイV株式会社』との専属契約を終了し、個人でプロダクションを立ち上げ活動していく運びとなりましたことをご報告いたします」
と独立を報告しています。
独立の経緯、理由については、「新型コロナウイルスの影響を受け、気づけば『無職』に。この先どうしたら――と途方に暮れましたが、逆境に負けず歌を続けていきたいと決意し、家族や知人の力を借りてプロダクションを立ち上げました」
と説明しています。
今後については、「2008年の『大漁まつり』でのデビュー以来、10年以上お世話になりましたファンの皆様、メディアの皆様、そしてシンエイV株式会社にも恩返しできるよう精進していく所存です。新型コロナウイルスの感染拡大で、暗いニュースや悲しいことが増えています。演歌、童謡、ポップス、アニメソング。たくさんの歌と音楽で皆様に元気を届けていきたいです」
としています。
また、『シンエイV』は公式サイト上で、「さくらまやは、弊社との専属契約を終了致しました。長年、学業との両立をして参りましたが、昨今の社会情勢の変化に伴い協議を重ねた末、契約解消に至りました。」と報告しています。
<↓の画像は、事務所のコメント全文の写真>
そして、さくらまやさんの『シンエイV』退社、独立発表に対してネット上では、
- まだ22歳だったのか。若い。歌がうまいのに、それが仕事に繋がってなかった感じがする
- 小学生ぐらいでの演歌歌手としてデビューして注目を浴びたけれど・・・そのあとは、そこまでのヒット曲も出せずに今はもう大学生だったはず
ずっとまえにテレ朝「激レアさんを・・」にゲストで出てた。歌はうまいのにね。それだけでは売れない厳しい芸能界の現実 - 瀬川瑛子や小林幸子のように、ちびっ子天才演歌歌手は年齢を重ねてから売れてくる可能性もあります。歌が好きなら続けて頑張ってください。
- この子態度デカいんですよね・・・『私、さくらまやですがなにか?』ってオーラが子供のころからすごいんですよね。親もなんだけど・・・
同じ地元民としてお応援しようと思わないですし、地元内でも好印象無いですもん。
いい話はきいたことないな。 - 元の事務所のホームページを見てきましたがヤル気の無さを感じました。独立したのが良かったかはさて置き、退所したのは正解だと思います。
- かなりの大物歌手でも個人事務所になったら、パタッとテレビで見なくなったってのは、山ほど見てきたけど。
ほとんど売れてない、この方が個人事務所でどれだけ復活をとげられるか。歌がうまい!歌が好き!だけでは、なかなか難しいかな。 - 最近あまり見ないのはテレビ番組での態度が良くなかったという声もあるけど、たしかにそれもあるのかもしれないが、一番の問題は子供なのに演歌が抜群に上手いというのが一番の売りだったけど、それが無くなってしまったのが大きいと思う。子役と同じかな。
でもまぁ個人的には子供らしくないというか、すごく作られたキャラ感があってこの子は苦手だったな。子供らしい可愛らしさがなかった。 - 仕事を取って来られない事務所だったら自分のツテで仕事を見つけた方が良さそうだもんね。
ただ、天才少女ではなく歌の上手いお姉さんにどれくらい需要があるのかは分からないけど。 - 『無職』状態をコロナのせいにできて、プライドが保たれたね。実のところ、独立というより事務所の厄介払いでしょ。
「音楽チャンプ」での不貞腐れた態度は視聴者の反感を買ったが、芸能人なら良くも悪くも注目されたのは大きなチャンス。
心を入れ替えてひたすら歌に精進する道も、逆に開き直ってヒールキャラでやっていく道もあったのに、子供っぽいプライドに囚われたままの彼女に、そんな覚悟は無い。
もう22歳。「歌が上手いね」という世間の褒め言葉は、「子どもにしては」という枕詞とセットだったことに、早く気付くべきだった。 - 歌は抜群に上手いんだけど何か鼻につくんだよね、このコ、、、売れない理由はそこだと思う
などの声が上がっています。
さくらまやさんは、北海道帯広市の老舗割烹料理店『「割烹 草乃(そうの)』に次女として誕生し、両親の意向で幼少期からバイオリン、ピアノ、ハープ、琴、童謡、バレエ、日本舞踊など様々な習い事をし、6歳から本格的に演歌を習い初めて数々の賞を受賞、2008年12月にリリースの『大漁まつり』で史上最年少演歌歌手としてデビューを果たし、同年末の格闘技イベント『Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~』で国歌独唱をしました。
