桂文枝が不倫相手を演芸場『喜楽館』名称決定者に選出? 公金投入建物を私物化、ヤラセ疑惑浮上で大騒動に発展へ?
昨年12月に週刊誌『週刊新潮』によって、2度目の不倫スキャンダルをスクープされた落語家・タレントの桂文枝さん(前名=桂三枝 本名=河村静也 74歳)が、今年夏に開場予定の演芸場『神戸新開地・喜楽館(きらくかん)』(神戸・新開地)の名称を一般公募によって決める過程で、不倫相手として報じられた日舞の先生・夏目恵美子さん(仮名 56歳)に指示を出し、応募用紙に『喜楽館』と書かせていた疑いを22日発売の『週刊現代』が報じています。
今年7月に開場予定の『神戸新開地・喜楽館』は、2014年にNPO法人『新開地まちづくりNPO』が『上方落語協会』の会長を務める桂文枝さんに打診してプロジェクトが始動し、兵庫県や神戸市、国から合計2億7000万円の補助金が投入されたほか、最低5000万円を目標に寄付も呼び掛けていました。
そして、寄席『天満天神繁昌亭』(大阪市北区)に次ぐ“第2の繁昌亭”として設立される演芸場の名称は一般公募し、集まった1046通の中から桂文枝さんと『新開地まちづくりNPO』の高四代理事長らが協議をした結果、『喜楽館』に決定したことが昨年8月16日に発表されました。
<↓の画像は、命名式に出席した桂文枝さんらの写真>
この名称に決定した理由については、「チャップリンが最初に来た喜劇の街。そして、落語の街。“喜落”ではちょっと。喜んで、楽しんでもらおうと“喜楽”になりました。気楽にきてもらえれば。応募は“亭”が多かったけど、昔、新開地にあった聚楽館(しゅうらくかん)からとって“館”になりました」と説明していたのですが、この名称決定のヤラセ疑惑や、桂文枝さんの不倫相手が関わっていたことを『週刊現代』が報じています。
これは不倫相手・夏目恵美子さんの暴露によって疑惑が浮上しているもので、昨年4月に大阪のホテルで桂文枝さんが名称の応募用紙に『喜楽館』と書いた上で、コメント欄に「チャップリンが来た街 新開地は喜劇と落語のコラボから」と記し、恵美子さんはこれと同じことを応募用紙に書いてほしいと頼まれたといいます。
恵美子さんがこれは何かと聞いたところ、桂文枝さんが「3年前にこの計画が始まった時から、NPOの代表や市長からも了解してもらっていて、この名前(喜楽館)で決まってんねん。(応募が)来ても、どうせ自分が一番偉いから自分が選ぶんやし、選ぶ権利がある。これに決まってんねん」などと話していたとのことです。
恵美子さんがさらに、それならばわざわざ一般公募にしなくてもいいのではないかと聞いたところ、「県や国が(税金を投じて)やることやから、君に出してもらわんと、ホンマに困んねん」と言われたといい、桂文枝さんの要望を聞き入れて言われた通りのことを記し、昨年5月23日にファックスで事務局へ応募用紙を送信したそうで、その応募用紙の証拠写真も掲載されています。
それから約1ヶ月半後の同7月9日には、桂文枝さんから電話で「まだ発表されていないけど、『喜楽館』に決まったんや」と報告されたそうなのですが、文枝さんから「同じ名前の応募がたくさんあったから(名称決定者)は他の人に決まった」と言われたといいます。
これに恵美子さんは落胆し、「他の人にも同様にヤラセを頼んでいたのではないか?」と疑い、「いい様に使われたと、怒りが込み上げました」と語っています。
そして、恵美子さんは桂文枝さんに「(名称決定は)ヤラセみたいなものですか?」と聞いたところ、「まあ多少。ああいう名前になるようにということで、みんなに(応募を)頼んでいるから。僕があの名前にしたかった」と話したといい、恵美子さん以外の人間にもヤラセの指示をしていたとしています。
しかし、納得できなかった恵美子さんが食い下がったところ、桂文枝さんが「交渉して、(恵美子さんが名称決定者になるよう)やってみるから。その代わり、『こんなふうに言われて書いた』とか、そんなの言わんといてや」と口止めし、こうした会話を録音した記録が残されているとのことです。
