吉本興業所属の落語家・タレントの6代目・桂文枝さん(前名=桂三枝 本名=河村静也 74歳)が26日、2003年から務めてきた公益社団法人『上方落語協会』の会長(任期:2年)を今期限りで退任する意向を表明しました。
桂文枝さんは26日に大阪市内で開催の総会に出席し、総会終了後に各メディアの取材に応じており、『上方落語協会』の会長を退任することについて、「やりきった。晴れやかな気持ちです。前回(2016年3月)に、今回で最後と言って、やはり体力的にもしんどいものがありますから、次の体制をサポートするにしても、元気なうちに退きたいというのがありますから。迷いはなかった」「年齢的にも色々大変だし、他にもやりたいことがある。お約束通り会長を辞させていただます」
と明かしています。
<↓の画像が、メディアの取材に会長を退任する意向を示した桂文枝さんの写真>
桂文枝さんは前回の会長選で再選が決定後に次期で勇退すると話していたのですが、悲願としていた神戸の演芸場『喜楽館』の開館が今年7月にずれ込んだことや、自分の体力的な部分に自信が持てるようになったことで9期目にも意欲を見せていました。
しかし、昨年12月には2016年に続いて2度目の不倫スキャンダルを週刊誌にスクープされたほか、今年1月には『喜楽館』の名称決定にヤラセ疑惑が浮上し物議を醸していました。
『日刊スポーツ』によると、これらのトラブルで心労が重なったため、今期をもって勇退する意向を優先し、周囲からの続投を望む声に心が揺らぎながらも、今期をもって会長を勇退するとのことです。
『毎日新聞』によれば、完全非公開で行われた総会で桂文枝さんは協会員たちの前で、「今回のことでみなさんにご心配、ご迷惑をおかけした」と、一連のスキャンダルに対するものとみられる謝罪の言葉を述べ、「新会長のもとで一丸となって頑張っていただきたい。新体制に何か頼まれることがあれば協力させていただきたい」と話していたそうです。
なお、後任は4月26日に実施される協会員たちによる投票で決定し、5月下旬の理事会を経て新体制が始動します。
『上方落語協会』は1957年4月に結成し、現会長の桂文枝さんで6代目となるのですが、歴代の会長の中では文枝さんが最も長い期間会長の座に就いており、それほどの信頼や力を持っていたのだろうと思うのですが、勇退という選択をしたことに対してネット上では、
- そもそも一時期、結構長いことTVタレントとしての活動にウェート置いてた人に、こんなに長期間にわたって会長任せてたことが納得いかない。噺家さんたちのプライドはどうなのか?
- 最近は愛人問題で評判もダダ下がり。愛人さんいっらしゃいに番組名も変更したら良いのに。
- 実力もないのに、会長なんぞやることはなかった。晩節を汚しただけでしたね。桂一門の恥。
- 『年齢的にも大変なので・・・』って変態不倫する元気はあるのにね?本来ならば変態不倫騒動の時点で辞任やろ!
- 人を笑わすのが商売なのに、人から笑われてどないすんねん
- 当たり前やろ。どこまで面の皮が厚い御仁や。とっくに辞めてもおかしくない。
- 文枝の名を汚したな。三枝のままなら許されるわけじゃないけどさ。こぶ平(林家正蔵)もそうだけど、あんまり分不相応な名跡を背負うもんじゃないよ。
などのコメントが寄せられています。
会長を退任する理由について桂文枝さん年齢的なことを挙げているのですが、これがもしも事実だったとしても、昨年スクープされた2度目の不倫スキャンダルや、今年1月に報じられた『喜楽館』の名称をめぐるヤラセ疑惑などがあったため、自身のスキャンダルの責任を取った形なのではないかと指摘されるのは当然でしょうし、もっと早くに決断するべきだったと言われても仕方がないかなと思います。
2016年2月に1度目の不倫スキャンダルをスクープされた際に、決定的な写真が次から次へと出てきている中でも下手な言い訳をしてのらりくらりしていましたが、あの時点で世間からの声を受けて会長選は辞退するべきだったのではないかと思いますし、もう少し誠意ある対応を見せた方が自身のためだったのではないかとも感じます。
色々と今更感が漂う今回の会長退任発表ですが、次期7代目会長には誰が選ばれるのか引き続き注目していきたいですね。