今年1月に美人看護師との不倫スキャンダルをスクープされ、音楽活動からの引退を表明したミュージシャン・音楽プロデューサーの小室哲哉さん(こむろ・てつや 59歳)が、会見でも明かしていた突発性難聴の悪化を理由に入院していたことなどが明らかになりました。
これは週刊誌『女性自身』の直撃取材に応じた小室哲哉さん本人が明らかにしたもので、5月中旬に病院から姿を現した小室さんは取材に対して、「もう僕は引退した身ですから。記者会見の前から残っていた作曲のお仕事も、すべて終わりました。これから発表される楽曲はまだありますが、やり残した仕事、作らないといけない楽曲といったものは、もうゼロになりました。だから僕はもう“私人”。僕が入院していたことが変なふうに伝わるといけないので、今回だけは少しお答えしますが、今後はいっさいありません。これが本当に最後です……」
と断った上で、いくつかの質問に答えています。
<↓の画像は、『女性自身』が撮影した小室哲哉さんの写真>
5月上旬ごろから入院していたという小室哲哉さんは、今回の入院理由について、「突発性難聴の治療です。片方の耳の聴力が聴音検査でほとんど聞き取れないくらいに悪化して。(記者会見の前より)状態は悪くなっています。音に触れないほうがいいということで急遽、入院命令が出て、2週間ほど療養していました。ちょっと情けないんですけれど」
と答え、幸いにも今回の入院で新たな病気などは特に見つかっておらず、耳の治療のために入院していたそうです。
また、不倫スキャンダルから突然引退表明したことについて質問すると、「自分もいい大人ですし、(週刊文春の記事を)“ごめんね”で済ませるわけにはいかないという思いが圧倒的に強かったので、あの機会にお話させていただいたんですけれども……。」と説明し、今後引退を撤回する可能性は無いのかという問いに対しては、「まったくありません。」とキッパリと否定しています。
引退撤回しない理由については、「僕は学歴もなく、よくも悪くも自己流で音楽をやってきたんです。クラシック音楽のような作曲とかはできなくて、音楽のどこをどう切っても“小室哲哉”で。自分では最新鋭のことをやったつもりなのに、曲への評論として“小室っぽいね”と言われるのが、僕の中では一番きつい。ある種、褒めていただいてはいるんですが、僕にとっては苦痛でした。」
と語り、不倫スキャンダルに関係なく以前から引退を考えていたことを明かしています。
そして、昨年から身近な人たちには音楽活動からの引退などを考えていることを明かし、それまで色々と話し合っていたそうで、不倫スキャンダルによって予定よりも1年前倒しになってしまったものの、自分の中では音楽活動に終止符を打とうという考えはあったとのことです。
このようにハッキリと音楽活動からの引退を改めて語った小室哲哉さんは、最愛の妻で『globe』のボーカル・KEIKOさん(本名=小室桂子 45歳)について、引退を表明した会見後に電話で何度か話をしたことを明かし、KEIKOさんは2011年にクモ膜下出血を発症したことにより、記憶障害など高次機能障害と呼ばれる後遺症が残っているため、話した内容は簡単なコミュニケーション程度だったといいます。
<↓の画像は、小室哲哉さんとKEIKOさんのツーショット写真>
KEIKOさんは不倫スキャンダル後に、大分の実家に戻り生活を送っていたのですが、小室哲哉さんも突発性難聴などの発症によって体調が芳しくない中で、これからKEIKOさんをどう支えていくのかについては、「どういうふうに2人でやっていけるものなのか。そして、どういう道があるのか。まだまだちゃんと決められてないんです。彼女のケアを含めて、今後どうしていくか……見守ってください」
と答えています。
引退表明から4ヶ月が経ち、小室哲哉さんは改めて音楽活動からの引退、KEIKOさんとの今後について語ったのですが、この記事に対してネット上では、
- もうそっとしてあげてほしい。時間がかかるかもしれないけど ゆっくり治して
- 色々あったけど、やはり小室ミュージックは一時代を築いたと思う。引退は寂しいが、とにかく心穏やかにこの先暮らして頂きたいなと思う
- 宇都宮、木根、小室。TKとか作曲家小室とかじゃなくて、TM NETWORKのキーボディストとしてステージに立つ姿が見たかった。文春砲がなければツアーのスケジュールも発表されていた可能性もあっただけに勿体ない…。
- もう私人かもしれないけど…。6月のアルバムも篠原涼子主演の映画も楽しみにしてる。何か奇跡が起きて耳が治ればいい。
- 小室っぽいねって言われるのが苦痛。。。その小室っぽい音楽が時代を突き抜けた時がありました。自信を持って下さい。あの時は音楽のノリだけでしたが私も中年になり今小室の歌詞を詠むとグッとくるものがあります。
- 大分お疲れだし引退は賢明かもね。まあ、将来、またやる気が出てきたら、復帰すればいいやん。
- 売れるものを要求される商業作家ではなく、やりたい事だけをやる一作家になってしまえばいい。そして、納得いく作品や見てもらいたい作品ができたら発表してくれればいいと思う。
などのコメントが寄せられています。
夕刊紙『日刊ゲンダイ』も小室哲哉さんに関する記事を報じており、あの報道後に不倫相手の美人看護師とも距離を起き、現在はひっそりと生活を送っているといいます。
1980年~2000年代にかけて小室哲哉さんは数多くの楽曲を生み出し、詐欺事件への関与などで一時は危機的状況に陥ったものの、そこから何とか復帰して音楽プロデューサー・ミュージシャンとして活躍し、世界中にファンがいるような日本を代表するようなアーティストだけに、60歳を前に現役を引退してしまうというのは残念です。
ちなみに、小室哲哉さんがこれまでにプロデュースした作品数は1500にも及び、累計の売り上げ枚数は1億7000万枚超えという驚異的な数字を記録しています。
『週刊文春』の報道によって小室哲哉さんは引退を決意したとして、ネット上では『週刊文春』に対して多くの批判が寄せられる事態となっていましたが、小室さん自身も以前から音楽制作に対する限界のようなものを感じていたそうで、引退表明会見などで様々な苦悩を赤裸々に告白していました。
<↓の画像は、昨年10月のインスタグラムへの投稿写真>
本人からこうした話を聞いてしまうと今後も活動を続けて欲しいとは言いにくい部分もありますが、これまで音楽のことばかり考えた生活を送ってきた方なので、自然と楽曲のアイデアなどが浮かんでくるのではないかなと思いますし、もしまた音楽をやりたいなと思った際には自身のペースで新曲発表などをしてほしいなと思いますね。