ダウンタウンの浜田雅功さん(51)の長男で、ロックバンド「OKAMOTO’S」でベースを担当しているハマ・オカモトさん(本名=濵田郁未 23歳)が、今月2日と3日に放送された音楽番組『音楽の日』(TBS系)に出演したのですが、翌日ハマさんは自身のツイッターで「昨日のテレビ、感想をありがとう。見事な当てぶりだっただろう?」と”当て振り”だったことを明かし物議を醸しています。
当て振りというのは“手パク”とも呼ばれるもので、音楽番組などですでに録音されている音源などを流し、楽器を演奏するフリをすることを言い、歌手の“口パク”が今問題視されていることもあり、今回の告白は大きな話題となっています。
80年代ぐらいまでの歌番組ではテレビ局専属のオーケストラがあり、生歌・生演奏がほとんどでしたが、予算の都合でオーケストラがなくなってしまい、現在では、アイドルなどの演奏はカラオケで、さらにダンスパフォーマンスが伴う場合は、歌唱が安定しなくなってしまうため、口パクにしてしまうのだとか。
また、ロックバンドについても楽器のチューニングやリハーサルに時間がかかるため、『音楽の日』のような単なる歌番組でバンドメンバーをそこまで拘束できないのが現状だという。
ハマさん自身も「音楽の日」での“当て振り”に対して「それはそれで楽しかったです」と批判的ではなく、むしろ時間制限の厳しい番組収録の現場で、多くの出演アーティストがそれぞれのセッティングを時間内で済ませるのが難しいことを指摘し、「生演奏という名目での当てぶりが今は主流ですね」と、昨今の音楽番組の実情を語りました。
最近ではフジテレビ『新堂本兄弟』『僕らの音楽』のプロデューサーを務めていた、きくち伸さん(52)が口パク・当てぶりを廃止する方針を打ち出すも、この件で某人気アーティストの所属事務所と揉め、結果『新堂本兄弟』『僕らの音楽』の2番組が打ち切りとなり、きくちさんは異動を命じられることに。
最近では当たり前に行われている、口パクや、当て振りですが、そう簡単に「生歌のみ」とすることは難しいのかもしれませんね。
これにネットでは、
- 求められていることを、精一杯行うのがプロの演奏家だと思います。ライブにはライブ、テレビにはテレビ。それぞれ求められていることが違うのであれば、それに合わせる。ハマさんはその意味でプロらしい考えをお持ちかと思う。
- 生演奏は無理だとしても、歌ぐらいは本物じゃないと歌手としてアホだよ。口パクすぐわかるし、わかったとたん一気に冷める。
- Mステでタトゥーがドタキャンした時に、ミッシェルが緊急代打しての生演奏は格好良かった。やっぱりあてぶりはしょぼいなって思うわ
- あれだけたくさんの出演者がいてるのに・・・当て振りするしかしゃーないよな。ライブでやられたら ちょっと・・・とは思うけど(^。^;)
- アテブリどうこうよりも、それを生演奏と謳っていることが問題
などのコメントがありました。
単体のアーティストが出演する番組なら当て振りはどうかと思いますが、『音楽の日』は複数のアーティストが出演していたことなどから、これもある程度はしょうがないことかと思います。
ですが、もし当て振りだったとしても、それが分からないように見せるのもプロの仕事だと思いますので、生演奏しているように見せてもらいたいものですね。