週刊誌『週刊文春』に不倫スキャンダルをスクープされた女優・斉藤由貴さん(50)が11日、所属事務所『東宝芸能』を通じてコメントを発表し、開業医A氏とW不倫していたことを認めました。
斉藤由貴さんは、「お相手の男性に、女優としても、女性としても、頼りすぎてしまいました。でも、もう、終わりにしました。」と綴り、釈明会見で不倫を否定していたことについては、「本当のことをお話しできず、誠に申し訳ありませんでした。子供達が目にすることを考えると、あの公の場で何もかもお伝えすることは、私にはどうしても出来ませんでした。」と謝罪しています。
そして、今回発表したコメントの最後では「週刊誌に掲載されている写真などについては、事務所から警察に相談しております。」とし、9月5日発売の『フラッシュ』に掲載されたA氏とのキス写真流出に困惑し、警察に相談していることを明らかにしています。
また、「今回、また今後出されるかもしれない画像などへの言及は避けるよう指示されていますこと、ご理解下さい。」とも綴っており、『フラッシュ』に掲載された写真以外のもの存在することを匂わす記述をしているのですが、12日発売の『フラッシュ』は「斉藤由貴と不倫医師『もっと破廉恥』な写真」として、A氏が女性用下着を頭にかぶっているとみられる写真を掲載しているようです。
5日発売の『フラッシュ』の記事では、「複数枚の写真を入手した」と記されており、誌面には2人がキスをしている自撮り写真3枚、テーブルの上に誕生日ケーキが置かれている写真1枚が掲載されていました。
しかし、このキス写真をどこから入手し、それが何枚あるのかは明らかにされておらず、写真について書かれている情報はオリジナルの画像がカラーということのみでした。
<↓の画像が、『フラッシュ』に掲載された写真>
この写真の流出元については、2人にかなり近い人物であることは間違いないとみられ、関係を切られたA氏が提供したのではないか、不倫の直接的な被害者である斉藤由貴さんの夫、A氏の妻ら家族が流しのではないかといった憶測などが飛び交っているものの、現時点ではどこから流出したのかは特定されていません。
斉藤由貴さんはその流出元を探すことや、これ以上プライベートな写真を流出するのを阻止するため、今回警察に相談していることを明かしたとみられますが、今回のような件で警察が動くのかどうかは不明です。
ちなみに、過去にも芸能人が週刊誌に掲載された写真をめぐり、裁判沙汰になったケースはあります。
最近では、『女性セブン』が歌手・中森明菜さんの自宅付近のアパートの廊下から、自宅療養中の中森さんの姿を隠し撮りしたもの掲載し、中森さん側は盗撮されたことで精神的損害を受けたとして、発行元の小学館と写真を撮影した男性フリーカメラマンに対し、2200万円の損害賠償を求めて提訴しました。
この訴訟で裁判長は、「撮影は違法で、苦痛は甚大。芸能活動の再開に影響を与えた可能性も考えられる」「小学館は掲載が違法と知りながら、会社ぐるみで不法行為をしたと認められ、コンプライアンス上の問題は大きい」として、中森明菜さん側の訴えを認め、両者に対して計550万円の支払いを命じる判決を下しています。
なお、写真を撮影されたカメラマンは軽犯罪法違反(のぞき見)で略式命令を受けています。
そして、今回の斉藤由貴さんのキス写真についてなのですが、もし第3者が無断で携帯電話やパソコンなどに不正アクセスし、パスワードロックを解除するなどして入手していた場合には、不正アクセス禁止法に違反する可能性があります。
また、『フラッシュ』側が写真提供者に不正アクセスを指示していた場合も、不正アクセス禁止法違反が成立する可能性があるようです。
その一方で、パスワードなどを解除して閲覧、入手したわけではなく、ロックされていない状態のスマホなどから偶然発見して写真を撮影したような場合は不正アクセス行為にあたらず、また写真提供者に不正アクセスを指示していない場合にも、罪には問われないとみられています。
さらに、キス写真を掲載されたことによってプライバシーを侵害された、名誉を毀損されたとして訴えることも可能ではあるのですが、斉藤由貴さん側は現時点で警察に相談をするのみで、提訴するといった動きは見せていないことから、引き続き今後の展開に注目したいところです。