8年半放送された情報バラエティ番組『PON!』(日本テレビ系 月~木曜午前10時25分)が終了し、10月1日から新たに後番組として、日テレのアナウンサーのみが出演する情報番組『バゲット』がスタートしたのですが、どうやら視聴率が大コケしているようで、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は、早くも打ち切り必至だと関係者の間で囁かれていると伝えています。
9月末まで放送されていた『PON!』は、月・火曜日のMCをビビる大木さん、水曜日のMCはますだおかだ・岡田圭右さん、木曜日は2人がMC務めるというスタイルで、他に曜日レギュラーとして様々なタレントが出演していました。
<↓の画像は、9月末に打ち切り終了した『PON!』出演者の写真>
しかし、『PON!』は視聴率獲得に苦戦しており、同時間帯トップは『ひるおび!』(TBS系)がキープし、2、3位は『ノンストップ!』(フジテレビ系)、『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)が争い、『PON!』は4位という状態で、平均視聴率は2~3%台で推移していました。
その結果、9月末をもって番組の打ち切り終了が決定し、10月から新たにスタートした『バゲット』では、『PON!』に出演していた青木源太アナ(あおき・げんた 35歳)、さらに入社4年目の尾崎里紗アナ(おざき・りさ 25歳)がMCを務め、その他に日替わりで日テレのアナウンサーたちが出演し、タレントはレギュラー出演しないという日テレ初の試みをしています。
<↓の画像が、『バゲット』MCの青木源太アナ、尾崎里紗アナの写真>
局の社員であるアナウンサーを起用することで番組の制作費は大幅に削減され、それで番組の視聴率が『PON!』を上回れば大成功と言えるのですが、『サイゾーウーマン』によると、1日の初回平均視聴率は『PON!』と変わらない水準の3.5%、2日の放送では早くも2.2%までダウンし、3日も回復せずに2.5%と低迷しているといいます。
初回放送には『ヒルナンデス!』(月~金曜午前11時55分)でMCを務めているウッチャンナンチャン・南原清隆さん、2日はお笑いコンビ『チョコレートプラネット』など、3日は元℃-uteの岡井千聖さん、劇団EXILE・鈴木伸之さん、GENERATIONS・片寄涼太さん、4日の放送にはお笑いタレント・出川哲朗さん、モデル・タレントの滝沢カレンさん、女優・山口紗弥加さんがゲスト出演していたのですが、ゲストによる効果はほとんどなかったようです。
<↓の画像は、4日放送『バゲット』に出川哲朗さん、滝沢カレンさんがゲスト出演した際の写真>
放送開始直後から視聴率が大コケしている理由についてスポーツ紙記者は、「『PON』との比較でいうと、芸能ニュースをほぼ扱わなくなったことが大きい。あまり視聴率には結びついていませんでしたが、『PON』のエンタメコーナーは、他番組ではあまり扱わない、コアなタレントやアイドルも積極的に取り上げており、一部熱狂的なファンには支持されていた。ただでさえ少なかった視聴者を、さらに取り逃してしまっているのではないでしょうか」
と語っています。
他局の関係者は『バゲット』について、スタジオ進行や中継がグダグダで「見るに堪えない」と苦言を呈しているといい、民放所属のアナウンサーも、「スタートしたばかりの番組だけに、こなれていないのは仕方ありませんが、それにしてもキー局の朝番組とは思えないほどのやっつけぶりです。地方の深夜番組ばりに手際が悪いのは、出演陣がアナウンサーばかりのせいでは。」
と指摘しています。
また、「4日放送の上重聡アナの中継は、レポートからスタジオとのやり取りまで、ド新人レベルのグダグダ進行で、放送事故かと思いました」
と痛烈に批判しているのですが、番組視聴者の反応を見てみると、
- やっぱり賑やかな人がいた方が好きだな
- アナウンサーだけというのはちょっとつまらない
- バゲットつまらん!バゲットつまらん!PON!が良かった〜
- バゲットは何を目的とした番組?つまらなくないか?PON!の方が全然マシ
- 毎朝岡田さんがワイワイしててうるさかったはずなのに、急に静かになって物足りなく感じちゃう
- 日テレ社員だけで経費削減して地味と思ってたけど、意外と良いかも。アナウンサー達の素の表情が見れたりうるさくなくて朝には良い。木下優樹菜とか下品な人が居ない方が見てて気持ちが良い。
- 最初は日テレ局員メインでやってみて視聴率ふるわなかったらタレント入れていくつもりなんだろうね。私はこれくらい落ち着いてる感じでもいい。
- お笑いも好きだけどこういうお笑い系絡まない番組があっても良いと思う。そしてジャニーズも一切絡めないで欲しい。メインが青木アナだからそのうち絡めそうだけども。
- PONうざかったからバゲットになってよかった。木下優樹菜とか辺見えみりみたいなうざ芸能人が消えたし。ジャニーズ大好きアナウンサーも落ち着いて見やすくなった
などのコメントが寄せられています。
バラエティ色が強く、お笑い芸人たちも多く出演していた『PON!』が好きだった視聴者は、『バゲット』は物足りなく感じている様子ですが、アナウンサーだけを起用して落ち着いた雰囲気になっていることを評価する声もあり、現時点では賛否両論となっています。
同時間帯に放送されている各局の番組は固定視聴者が付いており、新規に視聴者を獲得するのはなかなか難しいことから、『PON!』から数字を上げられずに2%台で推移する結果になっているとみられ、やはり長い目で見ていく必要があるかと思います。
今後さらに低迷を続けるようであれば、数ヶ月後には番組内の企画や出演者など、様々なテコ入れが行われていくとみられるので、とりあえず引き続き、番組に対する視聴者の反応や視聴率に注目したいところです。