その後、2009年には母親と東京に移り住み、演歌歌手としての活動を本格的にスタートさせ、様々なバラエティ番組やドラマにも出演、同年には『日本レコード大賞』と『日本有線大賞』の新人賞を受賞、『NHK紅白歌合戦』の企画コーナーにもゲスト出演しました。
2012年ごろからは『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)のカラオケ対決コーナーで好記録を連発、「無敗のカラオケクイーン」として注目を集め、2013年からは『エステー「消臭力」』のCMに出演、同い年でポルトガル出身の歌手・ミゲルくん(21)と共に美声を披露し、『MarMee(ミゲル&まや)』というユニットも結成して活動していました。
2014年には都立高校へと進学、芸能活動と学業を両立し、2015年からは『エステー』が主催の人気ミュージカル『赤毛のアン』に出演、アンの親友ダイアナ・バリー役に昨年まで5年連続で起用されています。
こうした活動によって学業との両立が上手くいかず、高校卒業を断念して2016年に高等学校卒業程度認定試験を受けて合格、2017年には日本大学法学部政治経済学科へ進学しています。
2018年にはデビュー10周年を迎え、約4年ぶりとなるニューシングル『かもめ橋から』をリリースしましたが、近年は歌手としての活動量が減少していました。
ちなみに、さくらまやさんは大学入学後の2017年時点で将来の目標について、「司法試験を受けたいです。大学卒業までに司法書士を取りたいです。大学院に行くか、それとも司法試験を受けるための試験を受けるか、ちょっと悩んでいる」と語っていました。
そんなさくらまやさんの仕事が減少した背景には、プライドの高さ、性格に問題があるのではとも囁かれており、2017年10月放送の『今夜、誕生!音楽チャンプ』(テレビ朝日系)に出演し、中島美嘉さんの代表曲『GLAMOROUS SKY』を歌唱した際に、ロボット採点機は100点中99点を出した一方、審査員のボイストレーナー・菅井秀憲さん等は、さくらさんの歌唱を酷評しました。
菅井秀憲さんはさくらまやさんの歌唱に対して、「僕たちは何を見て選ぶか、その人の持つ表現力」「お聞きしたい。この曲であなたは何を言いたいの?」と問いかけられると、さくらさんはすぐに答えられず、続けて「GLAMOROUS SKYってどういうこと?」との問いには、「なるほど」と答えました。
<↓の画像が、『音楽チャンプ』出演時のさくらまやさんの写真>
これに対して菅井秀憲さんは「だから聞いてるの!」とイラ立ち、さくらまやさんは慌てながら、「そうですね…私がこの歌を歌っているときに想像しているのは、やっぱり凄いたくさんのお客さんの前で、初めて歌った時を思い出しながら歌ってます」と答えましたが、この回答にも菅井さんは「内容を聞いてるの」「歌詞の内容、わかってる?」と追及し、さくらさんが「あー、あんまりよくわかってないです…」と答えたところ、「だから人の真似してるようにしか聞こえないんだよ!!」「自分でもわかってるんでしょう!?」と再び怒りをあらわにしました。
<↓の画像は、さくらまやさんに怒る審査員・菅井秀憲さんとさくらまやさんの写真>
その後も菅井秀憲さんはさくらまやさんの歌唱に対して、「『GLAMOROUS SKY』って、あなたにとってどういうことなのかさっぱり分からないから、下手じゃないかもしれないけど僕は何も感じない!」とバッサリ切り捨て、これに対してさくらまやさんは再び「なるほど…」と反応していました。
別の審査員からも、「この歌い方をするんであれば、純粋に演歌を聞きたかった」「演出感と言うか…作られた感じ。覆いつくしてしまってる」「ただただ、演歌の人がポップス歌いましたって印象でしかない」「もっと自分の殻を破っていく、そうなった時のさくらまやの歌を聴いてみたい」と指摘され、こうした審査を受けたさくらまやさんは最後に、「私が想像してた感じでしたね。ああ、こんな感じだろうなーという意見でしたし、やっぱり自分としては、もうちょっと努力していかないとなあと思います」と語っていました。
この時のさくらまやさんの受け答え、態度が視聴者等の間で物議を醸し、性格が悪いと批判を浴びるようになり、今回の独立発表に対しても厳しい声が多く上がっていますが、老舗芸能事務所から独立し、これからさらに歌手としての活動を拡げていけるよう頑張ってほしいところで、さくらさんはまだ22歳と若いことから今後の成長に期待したいです。