フェンシング・エペの日本代表チームが、6月下旬に行った沖縄合宿を巡る問題を30日発売の週刊誌『週刊文春』が報じ、ネット上で物議を醸しています。
週刊文春によると、フェンシング・エペの日本代表チームは6月18~25日にかけて、沖縄恩納村と那覇市で合宿を行い、この沖縄合宿は『日本オリンピック委員会(JOC)』の助成金から費用の補助を受けることが決定していたものの、当初の予定と異なるレジャー中心の合宿だったことが判明したとのことです。
沖縄合宿の参加メンバーは、東京五輪で日本フェンシング史上初の金メダルを獲得した男子エペ団体の山田優選手(やまだ・まさる 28歳)、見延和靖選手(みのべ・かずやす 34歳)、加納虹輝選手(かのう・こうき 24歳)らを含む選手、その他にコーチやその家族など合計30人が参加し、女子フルーレのトレーニングコーチを務める元日本代表の西岡詩穂選手(33)の姿もあったといいます。
週刊文春が入手した内部資料によれば、この沖縄合宿の参加費用は1人当たり約15万円で、7月開催の世界選手権出場メンバー4人は「費用の66.7%が助成金から補助されることが決まっていた」とのことです。
合宿にはJOC次世代アスリート育成強化事業の対象者となる7人も参加し、助成金から費用の補助を受けることが決まっていたといい、11人分の助成金は合計約110万円となっていたそうです。
この合宿の当初のスケジュールでは、21日午後のみが休みで、5日間は9時~18時までトレーニング等を行う予定となっていたものの、「実際には午前中にホテルでヨガ、体育館でバレーボールやバドミントンなどをした後、午後からは連日ビーチに繰り出し、バナナボートやシュノーケリングなどのマリンアクティビティーや街の観光など、レジャーが中心の内容となっていた。」
としています。
週刊文春はさらに、既婚者である山田優選手が西岡詩穂選手と密着している現場もキャッチしており、ホテルのプールサイドで山田選手が水着姿の西岡選手にサンオイルを塗ってもらったり、お互いの部屋を行き来していたとしています。
<↓の画像は、西岡詩穂選手と山田優選手の写真>
フェンシング関係者は2人の関係について、「山田選手は既婚者ですが、西岡コーチと以前、交際しており、今も親しい関係にあると噂されていた。今回の合宿はエペの選手だけなのに、フルーレの西岡コーチが参加すると聞き、波紋を呼んでいました」
と証言しています。
また、「フェンシング協会は常々『予算がない』と主張し、選手個人や所属企業が負担する合宿・遠征の費用は増加している。そんな中、助成金がまるで観光旅行のような合宿に使われているのは残念です」
とも語っています。
そして、週刊文春はタレント・武井壮さんが代表理事会長を務める『日本フェンシング協会(FJE)』に対して、山田優選手と西岡詩穂選手の行動について問い合わせたところ、「両名並びに他選手へのヒアリングを通じ、フェンシング日本代表選手の行動規範に違反する行動は行われていない」
と回答したとのことです。
当初の予定と大きく異る合宿内容になっていたことについては、「ご指摘の『行程表』は合宿計画初期段階のものであり、その後の準備過程でスケジュールの変更が発生した」
と説明したといいます。
沖縄合宿への助成金の使用に関しては、「当初、助成の申請を前提に企画されたが、大きく内容が変わっていることから、改めて申請の是非を判断する」
と回答したそうです。
この報道を受けてネット上では、
- 文春もよく見つけるなぁ
- 武井が会長やしな〜
- そもそも合宿先を沖縄にする必要はないでしょ
- 昨日の深夜に、武井がもう守りきれんってツイートしてたのはこの報道のことだったのか
- こういう事がしたかったら税金ではなく、自分たちのお金で行けばよかっただけなのに
- 合宿中の多少の息抜きは必要だと思うが、これ見て合宿とは思わないでしょう。観光旅行と何ら変わらない
- フェンシングが日本国内で良い意味で注目されてきたのに、税金使ってくだらんことして水を差した。反省しろ
- マイナー競技がこんな事したら、完全に助成金なんてアウトだよな。金メダルを獲って調子に乗り過ぎてしまったか。
さぁ、武井の謝罪コメントがどんな内容か楽しみだ。
などの声が上がっています。
週刊文春によれば、沖縄はフェンシングの環境が整っていないことから、フェンシングの日本代表チームが合宿地として沖縄を選んだこと自体に、関係者からは疑問の声が上がっていたそうです。
そして、その沖縄合宿はレジャー中心で、トレーニングをほとんどしていなかったことが週刊文春の取材で判明したわけですが、これが明るみにならなければ予定通り助成金の申請を行っていたのではないでしょうかね…。
週刊文春はこうした問題を報じると共に、既婚の山田優選手と西岡詩穂選手の親密関係も伝え、2人は不倫関係にあるのかどうかは不明ながら、同誌は6月上旬に、フェンシング・サーブル日本代表の髙嶋理紗選手(23)と、同競技の元日本代表・宮山亮さん(33)の不倫スキャンダルをスクープし、2人は遠征先のホテルでも密会していたとしていました。
この行為が問題視され、宮山亮さんは今年4月に現役引退を決断したものの、それ以降も髙嶋理紗選手との不倫交際を継続していたそうです。
この件について日本フェンシング協会は、「調査を行った結果、日本代表選手の行動規範に反する不適切な行動があったことが確認されました。当該選手については暫定的に日本代表としての活動を停止し、今後、教育プログラムを含めた処分を検討してまいります」
と回答していました。
一方で山田優選手と西岡詩穂選手に関しては、「行動規範に違反する行動は行われていない」と回答しているので、2人は不倫関係ではないということなのでしょうが、サンオイルを塗ったり、お互いの部屋を行き来するなどしていたとのことで、関係を怪しまれても仕方がないでしょうね。
ちなみに、山田優選手は2018年3月に元フェンシング・エペ選手の大橋里衣さん(31)と結婚し、2020年2月に第1子となる長男・瑛斗くん(2)が誕生しており、昨年スポーツ紙の取材に里衣さんは、「家にいる時は子供の面倒も見てくれます。家事もわりとしてくれて助かりますね」と語っていました。
<↓の画像は、山田優選手と妻・里衣さん、長男・瑛斗くんの写真>
昨年の東京五輪で日本フェンシング初の金メダルを獲得し、マイナー競技のフェンシングに注目が集まる中、日本代表チームの合宿を巡る問題が報じられてしまったのは非常に残念です。
昨年6月に日本フェンシング協会の会長に就任した武井壮さんは、現時点で週刊文春の報道に対してコメントを出していませんが、今後どのような対応をするのか注目したいところです。