『日本中央競馬会(JRA)』の池添謙一騎手(いけぞえ・けんいち 44歳)と富田暁騎手(とみた・あかつき 27歳)が、「粗暴な行為」を理由に騎乗停止処分が下され、トラブルの内容を巡って物議を醸しています。
JRAは28日に【騎手 池添謙一および騎手 富田暁に対する制裁】と題して処分を発表し、25日午前2時40分ごろに函館競馬場の調整ルーム内で、池添謙一騎手と富田暁騎手が「互いに粗暴な行為に及んだ事実が確認された」と報告したうえで、規程に沿って池添騎手は29日から7月7日まで、富田騎手は29・30日の騎乗を停止する処分を下したとしています。
JRAはスポーツ紙の取材に今回のトラブルと処分の経緯を説明し、24日夜に函館市内の飲食店で複数の騎手が集まって飲み会を行い、酒に酔った勢いで池添謙一騎手が、高圧的な態度で富田暁騎手に絡み始めたそうです。
それに耐えかねた富田暁騎手がブチギレ、近くにあったスマートフォンを叩きつけたところ画面が割れ、それが池添謙一騎手のスマホだったことで口論となり、同席者が仲裁に入って2人を引き離し、池添謙一騎手は調整ルームに帰ったそうです。
その後も池添謙一騎手の怒りは収まらず、富田暁騎手に電話をかけて調整ルームに戻ってこいと強要し、富田騎手が戻ってきたところで再び口論となり、1階ロビーで揉み合いのケンカに発展したとのことです。
JRA側がこのトラブルを把握したのは26日で、厩舎関係者からの情報提供を受けて両騎手や関係者に事情聴取を行い、池添謙一騎手に9日間、富田暁騎手に2日間の騎乗停止処分を下したとしています。
なお、『デイリースポーツ』は当初「池添が顔面を殴るなどして富田は鼻骨を骨折した」と伝えていたものの、後にこの記述をひっそりと削除しており、ケンカによるケガの程度は不明となっています。
そして、JRAの処分発表を受けて池添謙一騎手は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「皆さんの信頼を失う行動をとってしまい申し訳ありませんでした。JRA、競馬関係者の方、そして応援していただいてるファンの方にもご迷惑をかけ、失望させてしまいました。富田とは2人で話をし、お互い謝罪をしております。失った信頼を取り戻せるようまた一つ一つ頑張りたいと思います。」
と謝罪しています。
このトラブルに対してネット上では、
- 明らかに池添の方が悪いやん。酔った先輩のウザ絡みなんか鬱陶しくてしょうがない。これでキレたってってことは余程だったんだろうな。
- 先輩が後輩に酒飲んでウザ絡みする地点でアウト。尊敬してる武豊からしっかり怒られろ。マジで反省しろ。
- 池添もTwitterで競馬界のご意見番気取ってた割には器の小さい男やな本当に
- 池添さんはXでも素人とレスバトルしちゃうようなところがあるからね もう少し大人の余裕を持ったらもっと安定的に勝てる騎手なんじゃないかな
- 飲んでて若い奴に高圧的な態度取るなんて、一般社会ではパワハラになると思うんだけどなぁ。
段々と上の世代の騎手が引退していき池添騎手もベテランジョッキーの域なのだから、こういうのは直さないといけないよね。 - モノに当たる富田も悪いが、元を正せば悪酔いしてウザ絡みして怒らせた池添が原因。
そこを反省しないで仲裁役がいなくなった後に呼び出して喧嘩とはいい歳した大人が何をやっているんだと Xで一般人と絡んだりと酒癖に関しては池添はかなり悪いイメージ…
などと、池添謙一騎手の言動に対して批判や呆れ声が上がっています。
池添謙一騎手と富田暁騎手は、2週間前にも複数の騎手たちと飲食店でお酒を飲んでおり、池添騎手は自身のX(旧ツイッター)で飲み会の写真を公開し、「昨日はみんなで合同トレーニングの後食事会でした 楽しい時間でした(^^) 一緒に競馬をもっと盛り上げていきたいです」
と綴っていました。
<↓の画像が、池添謙一騎手のX投稿写真>
<↓の画像は、6月12日の飲み会で笑顔を見せていた池添謙一騎手、富田暁騎手の写真>
その後、飲み会に参加した斎藤新騎手は15日に落馬して鎖骨骨折、古川奈穂騎手は同日にゲート内で馬が暴れて顔面を負傷、23日には小林美駒騎手の騎乗馬が急性心不全を発症し転倒、小林騎手は馬場に叩きつけられて左肩を脱臼骨折、今村聖奈騎手は26日に調教中に落馬し、左肩を負傷し休養に入りました。
このように飲み会参加の騎手4人が相次いで落馬などでケガを負っていたため、競馬ファンの間では“呪いの飲み会”として話題になり、池添謙一騎手や富田暁騎手も気をつけた方がいいとの声が上がっていたのですが、まさかの粗暴行為で揃って騎乗停止処分が下され騒然となっています。
JRAの経緯説明を見た限りでは、スマホを叩きつけて破損した富田暁騎手にも多少の問題はあるにせよ、その前に酔った勢いで高圧的に絡んだり、調整ルームにも呼び出してケンカを続けた池添謙一騎手に大きな問題があり、2度とこうしたトラブルを起こさないようにしてもらいたいです。
今回の騒動を受けてネット上では、飲み会でのパワハラ行為は今回だけではなかったのではと疑いの目が向けられると同時に、過去のスキャンダルも蒸し返されています。
池添謙一騎手は2004年に、明石家さんまさん司会のバラエティ番組『恋のから騒ぎ』の8期生で元モデルの永田広海さん(当時23歳)と結婚したのですが、2006年ごろには離婚が噂されるようになり、その原因を巡っては“DV”疑惑が浮上していました。
これはあくまでも噂レベルの話でしたが、離婚発表がないまま2008年11月11日(いい夫婦の日)に、当時大学生タレントだった堀あかりさん(当時22歳)と出会いから8ヶ月でスピードできちゃった再婚し、史上最年少で3冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制覇した2011年11月に週刊誌『フライデー』によって、札幌・ススキノの高級クラブホステスとの不倫&DV疑惑を報じられました。
<↓の画像が、フライデーがスクープした池添謙一騎手の不倫&DV疑惑記事の写真>
記事では不倫相手・Aさんが池添謙一騎手との関係などを告発しており、再婚から8ヶ月後の2009年7月ごろに池添騎手が騎手仲間を連れて店を訪れ、Aさんを気に入ってその後も店に通い、やがて不倫関係に発展、Aさんに車をプレゼントするなどかなりのめり込んでいたようです。
しかし、池添謙一騎手は非常に嫉妬深い性格だったといい、Aさんが店の客と同伴やアフターに行くとブチギレ、やがて暴力を振るうようになったそうで、「殴る蹴るは当たり前で、ある時は馬乗りになって、頭を拳でボコボコに殴られて……。本当に殺されるんじゃないかと思いました。本人が途中で手を痛めて、『骨が折れた!』と騒ぎ出すほどの激しさでしたから。狂気の末に腕を噛まれたこともあった」
と告白し、証拠としてDVを受けた後の診断書も公開していました。
ただ、池添謙一騎手はAさんの告発内容を認めたわけではないため、どこまでが本当の話なのかは定かではなかったものの、富田暁騎手とのトラブルから暴力的な性格が垣間見えましたし、競馬ファンからは酒癖が悪いとの声も上がっており、お酒の飲み過ぎにも注意してもらいたいです。