俳優・歌手の川崎麻世さん(かわさき・まよ 56歳)とタレントの妻・カイヤさん(別名=カイヤ・ハイガー・川崎、川崎介椰 57歳)の離婚裁判が3日に東京家庭裁判所で開かれ、ついに判決が出ました。
家裁は判決で、カイヤさん側の慰謝料2000万円の支払い請求を棄却し、裁判費用はカイヤさん側の負担という形で、双方が求めていた離婚が認められました。
この離婚裁判は、川崎麻世さんがカイヤさんとの離婚を求めて2017年に提訴し、その後カイヤさん側も麻世さんとの離婚に加えて、慰謝料として2000万円の損害賠償を求めて2019年夏に反訴しました。
お互いに離婚を求めていたこの離婚裁判は、離婚の原因がどちらにあるのかが争点となっていました。
判決要旨によると離婚原因は、2004年6月ごろにカイヤさんが自宅の鍵を交換し、これがきっかけで川崎麻世さんはホテルでの生活を余儀なくされ別居生活が始まり、2007年12月ごろから麻世さんは自宅とは別のマンションで生活し、2015年8月ごろには「婚姻関係が破綻していたと認めるのが相当である」としています。
また、カイヤさん側は川崎麻世さんによる一方的なDVを主張していましたが、「認められないか、仮に存在したとしても、被告(カイヤさん)による暴行も同程度あったとうかがわれ、原告(麻世さん)のみに婚姻破綻に関わる有責性があるとまでは言えない」「経済的なDV、精神的DV及び、育児放棄も認められない」としています。
さらに、カイヤさん側が主張していた川崎麻世さんの不倫についてですが、2016年2月ごろから始まったとされる交際は、すでに婚姻関係が破綻した後のことで、その他にも週刊誌などに報じられた女性スキャンダルは、「記事があるだけで認めるに足る証拠は存在しない」としています。
それによってカイヤさん側が請求していた慰謝料2000万円を麻世さんが支払う理由は無く、請求は棄却となっています。
昨年10月に行われた口頭弁論で川崎麻世さんは、「気にくわないことがあると手が出たり罵倒(ばとう)された」「(ケンカ後に)カイヤが運転する車のボンネットに飛び乗って、サイドミラーに掴まっていたが、(運転するカイヤさんに)加速されて振り落とされた」「やはり暴力。日々おびえて、いつか殺されると思ったこともあります」
などと語り、麻世さんからカイヤさんに暴力を振るったことは「1度も無い」と主張していました。
一方のカイヤさんは、1990年に結婚した当初から川崎麻世さんによる暴力があったとし、「(泥酔状態の麻世さんが運転する車を)止めようとしたら怒ってハンドルをきって私をはねました」
などと過去のDVを涙ながらに主張しており、双方の主張には大きな食い違いがあり、真っ向から対立していました。
こうして2人の離婚裁判は泥沼化していたのですが、3日に開かれた離婚裁判の判決は30秒ほどで終了したそうで、お互いに裁判所には姿を見せず、裁判長は「原告(川崎麻世さん)と被告(カイヤさん)は離婚とする」「被告の反訴を棄却する」「裁判費用は本訴、反訴を含めて被告が負担する」との判決を言い渡しました。
こうした離婚裁判の判決を受けてネット上では、
- 川崎さんの主張が通り良かった。カイヤさんは離婚したくないといいつつ、川崎さんの悪口や不利になるような事をメディアに出て訴えていて、形相は魔女のようでした。
お互いに自由になったので残りの人生を謳歌してください。 - カイヤさん激しい女性なんだろうけど、度重なる浮気で情緒不安定になってのことだろうからちょっと同情する。
日本で結婚して、日本に住もうと思うまで惚れた相手だったと思うと余計に。
でも長く引きずってこうなるなら、さっさと見切りつけたら良かった - どっちも金稼ぐ為に仮面夫婦し続け裏では自由にしてたんでしょ?でも麻世が離婚を切り出したところからそのバランスが崩れて今に至る。
いい加減麻世も普通の幸せが欲しかったのさ。カイヤももう自由だよ麻世に縛られず次に進みなよ。
お互い金に執着せず何十年も前に別れてれば良かったのに。その方が子供も幸せだったと思う。 - この夫婦は、なんのために結婚したんだろうね。スタートからゴタゴタだったし。
別居してたし早めに違う道歩んでた方がよっぽど幸せにお互いなったんじゃないのかな
などのコメントが寄せられています。
カイヤさんが訴えた主張がことごとく否定され、裁判費用も全てカイヤさんが負担となり、川崎麻世さんの完全勝利となった形ですが、カイヤさんは3日に更新したブログで、「私が夫川崎麻世から凄まじいDVを受けていたのは事実です。」と主張し、「私は最終的に暴力から自由になりもはや恐怖の中で生きなくてもよくなるでしょう。私は今後DVに苦しむ被害者が前に進めるよう助けていきたいと思います。」
と綴っています。
また、カイヤさんの所属事務所は判決後にスポーツ紙の取材に対して、「カイヤのコメントは、本日夕方にYouTubeで配信される予定」
としています。
一方で川崎麻世さん側の代理人・大西清弁護士は、「こちら側の主張が全面的に認められた。コメントは記者クラブを通してか、本人がブログで発表すると思う」
とコメントしています。
川崎麻世さんはカイヤさんと結婚から2年後に、女優・斉藤由貴さんとの不倫スキャンダルがスクープされ、その後も1998年に舞台女優との不倫疑惑、2012年には女優・タレントの濱松恵さんとの不倫、2014年には元銀座ホステスとの不倫や妊娠を週刊誌に報じられています。
さらに、2015~2016年ごろからタレントと交際していることも報じられており、川崎麻世さんの女癖が昔から悪かったのは事実で、それらが原因でカイヤさんとの関係が悪化していった部分はあったのではないかと思います。
一方で、カイヤさんも2004年にトルコ人男性との不倫疑惑が浮上、2012年以降も何度か不倫疑惑を報じられており、2014年にはカイヤさん本人が「9人の交際相手がいる」と告白したこともありました。
そのため、2人はどっちもどっちという感じで、このような判決結果になったのも納得ではありますね。
2人の離婚裁判は3人の子供も巻き込んだ大騒動に発展し、それぞれのイメージはかなり悪化してしまいましたが、裁判が終わり、離婚が成立したことから気持ちを切り替えて、それぞれ前に進んでいってほしいです。