前回から6年ぶりとなる野球の世界大会『第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』が8日に開幕し、侍ジャパン(日本代表)の開幕戦が9日にTBS系で生中継され、8対1の勝利で飾った初戦の番組視聴率が発表されました。
初戦の侍ジャパンVS中国代表戦は18時~23時に生中継され、関東地区の番組前半(18時~20時9分)の平均世帯視聴率は30.2%、平均個人視聴率は18.6%、番組後半(20時9分~23時)の平均世帯視聴率は41.9%、平均個人視聴率は27.1%、瞬間最高世帯視聴率は45.9%、瞬間最高個人視聴率は30.1%でした。
なお、2017年の前回大会の初戦・キューバ代表戦は、平均世帯視聴率が22.2%、瞬間最高世帯視聴率は25.6%でした。
その他地区の各視聴率は、関西地区の番組全体の世帯視聴率が35.8%、個人視聴率は23.2%、瞬間最高世帯視聴率は45.1%、瞬間最高個人視聴率は30.2%、名古屋地区は後半の世帯視聴率が40.4%、個人視聴率が24.5%。
北部九州地区は前半の世帯視聴率が31.9%、個人視聴率が20.7%、後半の世帯視聴率は43.1%、個人視聴率は29.1%、瞬間最高世帯視聴率は47.7%、瞬間最高個人視聴率は32.2%。
北海道地区の前半の世帯視聴率が36.6%、個人視聴率は24.8%、後半の世帯視聴率は49.6%、個人視聴率は35.3%、瞬間最高世帯視聴率は56.1%、瞬間最高個人視聴率は39.7%。
WBC開幕戦の視聴率は、1月3日放送の『第99回箱根駅伝(復路)』で記録した平均世帯視聴率29.6%、平均個人視聴率17.9%(共に関東地区)を抜いて今年1位の数字です。
WBCでは、日本が優勝の第1回大会の決勝・キューバ代表戦で記録した世帯視聴率43.4%(瞬間最高は56.0%)が歴代1位で、今回の中国戦は歴代2位の高視聴率となっています。
そして、侍ジャパン初戦の視聴率発表を受けてネット上では、
- 盛り上がりまくってるからな 視聴率50%も夢にじゃないわ
- オオタニ効果、メジャーリーガー効果 そりゃ観たい
しかし決勝に次いで予選の初戦で第2位の視聴率を叩き出したとはスゴい - 今日の韓国戦はさらに視聴率が凄そう
- 全局全マスコミが煽り捲ってるからな とうぜんといえば当然の視聴率
- 去年の年間1位がサッカーW杯コスタリカ戦の42.9%、2位がドイツ戦の36.8%って考えると脅威。初戦で41.9%なら、この先もっと伸びそう
- 野球ファンじゃなくても知ってるスーパースター大谷翔平が日本のために戦う。普段は野球に興味なくても、そりゃ観るよ
などの声が上がっています。
便利なネット配信サービスも充実し、テレビ離れが進み番組の視聴率が年々低下している中で、平日の放送ながら世帯視聴率40%超え、個人視聴率が30%を超えるというのは驚異的で、TBSの発表によると全国の視聴者人数は約6,021万人に上るとのことです。
ちなみに、今年のWBCの中継は地上波ではTBSとテレビ朝日系が侍ジャパン戦のみ放送、Amazonプライムビデオが侍ジャパンの全試合と準決勝・決勝を独占配信、その他の試合中継はJ SPORTSオンデマンドで配信という形になっています。
中国代表との初戦では、メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手が先発登板したほか、同じくメジャーで活躍している日本人の母を持つ日系のラーズ・ヌートバー選手、他にも村上宗隆選手などの人気選手が勢揃いしており、今年の侍ジャパンは史上最強メンバーとも言われています。
それだけに開幕前から大きな注目を集めており、特に10日に行われる第2戦・韓国代表との試合は注目度が高く、宿敵の韓国とはWBCで4勝4敗の五分となっていますし、メジャーリーガーのダルビッシュ有投手が先発登板する予定なので、TBSで19時から中継の韓国戦は初戦以上の視聴率を記録する可能性は十分あります。
WBC中継の歴代視聴率ランキングTOP5を見ると、3位以下はいずれも2009年大会の韓国代表戦となっており、2次ラウンドで対戦時は40.2%、1次ラウンドでは37.8%、決勝戦は37.6%を記録していて、今回も少なくとも30%以上の視聴率を記録するでしょうし、試合の結果とともに視聴率にも注目したいですね。