4月からTBS系の金曜ドラマ枠(金曜22時)で放送される『リバース』で、俳優・藤原竜也さん(34)が主演を務め、ヒロイン役を女優・戸田恵梨香さん(28)が演じ、2006年公開の映画『デスノート』以来、11年ぶりに共演することが明らかとなりました。
戸田さんは『デスノート』で初めてキスシーンに挑戦したのですが、今作でも11年ぶりに藤原さんとのキスシーンを披露するとのことです。
この作品は、映画化された『告白』、『白ゆき姫殺人事件』、『少女』、ドラマ化された『夜行観覧車』、『Nのために』などの作品で知られる人気作家・湊かなえさんの同名ミステリー小説の実写化で、『夜行観覧車』と『Nのために』を手掛けた制作陣が再集結してドラマ化するとのことです。
藤原さんと戸田さんの他には、三浦貴大さん、門脇麦さん、市原隼人さん、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん、YOUさん、志賀廣太郎さん、片平なぎささん、武田鉄矢さんらが出演します。
<↓の画像は、ドラマ『リバース』の人物相関図>
湊さんの作品は女性を主人公とした作品が多いのですが、『リバース』は初めて男性を主人公とした長編小説で、有名大学を卒業後に、事務機器メーカーに勤務する地味な人生を送ってきたサラリーマン・深瀬和久役を藤原さんが演じます。
物語は、深瀬の恋人・越智美穂子のもとに「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文書が送りつけられたことから始まります。
告発文によって美穂子は深瀬に不信感を募らせ、2人の間には大きな亀裂が走り、深瀬はこれがきっかけで、心の奥底に封印していた親友・広沢由樹(小池徹平さん)の死と向き合う時が来たと直感。
広沢は10年前の冬に、大学のゼミ仲間で行ったスノボ旅行中の事故で滑落死したのですが、この事故には隠された大きな秘密があり、その秘密を知るゼミ仲間たちのもとにも告発分が届き、告発文の犯人捜しのために広沢の死の真相を探るうちに、隠されていた様々な秘密を知ることになり…という内容となっています。
<↓の画像は、ゼミ仲間役を演じる4人の写真>
タイトルの『リバース』は、「逆」「反転」という意味を持つ「reverse」、「再生」「復活」という意味を持つ「rebirth」を表しており、ドラマでは視聴者の目線を毎回「リバース」させ、事件や事故の真実を「反転」させるミステリーとなっており、事故死した広沢を軸として、登場人物たちが友情や絆を「再生」させていくという「友情」と「贖罪(しょくざい)」をテーマにしているそうです。
なお、ドラマでは原作の結末後の世界も描いているそうで、ドラマオリジナルのストーリーも含まれているとのことです。
新井順子プロデューサーによると、武田さん演じる事故の真相を追うジャーナリスト・小笠原俊雄は、原作には登場しないオリジナルキャラクターで、「小笠原がメンズたちを追い詰め、かき乱していく姿は見応えがありますので、ご期待ください!」とコメントしています。
そして、この作品に対してネット上では、
- 楽しみ!!湊かなえさんの作品も好きだし出演者もいい感じです!やたらと主演格の役者さんで固めるより、役に合った出演者が役になりきる方が見ていてドラマに入り込める。
- 湊かなえだし、面白そうなので見ないと!
- これは楽しみですね!それにしてもデスノートはもう11年前か…早いなぁ
- 配役 いかにもみんな何かありそうな、人達持って来てる。楽しみ。
- 藤原竜也に戸田ちゃんに玉森くんで湊かなえとかリバース見るしかない
などのコメントが寄せられています。
湊さんの作品は高く評価されているものが多く、2013年1月期に鈴木京香さん主演で放送の『夜行観覧車』、2014年10月期に榮倉奈々さん主演で放送された『Nのために』は、平均視聴率が10%前後とそこまで高くはなかったものの、作品としては高い評価を得ていました。
原作のあらすじを読む限り、今作についてもかなり面白そうな内容となっており、演技に定評がある方たちが揃っていることから、数字は良くなかったとしても視聴者からは高い評価を得られそうですね。
ドラマでは、オリジナルキャラクターが登場するほか、原作には書かれていない結末後のストーリーもあるとのことから、放送を楽しみに待ちたいところです。