タレント・女優の平愛梨さん(38)の弟で、『都民ファーストの会』の平慶翔・都議会議員(たいら・けいしょう 35歳)が週刊誌『週刊新潮』によって、20代男性・山田聡さん(仮名)との過去の不倫関係やDV疑惑、妻との離婚などを報じられ、出版元の『新潮社』と担当記者を相手取り民事訴訟を起こしたことを発表し、ネット上で物議を醸しています。
週刊新潮は20日発売号で、【義兄「長友佑都」マネーでタワマン生活 「都民ファ都議」が“禁断の不倫アモーレ”元カレが告発「僕は平慶翔に弄ばれた」】と題して、平慶翔議員と同棲交際していたという山田聡さんの告発をもとに、様々なトラブルや問題言動を報じました。
<↓の画像は、平慶翔議員と不倫疑惑相手・山田聡さん(仮名)の2ショット写真>
この報道を受けて平慶翔議員は20日に自身のツイッターを更新し、「一部週刊誌の報道により、日頃からお世話になっている関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。」
と関係者に対して謝罪の言葉を綴った上で、新潮社と記者を民事提訴したことを報告しています。
訴訟を起こした理由について、「事実でない部分が多々あり、個人的な家庭内の問題や交際関係という高度にプライベートな領域に関するものでありますから、プライバシー侵害として新潮社及び本件記事の担当記者2名を訴えました。」
と説明し、今後法廷の場で両者の責任を追及していくと宣言しています。
これに対してネット上では、
- 恥の上塗りということにならないように頑張ってください。元妻と子供、有名な兄弟まで恥をかきます。
- プライバシーを侵害された。ならば報道されたことは争わないのか。事実と違うなら、そちらを主体に争うべきだと思う。
- 性的マイノリティーどうのでなくて不倫とかDVはまずいよね。仮にそれが事実ではないなら争えばいいけど、争って勝ったとしてもメリットないかも
- 訴えるのは「名誉毀損」や「虚偽報道による慰謝料や損害賠償の請求」ではなく「プライバシーの侵害」
一応認定する事実はある程度存在するということかな。内容の事実関係には関係ない訴えだからね。支持者への信頼回復につながるのか、甚だ疑問 - 確かにプライバシーの侵害の部分もありますが、偽名を使って会計をさせていたのは法に触れています。
都知事も言及する必要があります。調べてすぐにわかることははっきり公表するべきです。 - 何が事実で、多々あるという事実でないことはなんなのか、はっきり言うべき。否定の仕方が中途半端。多々ってなに?
LGBTについては現代では問題とはならないが、議員という公人が不倫、DVというのは大問題だろう。きちんと説明する義務がある。 - こうやって、どこからどこまでが事実なのかを曖昧に説明するのは、事実である部分も出来れば誤魔化したいという意思があるからだろう。
裁判では勝てそうな事実関係だけを争って、裁判に勝ったらまるで全て事実では無かったかのように振る舞う、ところまで予想出来てしまう。誠意のない説明が出来ない辺り、その程度の人なのだろう。
などの声が上がっており、訴訟を巡っても物議を醸しています。
また、『フライデー』のWeb版『フライデーデジタル』の記事では全国紙記者が、平慶翔議員がプライバシー権の侵害で民事提訴したことについて、「公人の名誉毀損訴訟であれば、それが事実だと証明できれば出版社は敗訴しないでしょう。プライバシーの侵害でも、公共性があるかどうか、有権者の知る権利に内容が該当するかが焦点となるでしょう。記事には暴力、金の問題なども書かれており、事実であれば罪になる可能性があるものまで書かれている。」
としています。
続けて、「元恋人本人が情報提供しており、LINEなどのスクショも掲載されていた。裁判で争うとしてそれらを細かく争うのであれば平都議にとって“ドロ沼”化するのではないでしょうか。裁判記録にもしっかりと残りますし傍聴内容は報道される可能性も高いですから」
と語り、この裁判は泥沼の騒動に発展するのではないかとしています。
名誉毀損やプライバシー権侵害は、情報公開に公益性が認められた場合は成立せず、公人である政治家はプライベートに関する公開されていない事実や、公開されたくない内容だったとしても、政治家の資質に関わる問題などの場合、プライバシー権保護よりも国民の知る権利が優先される可能性があります。
週刊新潮は、山田聡さん等の証言やLINEトーク等の証拠をもとに、平慶翔議員の不倫・DV疑惑などを報じ、高校の同級生だった妻と2度離婚した原因についても、1度目の離婚はDVとし、離婚成立前には実家に押しかけて裁判所から接近禁止命令を受けていたといい、2度目の離婚理由は複数の男性との不倫が発覚したためとしています。
この他にも、2021年の東京都議会議員選挙の出馬が決まった際に、山田聡さんに偽名を名乗らせて秘書としていたことや、告示の1ヶ月前から選挙区内のホテルで暮らしながら、選挙事務所を居住地として区役所に転入届を提出し、役所から住めるところではないと指摘されると、大家の許可をもらって役所と交渉、転入届を受け付けてもらい、実際にはホテルで暮らしているにも関わらず、支援者に「事務所で寝泊まりしています」などとウソをついていたとしています。
また、政治資金収支報告書に「会計責任者」として山田聡さんの偽名が記載されていることや、ホームページに記載されている事務所の住所はダミーで、実質的な事務所は山田さんが暮らしていた低層マンションの一室にあるとしています。
しかし、平慶翔議員は山田聡さん等の証言は事実ではないとし、不倫やDVなどをキッパリと否定しているのですが、週刊新潮は平議員が様々なウソをついていると指摘し、「政治家としての資質に疑問を禁じ得ない」としています。
平慶翔議員は東京都議選において、平愛梨さんや妹の平祐奈さん、さらに義兄でサッカー日本代表・長友佑都選手の支援も受けながら当選を果たしており、週刊新潮に報じられた数々の疑惑、それに対する訴訟によって身内にも様々な影響が及ぶことが予想されますが、プライバシー侵害を巡る裁判で今後どういった展開を迎えるのか、引き続き動向を見守っていきたいですね。