ヒロミさん(59)、東野幸治さん(57)、中居正広さん(52)の3人がMCを務める新番組『THE MC3』(TBS系 月曜21時)が22日からスタートしましたが、早速ネット上では番組の内容などに対して批判の声が上がっており、1年足らずで終了した『ジョンソン』の二の舞いになることが懸念されています。
『THE MC3』は今年5月の特番放送を経て、低視聴率で打ち切りとなった『ジョンソン』の後番組としてレギュラー化されました。
<↓の画像は、9月に終了した『ジョンソン』の出演者>
この番組は「アナタがどう思われているのかをアナタに聞かせる。日本一“余計なお世話バラエティ”」で、様々なゲストを招き、世間の声を集めてゲストがどう思われているのかを調査するといった内容です。
初回は、MCの3人を掘り下げる内容となっていて、街の知名度調査では40歳以上では認知度がそれぞれ100%だった一方、10代~20代半ばのいわゆる“Z世代”の認知度は低く、3人のフルネームを答えられた人は極少数という結果でした。
中居正広さんの職業については「野球を見に行って取材する人」「芸人さん」「ジャーナリスト」、東野幸治さんは「アナウンサー」、ヒロミさんは「建築家」といった回答が寄せられ、それぞれのキャリアを見せたらどういう反応をするのか再び調査しました。
番組では、3人のこれまでの経歴を振り返ったのですが、中居正広さんは俳優や司会者として活躍してきたことを紹介した一方、『SMAP』としての活動には一切触れずグループ名すら出さなかったことにより、視聴者から批判が噴出しました。
また、中居正広さんがヒロミさんの過去について言及した際に、「尋常じゃなく怖い」「挨拶もしてくんない」と明かし、ある時にヒロミさんに挨拶をしたところ、タバコを吸いながら睨みつけて無言のまま立ち去ったといい、この暴露に対してヒロミさんは「これがまんざら嘘でもないからな! ほんとに何も言えないんだよ」と否定しませんでした。
あくまでも過去のエピソードトークでしたが、ネット上ではヒロミさんの過去の言動に対して批判が噴出する事態となり、共演者に対する執拗なイジり、暴力的な行為によって今でも良いイメージはないとして、テレビで見たくないとの声が上がっていました。
さらに、週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』によれば、初回の世代間ギャップをネタにした内容に対して、「街のインタビューの声も失礼すぎるし。もうこの番組観ない」などの声も上がっていたとしています。
芸能記者も番組の内容に対して、「新鮮味がなく、おもしろ味が感じられなかった。制作能力の劣化が目に見えて、同じ局員として寂しいですよ。『ジョンソン』の二の舞にならないといいのですが…」
と酷評し、『ジョンソン』に続いての早期打ち切りを懸念しています。
『THE MC3』の初回放送を終えてネット上でも、
- これ「だれかtoなかい」の二番煎じにしか見えないんだが。ワンクール持つのか?
- ヒロミ、東野がちょっと…もうちょっと意表を突くキャスティングだと良かったなぁ
- 中居くんと東野さんはいいけど、ヒロミさんがレギュラーってだけでもう見る気に成れない。
でかい態度でのさばってるのをみても何も楽しい気持ちになれない。 - もう昭和生まれと心中することを覚悟しているかのようなキャスティングだし、どんな感じになるか予想もつくし、なんのワクワク感もないけど大丈夫か!?
- MCにばかり頼るから面白くない番組になる TBSだけではないが局の企画能力が低い
- この人選、長く続ける予定はないような気がするんだけど…。とりあえず次の番組を作るまでのつなぎでしょ
- 改編期の特番くらいが丁度いい。毎週は正直しんどいかなって思う。結局、何か話題に制限あるみたいだし、ネタすぐに尽きそうな感じ。
などの声が上がっています。
MCの3人はそれぞれ数多くのレギュラー番組を持ち、第一線で活躍を続けていますが、『THE MC3』は指摘されている通り、どこかで見たことがあるような内容で新鮮味がないですし、この番組が観たいと思う部分は今のところないですね。
そして、若者の間で3人の認知度が低いことを番組で明らかにしていたのですが、TBSは今年秋の改編のタイミングで、ターゲット視聴者層の上限を49歳から59歳へと引き上げました。
そうしたことが背景にあり、30~40代の『かまいたち』『モグライダー』『見取り図』『ニューヨーク』が出演していた『ジョンソン』から、50代の3人をメインにした番組を持ってきたようですが、初回の視聴率は明らかになっていないものの、見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数は現時点で2.8万人と、かなり寂しい数字となっています。
ただ、まだ放送がスタートしたばかりで、今後盛り上がっていく可能性は十分あり、次回はスペシャルゲストとして元『V6』の三宅健さんが登場するのですが、視聴者からどういった反応が上がるのか注目したいです。