菅田将暉の弟・こっちのけんとがうつ病、双極性障害を発症の原因。現在の状態告白。レコ大、紅白出場を経て休養

12月30日放送の『第66回 輝く！日本レコード大賞』（TBS系）で最優秀新人賞を受賞し、『第75回 NHK紅白歌合戦』にも初出場した歌手・こっちのけんとさん（本名＝菅生健人 すごう・けんと 28歳）が、持病の「躁うつ病（双極性障害）』によって当面の間、活動をセーブすることを発表し、ネット上では様々な声が上がっています。

俳優の菅田将暉さん（本名＝菅生大将 すごう・たいしょう 31歳）と菅生新樹さん（すごう・あらき 25歳）を兄弟に持ち、学生時代から音楽活動をしているこっちのけんとさんは駒澤大学を卒業後に就職し、2020年ごろにうつ病を発症したそうで、その原因については、「1人でずっとパソコンに向かう日々を過ごしていたんですが、入社から1年くらいでキャパオーバーになって倒れてしまって。そこから、うつ状態になってしまった」と説明しています。

＜↓の画像左から、兄・菅田将暉さん、弟・菅生新樹さん＞

その後、2023年9月に医師から躁うつ病（双極性障害）と診断されたことを公表し、躁うつ病は異常に気持ちが上がったり、下がったりを繰り返す心の病気で、そうした病気と向き合いながら制作した楽曲『はいよろこんで』が大ヒットし、レコ大や紅白を含めて様々な音楽番組に出演、メディア露出が激増しました。

一方のプライベートでは昨年2月に、かねてから交際していた同級生の一般女性(28)と結婚しました。

＜↓の画像は、こっちのけんとさんと妻の2ショット写真＞

そして、こっちのけんとさんは紅白などへの出演を終えた後に自身のX（旧ツイッター）を更新し、「同じ思いを持つ人、同じ病を持つ人、可能な限り背負わせていただき、人生をかけて1年間歌わせていただきました。本当にありがとうございました。」と感謝の言葉を綴ったうえで、「若干躁期でした。今後は跳ね返りと戦うために当分休みます。」と報告しています。

続けて、「どれだけ人生が変わっても『死にたいな』と考えてしまうので、やっぱり病気なんだなと思います。僕が頑張れた理由を考えると僕を支えてくださった皆様のおかげだったなと確信しております。本当にありがとうございました。」「悩みは解決するのが1番ですが、持ち続ける事で人生を彩ることも出来ます。それが証明できた事だけでも僕の人生は最高です。お力添えいただきありがとうございました。また頑張れそうな時が来るまで鬱期を楽しんでまいります。死なないように生きておきます。いってきます！」と綴っています。

また、音楽活動を完全に休止するわけではないとし、「活動休止と言いますか、活動セーブの気持ちです。音楽はしてないと壊れちゃうので引き続き作り続けます。」としています。

こっちのけんとさんの活動セーブ発表を受けてネット上では、

• ゆっくり休めばいいさ。まわりに気をつかわなくていいんだよ。待ってますね。
• そんな病気を患っているなんて、全くわかりませんでした。でも、よく頑張ったなぁ。そうだったのかと思い、目が熱くなりました。マイペースで頑張ってほしいです。
• 躁鬱は鬱もしんどいけど、躁の時は周りも大変だと思います。ストップがかからないから。今回はうまくいったかもしれないけど、あまり無理をされないように。
• マイペースに音楽製作や私生活を送ってほしい。有名な彼が双極性障害であること、そして表向きには元気そうでも休養が必要があることを発信していただける。これってご本人のためにも、実は世の中の為にもなると思う。
• これだけ華やかで賑やかな所にいたので、反動はかなりきついでしょうね。こればっかりは周りのサポート云々と言うより、自分自身でどうにかするしかないので歌や活動で気を紛らわせつつ生きて欲しい

などの声が上がっています。

こっちのけんとさんはこれまでに、自身のSNSやラジオ番組、インタビューなどで病気について語っており、双極性障害と診断されたことを公表した2023年9月には、1ヶ月前からうつ状態にあることを明かし、人と関わることに恐怖感があると綴っていました。

その後も病気と向き合いながら『はいよろこんで』を制作し、2022年リリースの曲『死ぬな！』と同じく自身の闘病について歌った曲で、こっちのけんとさんは躁うつ病と診断されたことも前向きに捉えており、昨年9月にはXで、「僕の場合“良い曲”を作るためには“悪い経験”が必要なので躁鬱なのは職業柄とてもラッキーです。」「次このようなトンデモ曲が作れる時は僕がまた家族とも連絡が取れなくなるくらい死にたくなった後なので気長にお待ちください」と綴っていました。

近年では、俳優・いしだ壱成さん、“リトグリ”こと『Little Glee Monster』の元メンバーで歌手・芹奈さん等も、双極性障害と診断されたことを公表しており、いしださんは一時病気の症状が落ち着いていたものの、気持ちが上がっている躁状態の時にオーバーワークを続けた結果、病気が再発してしまったと明かしています。

こっちのけんとさんも今年に入って一気に仕事が増え、そしてこれまで目標の1つとして掲げていた紅白への出場も果たし、躁状態で多少無理を続けていた可能性もあり、それによる今後の反動が心配ではありますが、気持ちが落ち着くまでゆっくり休んで、今後また新たな良い楽曲を聴かせてほしいと思います。