大阪・難波を拠点に活動しているYouTuberグループ『おこさまらんち』(チャンネル登録者数:4340人)が、不適切な動画を制作し公開していたことで炎上しており、その後の謝罪動画などに対しても多くの批判が寄せられています。
<↓の画像は、YouTuber『おこさまらんち』のメンバー写真>
問題となっている不適切動画は、『【神回】街中に居る女の子に「A〇で見た人だ!」と叫んでみたらwwww』と題して、大阪・ミナミの戎橋を歩く見ず知らずの女性に突然声をかけ、世界最大のアダルトサイト名を出しながら、「〇〇で見ました。握手してもらってもいいですか?いつもお世話になってます」などと言って、女性のリアクションなどを見る迷惑系動画となっています。
この動画は2日に公開されましたが、声を掛けた女性等の顔に一切モザイク処理などはしておらず、この動画の内容も含めて多くの批判が寄せられていました。
<↓の画像が、問題動画のキャプチャー>
当サイトで女性の顔などにモザイク処理を施しています。
この動画に対して多くの批判が寄せられたものの、『おこさまらんち』のメンバーたちはツイッターやインスタグラムで、「何やっても叩かれるYouTubeは怖い」「僕は今回の件でレディーファーストとか女性専用車両など嫌いになりました。男女平等と言うならまずこう言うのを無くせ(中略)男尊女卑。女尊男卑。これこだわってるやつが1番の差別な」「今回の件は女性とは話が終わっているので、ここからの私たちおこさまらんちへの誹謗中傷(ツイート、その他書き込み)は、弁護士と相談し訴訟を起こす形にします。弁護士からスクリーンショットをしろとの事なので、証拠を撮らせて頂きます。」
などと“逆ギレ”し、火に油を注ぐ結果となっていました。
その後、7日に『おこさまらんち』は謝罪動画を投稿し、メンバー3人が並んで問題の動画に対する謝罪を行い、「はじめはその企画がいけないことだとわからず、僕たちの軽率な考えで実行してしまいました」と釈明し、この動画に映る女性の関係者からSNSを通じて、動画の削除を求められたことで非公開にしたことを明かしました。
ただ、この謝罪動画の概要欄を見てみると、「この度は本当に申し訳ございませんでした。今回の件を深く反省し、皆様からの意見をしっかりと受け止め、2度と同じ過ちを犯さないようにします。この度は動画に出てしまった女性の方ならびにいつも応援してくださる皆様、誠に申し訳ございませんでした。」
と謝罪しつつ、「また、明日から毎日投稿をさせていただきます」とも綴っていたことで批判が寄せられているものの、動画投稿を続けています。
そして、この問題行為に対してネット上では、
- 頭悪すぎ、てか犯罪でしょ
- 勝手にネットに顔晒されるとか怖すぎ
- これキッカケで彼氏とかに疑われたらどうすんの ないことを示すのなんて無理だし
- たまたま周りにその女性の知り合いがいたら誤認させる。就活がだめになる、クビになるようなこともあるかもしれない。人の人生だめにする可能性を考えないのか?
- YouTube側は、このような人間は今後一切アカウントを作れないようにするべきだろ
- ある一定数低評価ついたら一定期間BANすればいいと思う
- こうやって炎上させて名前が広まって、人気が出たりする。最悪な奴ら。YouTubeはアカウント停止などの措置をとって欲しい。
- 名誉棄損、侮辱罪。民事刑事出来るものは全部使って徹底的にやるべき。土下座謝罪も悪ふざけのネタ。
DaiGoの言い訳と同じ未熟無知を免罪符にするまでがテンプレ。許さない方向で対処すべき。 - これが良いことが悪いことかわからない人が今後も自由に配信できるサービスはやばいな。
YouTubeの運営が適切な判断をしますように。この愚か者たちに社会的な制裁がありますように。 - 完全に名誉棄損。動画で謝るだけで済むなら、とりあえずやってみようかっていうノリで今後もこういうことする人出てきそう。
他人を傷つけて金儲する人がいることを、YouTubeの運営側はもっとちゃんと認識して対応すべきだと思う。
などの批判が殺到しており、大炎上状態になっています。」
『おこさまらんち』はこの企画について、「企画がいけないことだとわからず、僕たちの軽率な考えで実行してしまいました」としていますが、動画内では女性に声を掛けた後に「頭おかしい」などのテロップも出しており、自分たちが行っている行為が異常だと認識していたとみられます。
そのため、この動画は不適切で問題のある行為だと認識しながら、再生回数を稼ぐ目的でアップした可能性が高いとみられますし、騒動後の各メンバーの言動を見た限りでは深く反省しているようには見えないので、今後また炎上を狙った過激動画をアップする可能性はかなり高いのではと思います。
なお、『インテグラル法律事務所』の森詩絵里弁護士は、「具体的事実を不特定多数の人が認識できる状態で示すことによって、人の社会的な評価を低下させた場合、名誉毀損罪が成立します」とし、動画では世界最大のアダルトサイトの実名を出し、不特定多数の人が行き交う場所での行為で、社会的評価を下げる可能性があるため、名誉毀損罪が成立する可能性があると指摘しています。
問題の動画は、声を掛けられた女性の友人から連絡を受けて削除したそうですが、この動画を巡ってネット上では非常に大きな騒動となっており、迷惑行為の被害に遭った女性が今後、訴訟を起こす可能性はあるかもしれないですね。