グラビアタレント・熊田曜子さん(39)に対する暴行容疑で逮捕、起訴された会社経営者の夫(38)の第2回公判が9日に東京地方裁判所で開かれ、熊田さんが検察側の証人として初出廷し、涙ながらに夫による暴力を訴えると共に、夫が疑う不倫交際疑惑をキッパリと否定しました。
今回の公判で裁判所はパーテーションを設置し、夫や傍聴席からは熊田曜子さんの姿が見えないようにされていて、証人尋問を行う前には、熊田さんが事件当日に録音した音声データが暴行の証拠として再生されました。
その音声データは、ニュースサイト『NEWSポストセブン』がYouTubeで公開したものと同じで、酒に酔った状態で帰宅した夫が熊田曜子さんに対して、「コイツらは、どうしようもねえな」「(誰のこと?)アンタらだよ。お前らだよ。お前ブッ殺すぞ、ほんとマジで」などと激怒し、大きな音がする中で熊田さんが「痛い…痛い…!」と訴えるというものです。
その後、検察側の証人として法廷に立った熊田曜子さんは、なぜ携帯電話で音声を録音したのか問われると涙ながらに、「5年ほど前に夫から暴力を…振るわれたところ、警察に密室での出来事では証拠品が出ないので、録音しておいて下さいというアドバイスを思い出しました」
と説明しました。
また、事件当日のやり取りについては、「ブッ殺すぞと言われました。引き戸のドアを夫が思いっきり殴りました。あまりに大きい音で寝ている子が起きると思い、子供たちが起きるから止めてと夫に言いました。言ったすぐ後、思いっきり殴られました」「脳が揺れるくらい痛みを感じました」
と、涙ながらに暴行被害を訴えていました。
さらに、夫からの暴力被害を警察に通報した理由については、「もう1人では無理だと思いました。誰か助けて欲しいと…。私さえ我慢すればいいと思っていたのですが、このまま(家を飛び出したまま)だと子供たちから母親も居なくなって、父親も捕まっていなくなると思い、警察にお願いしようと思いました」
と説明しています。
今回の事件のきっかけは夫が熊田曜子さんの不倫を疑ったことでしたが、4月にも不倫を疑われるも話し合いの末に「その場で納得してくれていました」とし、事件発生までの1ヶ月間の生活については、「結婚生活9年で、それまで午前4時、5時に帰ってくるのが、早く帰ってきてくれたり、私が作ったご飯も食べてくれるようになった。私が感じる“理想”でした」
と語っていました。
今回の裁判には熊田曜子さんの他にも、夫を取り押さえた警察官も出廷し、現場に駆けつけた警察官に対して夫は「何、逮捕?」と大声を上げ、警察官の手を払い除けたり、他の警察官2人が両腕を押さえようとした際にはね除けるなどの抵抗をしたといい、夫は警察官4人と12分にわたる格闘の末に逮捕されたとのことです。
裁判ではさらに、夫の弁護側が熊田曜子さんに不倫疑惑について質問し、不倫について思いつくことはないか問うと「ありません」「浮気を疑ったこともあるかもしれませんが、その都度話し合って納得してもらっていた」と答え、警察の取り調べでも熊田さんが「夫が私の浮気を疑っていたと思うが、一切していません」と供述していたことも明らかにされています。
第2回公判は証拠の音声データ公開と証人尋問で終わり、17日に開かれる第3回公判では夫への質問が行われます。
そして、熊田曜子さんの主張などに対してネット上では、
- 暴力はいけませんよ なにがあっても暴力はいけません
- 不倫してたとしても暴行はいけない。話し合いと慰謝料で解決すべき!!暴行したら相手の思う壺!!
本来なら勝てる裁判も勝てなくなるかもしれない - お巡り相手に暴れるって時点で感情の起伏が激しいDV系ってのがみてとれる。
浮気してようがしてまいが、暴力があったのは間違いあるまい - そこまで怒るには余程のこともあったんだろうな、とも想像できる。
- 全て熊田曜子が旦那を嵌めてる感じしかない。全てにおいて用意周到すぎ
- 警官が4人がかりで抑えきれない旦那から平手打ち受けて無傷とか、熊田曜子最強だな
- 熊田のケガの状態が物語ってるのでは?(笑)全治を付けようのないレベル。痛い痛いは、録音してるからでしょ。
自分の不貞を追及された時に、反撃のツールではこのような録音しての証拠集めしか手が無かったんだろし。 - この額面通りに受け取れないのが熊田曜子。自ら録音し大袈裟に演じた可能性もある。
以前聞いた夫側の録音テープでは、笑いながら絶対に夫には浮気がバレないとかの発言。酷い女だよな - 自分は録音してるの知ってるんだから、痛くないのに大袈裟に痛がったり、煽るような態度取ったり、好きに演出できるなあって思う。
- どっちかが善でどっちかが悪では無いと思う。テレビドラマじゃないからね。多分どっちもどっち。ただ、子供は辛いよ。そこだけ。
などの声が上がっています。
前回の10月15日に行われた初公判では、被告の夫は起訴事実を否認して無罪を主張し、一方で熊田曜子さんは夫からの暴行で負傷したことに加えて、医師から「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」を発症していると診断されたことを明かしていました。
熊田曜子さんは夫に足や尻を蹴られたり、右頬を平手打ちされるといった暴行を受け、事件があった翌月には不眠などの症状が現れ、PTSDと診断されたとしていました。
しかし、夫はこれらを完全否定しているのですが、熊田曜子さんは事件翌日に「眼球打撲」「結膜下出血」と医師に診断されていることや、患部の写真、事件当日の音声データといった証拠を揃えていることから、この裁判に関しては夫側がかなり不利なのではないかと思います。
この裁判で夫は暴行罪で有罪となった場合、子供の親権獲得にも影響が及ぶ可能性が高く、夫側は徹底的に争っていく姿勢とみられるので、次回の公判でどのような主張をするのか注目したいですね。