ボクシング元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー選手(45)に、無礼極まりない行動をしたとして大炎上している政治団体『ごぼうの党(護防の党)』の代表・奥野卓志さん(おくの・たかし 48歳)が、YouTube上で今回の騒動を謝罪し、ネット上で物議を醸しています。
奥野卓志代表は、9月25日にさいたまスーパーアリーナで開催の格闘技イベント『超RIZIN』を最前列(VVIP 1列席)で観戦できるチケットを最高額の420万円で落札し、その特典でメイウェザー選手に花束を贈呈する権利を得ました。
しかし、花束を持ってリングに上がった奥野卓志代表は、メイウェザー選手の眼の前で花束をリングに投げ捨て、それをメイウェザー選手に拾わせました。
<↓の画像が、奥野卓志代表が花束を投げ捨てたシーンの写真>
この行為に対して多くの批判が寄せられ、RIZINの代表・榊原信行CEOは奥野卓志代表を「品性下劣な男」と非難した上で謝罪しました。
その後、奥野卓志代表は『東京スポーツ』や『日刊ゲンダイ』のインタビュー取材に応じ、メイウェザー選手に無礼な行動を取った理由については、「メイウェザーに対しては以前から日本に金を稼ぎにだけ来ていることに対して思うところがあった」「(2018年末に)那須川天心と対戦した時なんて『富士山に登りたい』なんて言い出したり、記者会見や公開計量にも平気で遅刻してきた挙げ句、試合直前まで銀座で買い物したりとやりたい放題。まったくルールを守っていないにも関わらず主催者側は目をつぶった。こんなのスポーツじゃない」「もうとにかくお金の話ばかり。これが偉大なチャンピオンなのか? と。商業主義も甚だしい。」
などと語っています。
また、「榊原氏には品性下劣と言われましたけど、一体どっちが下劣なのかと言いたい」
と、榊原信行CEOに対しても怒りをあらわにしていました。
メイウェザー選手に無礼を働いたことに後悔はないのかとの問いには、「選手たちの命を懸けた試合よりも“炎上”してしまったことについては率直に申し訳ない。でも、花束を落としたのは“商業主義に走るRIZIN”と“カネのことしか頭にないメイウェザー”に対する無言の抗議であり抵抗だったんですよ」
と答えていました。
さらに、近いうちに真意を伝える機会も設けると明かしていたのですが、29日に奥野卓志代表と親交が深い人気YouTuber・ヒカルさんが自身のチャンネルを更新し、奥野代表とのコラボ動画を公開しました。
奥野卓志代表はこれまでの発言から一転して、「あの行為自体は、あの場に決して適切ではなかったという風に深く思いました。」と非を認め、「本当に多くの人にしんどい思いをさせて、日本のイメージがマイナスに語られることもあると思うんです。とんでもない過ちをしてしまったのかなと。今回ヒカルさんに機会をいただいて、謝罪する場を作っていただきました」
と語っています。
そして、「何より、朝倉未来選手とメイウェザー選手ですね。試合が始まる前の空気を汚してしまったことを、お2人に謝罪させていただきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」
と語り、頭を下げて謝罪しています。
続けて、「メイウェザー陣営のみなさんも、日本人のプレゼンターからあのようなことをされると思ってなかったと思います。悲しい思いをさせてしまったことを、謝って許されることではないと思うんですけど、謝罪させてください。本当に申し訳ありませんでした」
と、関係者にも謝罪しています。
このように謝罪した奥野卓志代表に対してネット上では、
- こんな速攻で謝るぐらいだったらやんなきゃいいのに
- ヒカルにお膳立てしてもらわないと言えなかったのか おっさんダッセーーー
- こうやって再生数を稼ぐんだよ
- 話題収まってきたからまた燃料投下かな
- ヒカルは炎上騒動をネタにする速度が早すぎる
- ただのコラボで再生数稼げて登録者も増えてWin-Win
- この世代って挨拶や謝罪の時に帽子やグラサンを取る礼儀は知っているはずなんだがな
- 謝らなくていいから2度と人前に出ないでほしい
- いきってたのはもう終わり?
- 結局謝ってんのかよwwwって思ったけどヒカルとひと稼ぎするつもりか
ダッサ - 思ってもいない癖に謝罪。本当に申し訳ないと思うならYouTubeで云々とかやってんじゃねーよ
などの声が上がっています。
つい数日前まではメイウェザー選手等の言動を強く非難し、自身の行動を正当化するような発言をしていたにも関わらず、突然謝罪の言葉を述べ、それもヒカルさんのYouTubeチャンネルを通しての謝罪ということから、ネット上では話題作りを疑う声も多く、さらに批判が噴出しています。
奥野卓志代表の問題行動は海外メディアにも報じられるなどし、「日本の恥」としてバッシングの嵐となり、ごぼうの党のイメージもさらに悪化する事態となっていて、今後の活動を考慮して早々に謝罪をした可能性もありますが、結局謝罪するならあのような行為をするべきではなかったですし、今さらの対応に批判や呆れ声が上がるのは当然ですね。
もし本当に深く反省しているのであれば、ヒカルさんのYouTubeチャンネルを通してだけでなく、しっかりと当事者らにも直接謝罪をしてもらいたいです。