昨年放送のドラマでダントツトップの視聴率を獲得したものの、Netflixで世界配信されるも再生数が伸びず大コケ、大赤字となって続編も未定とされていた堺雅人さん主演の『VIVANT(ヴィヴァン)』(TBS系)の続編制作が決定し、2026年7月期に放送予定との情報が流れています。
『VIVANT』を手掛けたTBSの福澤克雄監督は今年2月に出席したイベントで、「続編は決まってませんし、僕には決められない。なぜかと言うと大赤字です。」と発言したことで話題になりました。
しかし、福澤克雄監督は『VIVANT』について「3部作構想」を明かしており、続編制作は既定路線とみられているとニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が報じています。
『VIVANT』の続編について民放キー局関係者は、「福澤監督はもちろんのこと、主演の堺さんも続編に意欲的。続編『VIVANT2』(仮)は間違いなくある、ともっぱら」「続編は、1作目の時よりもより世界で勝負ができて、そこでも収益が望めると考えられています」「続編の撮影のタイミングはズバリ、来年の6月から。そして放送は2026年の恐らく7月期。1作目も7月期でしたからね。現在は、その来年6月からの撮影に向けて、脚本作りが必死に行なわれているといいますよ。25年の夏に続編が放送されるという話も出ていましたが、諸々の準備が間に合わなかったようです」
と明かしています。
ピンズバNEWSは真相を確かめるため、『VIVANT』の続編制作や撮影・放送時期についてTBSに問い合わせたところ、「制作過程については、お答えしておりません」と回答したとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- マジかよ! 赤字だって聞いたから消えたと思ったのに
- まだまだ登場していない常連の俳優さんが沢山いるので続編が楽しみ
- 話半分で聞いておいた方が良さそうですが、あれば嬉しい
- VIVANTでは楽しい毎日を送らせてもらった。続編切望。キャスト名の羅列だけでワクワクします。
- 最初は、ミステリーを解く楽しみがあったが、全部分かってしまっては、大して面白くもな
- 別班の正体がバレた状態で続編作ってもなぁ
- 半沢直樹3やれよ
- とてもおもしろかったしハマったんですが、だからこそ続編は怖いな…なくていいかなと思ってしまう
- 半沢も散々上げ記事を書かせたのに、1作目より大幅ダウン。日曜劇場芸というか、TBSの悪い癖が出まくってた。
赤字だった事を口止めすらされていない事をどう捉えるか次第だけど、下手に2作目を作らないでこのまま伝説のドラマっぽく終わらせた方が色んな意味で良いと思う。
などの声が上がっています。
『VIVANT』は海外でのウケは良くなかったものの、国内では豪華キャストに加えて、視聴者の間で考察が大きな盛り上がりを見せたことによってヒットし、最終回の平均世帯視聴率は19.6%、平均個人視聴率は12.9%を記録していました。
また、各テレビ局がいま指標としているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は、初回は5.1%、第2話は4.6%と伸び悩んでいたものの、回を重ねる毎に若い層の視聴も増え、第3話で6%台まで上昇し、最終回では10.1%を記録していました。
また、見逃し配信の再生回数は初回にTBSドラマとしては歴代最高を記録、『TVer』だけで全10話の再生回数が5,480万回を突破し、2位に2,000万回以上の差を付けてダントツトップとなっていました。
こうしたヒットに加えて、最終回までに全ての伏線回収が行われておらず、謎のままとなっている部分があることに加えて、最終回のラストも続編を匂わせるような意味深なものだったことで、続きが制作されるのは納得です。
ネット上では続編制作に対して否定的な反応も少なくありませんが、『VIVANT』は放送開始前からNetflixでの世界配信、さらに映画化も見据えたTBSの一大プロジェクトとも報じられていましたし、今後の続報に注目したいところです。