恵美子さんが交渉した結果、同9月1日には名称決定者への記念品が届いたそうで、その中身は応募要項に記載されていた喜楽館こけら落とし公演の入場ペアチケット&新開地のグルメセットだったと明かしています。
この告発を受けて『週刊現代』は、『喜楽館』の運営主体である『新開地まちづくりNPO』に取材を行ったところ、事務局長・藤坂昌弘さんは「同一名称の応募は5名であり、抽選で1枚を選び、命名者を決定しました。不正はありません」とヤラセ疑惑を否定。
桂文枝さんが事前に名称を決定していたという話については、「今はじめて聞きました。私どもは責任をもって1046通の応募の中から、厳正に決定しました。」と話しているのですが、『週刊現代』は恵美子さんと文枝さんの会話を録音した記録だけでなく、実際の応募用紙も証拠として残っていることから、不正は明らかだとしています。
さらに、『週刊現代』は補助金として5000万円を投入している神戸市側にも取材したところ、神戸市の市長室秘書課は質問に対して、「市長が名称を初めて知ったのは、式典の1週間前の8月9日のことで、事前に文枝さん側から名称を聞いて知っていた事実はない」と回答しています。
また、同様に5000万円の補助金を出している兵庫県側は、「名称公募は、補助金交付とは関係がない。NPOからは、公正な形で決まったと聞いている」という回答だったとのことです。
なお、この件について桂文枝さんと所属事務所『吉本興業』は、期日までに質問状に回答しないという対応を取ったと伝えています。
そして、この報道を受けて『新開地まちづくりNPO』は、『デイリースポーツ』の取材に対して「説明責任がありますので、報道内容と事実関係を確認し、23日に対応させていただきたい」と回答したことを伝えているのですが、このヤラセ疑惑に対してネット上では、
- 嘘ネタであってほしいが、本当だったらもう引退レベルに来てるんじゃないか?
- この人こんなのばっかり。知られてないだけで実際にはこの何倍も女性問題あるんだろうね。
- 不倫×ヤラセ×税金関連=満貫 こりゃあかん
- 今回は、ダンマリは許されませんよ
- このオッサンもみのもんたと同じでどんどんイメージが悪くなるな、もう引退したら
- みのもんたや石原元都知事もそうだけど、晩年でどんどん不名誉になっていく人って見苦しいなぁ。努力や感謝を忘れて、傲慢になってしまうとこうなるんだろうな。
- 愛人がいるのは仕方ないとして、これは他の応募者もいる訳だし、名前を募集しておいて、最初から愛人に名前を伝えて、それを採用して命名者にし、何かしらの報酬を与えた。これは犯罪ではないか?
などのコメントが寄せられています。
不倫スキャンダルに関しては、あくまでも個人レベルの問題ということから、スルーという対応でも許されたかもしれませんが、今回暴露された件に関しては、国、県、市などから合計2億7000万円もの補助金が投入されている建設物の名称決定に関することであるため、スルー対応は絶対に許されないでしょうね。
『週刊現代』は音声記録や応募用紙を証拠として所持していることから、今回こそはしっかりと事実を明らかにして、それ相応の責任を取る必要があるのではないかと思います。
また、桂文枝さんが司会を務めているトークバラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』を制作する大阪・ABC朝日放送は、不倫スキャンダルを不問とし、番組の司会者を継続させると発表しましたが、今回の件がもし事実だった場合には文枝さんの番組降板や、『上方落語協会』の会長辞任なども検討していくことが求められそうです。
これまでの不倫スキャンダルは何とかかわしてきた桂文枝さんですが、今回のヤラセ疑惑に対してはどのような説明を行い、対応するのか注目したいところです。
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