7月よりフジテレビ系でスタートした福士蒼汰さんが主演のドラマ『恋仲』は、月9史上最低となる初回平均視聴率9.8%を記録、EXILEのAKIRAさんが主演の『HEAT』(フジテレビ系)は、初回が6.6%、第2話で早くも3.9%を記録し、第4話と5話で自己最低の3.4%という低視聴率を記録し、早くも打ち切りが囁かれています。
この他にも、今期フジテレビ系で放送されている堤真一さんが主演の『リスクの神様』は第4話が5.0%、北川景子さんが主演の『探偵の探偵』は第5話が7.4%といずれも1桁台。
現時点では、フジテレビ系で放送されているドラマの視聴率が最も低いのですが、次いで低い視聴率となっているのがTBSのドラマ。
今期TBS系では、火曜22時枠で西内まりやさんが主演の『ホテルコンシェルジュ』、木曜22枠で蓮佛美沙子さんが主演の『37.5℃の涙』、金曜22時枠で芳根京子さんが主演の『表参道高校合唱部!』、日曜21時の日曜劇場枠で、唐沢寿明さんが主演の『ナポレオンの村』が放送されています。
この中で現在最も高い視聴率となっているのが、『ホテルコンシェルジュ』であるものの、初回平均視聴率は9.4%、第2話は8.5%、第3話は8.9%、第4話は8.2%、第5話が7.9%で、一度も2桁の数字を獲得できていません。
次いで高いのが『ナポレオンの村』となっているのですが、初回で12.7%を記録したものの、第2話で急落し7.4%。
主演の唐沢さんは映画やドラマ、舞台などで活躍している実力派俳優で、昨年4月期に同枠で放送の『ルーズヴェルト・ゲーム』で主演を務め、全9話の平均視聴率は14.5%と好視聴率を獲得しており、今年4月期に同枠で放送の佐藤健さんが主演の『天皇の料理番』も、全12話の平均視聴率が14.9%だったことから期待が寄せられていました。
しかし、第2話で早くも1桁台の数字を記録し、視聴者からの評価もあまり良くないことから、TBSは頭を抱えているかと思うのですが、すでに10月スタートの作品に期待を込めているようだとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
TBSが期待を込めているドラマというのは、『半沢直樹』や『ルーズヴェルト・ゲーム』などの作品で知られる池井戸潤さん原作で、第145回(2011年上半期)直木三十五賞を受賞している『下町ロケット』とのこと。
この作品は、2011年に三上博史さん主演でWOWOWの連続ドラマWにて放送されているのですが、10月にTBSで放送されるという同作で主演を務めるのは阿部寛さんで、ヒロインは今年上半期に放送のNHK連続テレビ小説『まれ』で主演を務めている土屋太鳳(たお)さんだといいます。
(↓の画像左が阿部寛さん、右が土屋太鳳さんの写真)
阿部さんが連続ドラマで主演を務めるのは、2012年10月期放送の『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)以来のことで、安倍さんといえば『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)や映画『テルマエ・ロマエ』などの当たり役も多く、TBSとしてはかなり期待をしているそうです。
2013年に放送された『半沢直樹』が大ヒットして以降、毎年池井戸さんの作品がドラマ化されており、4月期に放送の『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)、今期放送の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)と『民王(たみおう)』(テレビ朝日系)が池井戸さんの作品。
各局が池井戸さんの作品に頼り、連発しすぎなのではないかと思うのですが、『下町ロケットWOWOW』は人気が高い作品で、三上さんが主演を務めたドラマの評価が非情に高く、阿部さんが連続ドラマで主演を務めるのは久しぶりのことなので注目したいですね。
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池井戸氏による作品のヒット連発は止められない。