俳優・歌手の寺尾聰さん(69)が主演の連続ドラマ『仰げば尊し』(TBS系 日曜21時)の最終回(第8話)が11日に放送され、自己最高となる12.2%を記録して有終の美を飾りました。
放送前から低視聴率が心配されており、初回平均視聴率は11.4%、第2話は11.7%と2ケタ台で推移していたものの、第3、4話は9.9%、第5、6話は9.3%と1ケタ台にダウン。
しかし、最終回直前の第7話で10.6%と2ケタに戻し、最終回で12.2%を記録しました。
このドラマは、寺尾さん演じる熱血教師の樋熊迎一が、荒廃した高校の弱小吹奏楽物を立て直し、“音楽の甲子園”を目指すというストーリーで、生徒役として若手の俳優が多数出演しているのですが、芸能人の2世タレントが多く出演しており、強姦致傷の容疑で逮捕された高畑裕太さんも学生役で出演。
さらに、千葉真一さんの息子の真剣佑さん(19)、中野英雄さん(51)の息子の太賀さん(23)、歌手のUAさん(本名=長谷川歌織 44歳)と俳優の村上淳さん(43)の息子である村上虹郎さん(19)も出演していたのですが、村上さんがドラマの撮影現場でセクハラ騒動を起こしていたと13日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
同誌によると、ドラマの撮影地となった千葉県館山市内の高校で撮影の合間に、村上さんは女子生徒役の女優にちょっかいを出し始め、最初は仲の良い雰囲気で軽いものだったそうなのですが、徐々にエスカレートしていきセクハラ騒動に発展したといいます。
また、村上さんは劇中で使用していたトランペットを使ってスカートをめくったり、スカートの中にトランペットを入れて下半身に当てたり、背中から軽く押してよろけたところを抱きしめるなどの行為もしていたそうです。
当初はただふざけ合っているだけのようだったとのことなのですが、何度もセクハラまがいのことをしていたことから、女優たちもだんだんと嫌悪感を抱き始めてしまったそうです。
さらに、村上さんは寺尾さんの娘役で出演していた女優・多部未華子さん(27)にもちょっかいを出していたといい、気安く髪の毛を触るなどしていたそうで、じゃれ合っているやっているつもりのようだったそうなのですが、それを見ていた周囲も芸能界の先輩なのにとヒヤヒヤしていたとのこと。
<村上虹郎さんと多部未華子さん>
そして、この件について村上さんが所属する芸能事務所『ディケイド』に問い合わせると、「それは村上がですか? 村上だけですか? 人違いじゃないですか。そのようなことはまったくないです。TBSさんは何と言ってますか?」という反応で、TBSの宣伝部にも問い合せると、書面で「そのような事実は把握しておりません」と回答。
しかし、別の制作会社関係者は、「この一連の話が、クランクアップの1週間前ごろに、セクハラされた女優さんが所属する事務所幹部の耳に入り、“仕事の現場で何を考えているんだ!”と、激怒したそうです。」と明かし、TBS側にクレームを入れたところ、TBS側とディケイド関係者は慌てて謝罪に来たそうです。
同時に、多部さんに対するセクハラ行為もバレて、多部さんが所属する『ヒラタオフィス』にも謝罪をしたそうです。
ちなみに、村上さんの言い分としては、嫌がらせをしたというわけではなく「友達として好きだった」だけで、多部さんについては「お姉さんのような感覚で好きだった」と話していたそうで、今回の共演で仲良くなりすぎて調子に乗ってしまったのではないかとのことです。
今回このような記事を報じられてしまった村上さんは、父親は俳優の村上淳さん、母親は歌手のUAさんで、まだ9歳だった2006年に両親が離婚すると、中学生の頃にはUAさんとともに沖縄へ移住し、高校時代にはカナダ留学も経験。
<UAさんと村上淳さん>
2014年に映画『2つ目の窓』で主演を務め、第29回高崎映画祭・最優秀新人男優賞を受賞、カンヌ国際映画祭コンペティションに正式出品。
その後も様々な映画やドラマに出演し、昨年9月にはスペシャルドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)で主演を務め、今年も『仰げば尊し』を始め、映画『ディストラクション・ベイビーズ』や『夏美のホタル』、その他に舞台やCMにも出演し活躍しており、いま注目の若手俳優の1人です。
村上さんはまだ19歳と若いことや、『仰げば尊し』の撮影現場には同年代の役者が多かったことから、つい調子に乗ってしまったのかもしれないのですが、こうしたトラブルを起こすことで自身の評価を下げてしまい、最悪の場合共演を断わられてしまうということになりかねないので、今後は仕事現場で今回のような行為をしないよう気を付けてほしいものですね。