熱戦が続く『第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の視聴率が13日に発表され、10日に行われた日本代表(侍ジャパン)対韓国代表戦で、WBC史上最高の視聴率を記録していたことが明らかになりました。
視聴率などを調査しているリサーチ会社『ビデオリサーチ』の発表によると、TBS系で中継した日韓戦の前半(18時~19時37分)の関東地区の平均世帯視聴率は25.1%、平均個人視聴率は15.0%、後半(19時37分~23時19分)の世帯視聴率は44.4%、個人視聴率は28.9%、瞬間最高世帯視聴率は50.9%、瞬間最高個人視聴率は33.2%でした。
WBCの歴代最高世帯視聴率は、2006年の第1回大会決勝の日本代表対キューバ代表戦で記録した43.4%がトップでしたが、日韓戦がこれを1%上回って歴代最高記録を更新しました。
また、11日にテレビ朝日系で中継した日本代表対チェコ代表戦は、関東地区の前半(18時30分~19時9分)の世帯視聴率が26.1%、個人視聴率が16.2%、後半(19時9分~21時54分)は世帯視聴率が43.1%、個人視聴率が28.7%、瞬間最高世帯視聴率は48.6%、瞬間最高個人視聴率は32.5%。
12日に同局で中継のオーストラリア戦は、前半(18時34分~19時8分)の世帯視聴率が25.8%、個人視聴率は16.1%、後半(19時8分~22時)の平均世帯視聴率が43.2%、個人視聴率は28.7%、瞬間最高世帯視聴率が47.7%、瞬間最高個人視聴率は31.9%と高視聴率をキープし、オーストラリア戦はWBC歴代視聴率ランキングで3位、チェコ戦は4位にランクインしています。
<↓の画像が、最新のWBC歴代世帯視聴率ランキングTOP10の写真>
そして、日韓戦でWBC歴代最高視聴率記録を更新したことなどに対してネット上では、
- これ伝説やろ…
- 1次ラウンド全て40パー超えたのはさすがに予想外
- オーストラリア戦も40%超えてるのヤバいだろ 消化試合で40%越えってヤバすぎる
- 大谷翔平が日本で観られる最後かもしれんしな、次の大会は二刀流やれてない可能性もある
- 強化試合の時からヤバいと思ってたけど4試合連続40オーバーは草生える
- 韓国がボコられてるとこ見てスカッとしてた奴がこんなおったのか
- 中国戦でも国内6000万人視聴やからな 4日連続6000万人以上が野球見てるってやばいよ 準々は8000万人いくな
- 4時間近くやってこれはえぐいな。準々決勝は日本ナイターだからいいけど、準決勝以降のアメリカラウンド早朝がどうなるかだな
などの声が上がっています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、前回から6年ぶりの開催となった今年のWBCは、海外でも日本代表が優勝の最有力候補として挙げられるほどスター選手揃いで、それによって大会が始まる前から大きな注目を集め、9日に行われた中国代表との開幕戦では、関東地区の後半の平均世帯視聴率が41.9%、個人視聴率は27.1%を記録し、世帯視聴率は前大会の初戦よりも約20%高い数字となっていました。
それだけに宿敵・韓国代表との試合では、WBCの歴代最高視聴率を更新するのではと予想はされていましたが、その通りに最高記録を更新したことに加えて、1次ラウンドの4試合全てで世帯視聴率が40%を超えたというのはかなり驚きましたね。
ちなみに、昨年放送されたテレビ番組の最高視聴率は、サッカーワールドカップの1次リーグ第2戦「日本代表対コスタリカ代表」戦で記録した42.9%で、WBCの日本代表戦ではすでに3試合でこの数字を超えています。
初戦は大谷翔平選手が先発登板し、続く2戦目はダルビッシュ有投手、3戦目は佐々木朗希投手、4戦目は山本由伸投手と、日本・アメリカで活躍するエース投手たちがマウンドに立ち、野手も大活躍して1次ラウンド全試合勝利で準々決勝に進出しており、今後の試合もさらに盛り上がることは間違いありません。
準々決勝の日本代表(B組1位)対イタリア代表(A組2位)戦は、16日(木曜)19時から東京ドームで行われる予定で、地上波ではテレビ朝日系で生中継されるのですが、この試合で負けたら終了となるので1次ラウンド以上に注目を集めるでしょうし、どこまで視聴率が伸びるのか見ものですね。