TBS系のバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』(日曜19時56分~20時54分)に出演した顔相鑑定士・池袋絵意知さんが22日、編集によって自身の存在が途中から消されていたことや、勝負の勝敗結果が実際とは違い、捏造されたものだったことなどを暴露し話題になっています。
同番組は今年4月からスタートした番組で、各方面のプロフェッショナル達が番組独自のルールで珍種目の頂点を目指して競い合い、誰が1位になるかをスタジオのパネラーが当てるという内容になっており、バナナマンの設楽統さんとウエンツ瑛士さんがMCを務め、バナナマンの日村勇紀さんがパネラーとしてレギュラー出演しています。
ブログで捏造やヤラセ疑惑などを訴えている池袋さんが参加したのは、19日放送分で行われた「双子見極めダービー」。
<池袋絵意知さんの写真>
この種目は、VTRに登場する2人の人物のうち、片方もしくは両方が双子となっていて、暗転している間にもう一人の方と入れ替わっている可能性があり、それを見極められるのかどうかを対決するという内容。
顔相鑑定士である池袋さんのほか、元刑事の小川泰平さん、インテリ芸人の田畑藤本の藤本敦史さん、メンタリストのDaiGoさんの4人が参加し、番組のオンエアでは池袋さんが3回戦で敗退し、画面からも姿を消していました。
<企画に参加した4人>
しかし、池袋さんの告発によると、この企画は途中で脱落というルールは収録の時点では存在していなかったそうで、「台本では5回戦やって決着がつかない場合はトップの2人によるサドンデスで途中で敗退ってルールでもない。」と暴露。
<オンエアでは3回戦脱落扱いにされていた池袋さん>
また、「本来3回戦目で私が2組とも正解しているシーンはCGで消されて私は参加していないことに。」「放送用に順番もルールも変えて、CGで私を消して私が3回戦で脱落したように作り変えているのです。」と訴え、「『脱落』なんてルールもなければ、順番が逆で4回戦目を3回戦目と作り変えられて『脱落』とされ、わざわざこんな惨めな画像まで作られて全国ネットでさらし者にされる私。」と怒りをあらわわにしています。
<脱落後はCG処理によって姿を完全に消されることに>
これだけで怒りは収まらず、「テレビの制作スタッフは視聴率のためなら何をやってもいいと感覚が麻痺している。放送に関わる人間としてもっとも大切なモラル(倫理・道徳)が完全になくなっていると思いました。」などと制作側を強く非難し、「これは単なるテレビの捏造問題ではなく、マスメディアによる虐待(モラルハラスメント)です。犯罪です。」「こちらは法的措置も辞さずです」「捏造された映像の放送によって私の名誉・人権を侵害されたことに対して私は戦います。」などと綴っています。
これにネットでは、
- TBSとフジはヤラセが好きですね。まぁ他の民放もやってるけど…
- テレビはまじめにみちゃいけないね。バラエティーはこんなだし、NHKのクローズアップ現代もヤラセがあったし
- TBSは、ぶっこみジャパニーズって番組もヤラセだったんでしょ?モニタリングも怪しいし、そんなのばっかり…
- ヤラセならヤラセとわかるようにやってほしい。これはヒドイよ
- 収録前にスタッフから出演者に対して編集しますよって伝えておくべきだな
- 今更テレビがやらせとかガチとかさ、、
- 噂の東京マガジンの試してTRYでも編集やりまくってやらせスレスレのレベルに仕上がってるのな。
- テレビの街頭インタビューも編集によって意図的に流したいものだけ選んでるからな。おまけに芸能事務所の仕込みつかってるの。よくバレてる。間抜けすぎて笑うわ。
- これが許されると思ったとか、世間一般とは相当異なる倫理観なんだろうなあ
- あんまり的確に当て過ぎて企画荒しになってたとか?でもOA見て飯も喉が通らないとか即拡散とか粘着気質っぽいな
などのコメントが寄せられています。
収録内容の順番を入れ替えるというのは度々行われており、その程度であれば特に問題はなかったようですが、池袋さんはとにかく1人だけ途中で脱落扱いされたことが許せず、憤慨している様子で、法的措置をじさないと綴っているほか、「応援してくれる方がいらっしゃいましたら、放送倫理・番組向上機構(BPO)や放送したTBS(編集は制作会社によるものかもしれませんが)、『ピラミッド・ダービー』の番組スポンサーなど、多くの人に伝えてください。」と訴えかけており、TBSと制作会社は丁重に謝罪した方がいいかと思います。
ちなみにですが、この番組の制作協力をしているテレビ番組の制作会社「Zプラス株式会社(ジープラス株式会社)」は、ヤラセ疑惑浮上によって打ち切りとなったバラエティ番組『ほこ×たて』(フジテレビ系)で、制作を手がけていた番組制作プロダクション『厨子王株式会社』の関連会社であり、この番組で企画・総合演出を担当している石田昌浩さんは『厨子王』の取締役社長です。
同社は様々なバラエティ番組の制作を手掛けており、決して問題がある制作会社では無いのかもしれませんが、以前大きな問題に発展したわけですから、ヤラセと思われるような過度な演出や編集などは絶対に避けるべきで、今回のことがスルーされてしまうとまた同じことを繰り返す可能性があるため、このことについてしっかりと説明なり、謝罪するなりした方がいいのではないかと思いますね。