『都民ファーストの会』を母体とする政治団体『ファーストの会』の副代表に就任した乙武洋匡さん(おとたけ・ひろただ 47歳)が、衆議院東京15区補欠選挙(16日告示・28日投開票)に無所属で出馬することを表明し、会見では自ら過去の不倫スキャンダルに言及する場面があり、「5股と書かれたが、5人同時ではないと」と報道内容の一部を改めて訂正し、これを巡ってネット上で物議を醸しています。
乙武洋匡さんは2016年3月に週刊誌『週刊新潮』によって、ダミー役の男性を同行させて当時20代後半の女性と海外旅行していたことを報じられ、同誌の取材に対して乙武さんは、「肉体関係もあります。不倫と認識していただいて構いません」「彼女とは3、4年前からのお付き合いになります」と不倫を認めました。
さらに、「これまでの結婚生活で5人の女性と不倫した」と告白し、報道後すぐに公式サイトで夫婦揃って謝罪コメントを発表しましたが炎上が続き、自民党から擁立を受けて同年夏の参議院議員選挙に出馬を検討していたものの、不倫スキャンダルが原因で断念しました。
また、不倫報道からほどなくして妻、子供との別居生活が始まり、2016年9月に離婚が成立しました。
それから6年後の2022年に、参議院議員選挙の東京選挙区から無所属で初出馬し、32万票以上獲得しましたが落選となりました。
そして、2年ぶりに選挙へ出馬予定の乙武洋匡さんは会見を行い、「8年前の私生活における出来事は恥じ入ること。深く反省している。深くお詫びしたい」「過去は変えられない」
と、自ら過去の不倫スキャンダルに言及しました。
また、「最近メディアで『5股』と書かれているところも多いですけど、罪が軽減されるわけではないんですが『5股』ではないんです。15年の結婚生活の中で5人ということなので…」
と、元妻以外の女性5人と同時に浮気していたわけではないと必死に釈明しました。
他にも、ファーストの会や自民党、国民民主党は乙武洋匡さんを支援する方針を示している一方、過去の不倫スキャンダルから公明党が応援に難色を示している状況にあり、「スキャンダルに厳しい党であるということも知られている。8年前の私の生活というものがやはり懸念材料になってくるのは承知していた」「反省しなければならないが、再チャレンジというものが許されない、2度と表舞台に出てくるなという社会は私の問題だけでなく、再起というものを許さない社会になってくる。逆にどうしたら償うことができるのか、お許しいただくことができるのか私が聞きたいくらい」
とも語っていました。
自ら過去の不倫スキャンダルに触れて一部報道内容を訂正し、再チャレンジが許されない社会に疑問を呈した乙武洋匡さんに対してネット上では、
- 5股も5人も変わらんて 不倫だし
- すごいメンタルしてるな
- 絵に描いたような開き直り
- 5回の不倫を堂々と言う感覚がわからない。何か不祥事を起こしても自分のいいように解釈するんだろうな、きっと。
- こういうところが彼の信頼できない所以なんだけどな。配偶者を5回裏切ったという事実は重要だし信用できない。
- 女好きが政治家を目指すこと自体は否定しないし、彼の能力も高いのかもしれないとは言え、“弱者”を武器にする胡散臭さが拭えない。
- モラハラもあったんだよね? なんでそんな人が出馬できるの?
- 何マタか知らんが気持ち悪い。常識ないのでは? こんな人が議員何か出来るの? またやらかすんじゃ? 信用ないよ。
などの声が上がっています。
乙武洋匡さんの過去の不倫スキャンダルを“5股”と報じているメディアも多く存在し、それが事実と異なると否定するのはいいですが、元妻以外の5人の女性と不倫していたことに変わりなく、そして最後に不倫していた女性とは4年にもわたり不倫し、家族を深く傷つけて離婚に至っているという事実から、この人は信用できないとの声が上がるのは当然だと思います。
また、会見では言及していませんでしたが、乙武洋匡さんは元妻との離婚原因を巡ってはモラハラ疑惑も週刊誌に報じられていて、乙武さんは離婚後に出演の番組で離婚理由について、「妻は前から私がやらかしてしまったことは知っており、家庭内ではそういうものだと暗黙のうちにまわっていた。しかし騒ぎが広がっていくうちに『乙武の妻はこうなるんだ』というのが本人の中に広がっていったのかもしれない。気づいてしまったというか。それで耐えられなくなったと思う。」「子供に影響が出てしまうのが耐えられなかった。彼らのことを思うと私が離れるしかない」
などと説明していました。
しかし、『週刊新潮』が離婚の背景を知る関係者に取材したところ、本当の離婚理由は乙武洋匡さんのモラハラだとし、これに関して真偽のほどは定かではないものの、乙武さんが元妻に対して「俺の面倒を見ないと、障害者虐待防止法で訴えるぞ」という発言をしたこともあったと証言していました。
さらに、そんな乙武洋匡さんのことを子供たちも嫌い、乙武さんとの面会を拒否しているとも報じられていました。
こうした報道が少し前まで飛び交っていただけに、乙武洋匡さんは政治家に相応しくないといった声が現在も多く上がっており、会見での発言を巡って再び炎上状態になっていますが、2度目の選挙ではどれほどの票を獲得し、当選となるのかどうか注目したいです。