NHK朝ドラ『わろてんか』ヒロイン・葵わかなに決定、起用理由は? 吉本興業の創業者が主人公、キャスティングミスの声も…
今年10月から放送開始予定のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』(10月2日~来年3月31日、全151回)のヒロインが、女優・葵わかなさん(18)に決定したことが明らかとなりました。
『わろてんか』は、『吉本興業』の創業者で芸能プロモーター・吉本せいさんをモデルとした主人公・藤岡てんが、明治後期から第二次世界大戦終了直後の大阪を舞台に、寄席経営を初めて笑いをビジネスに変えるために奮闘する姿を描いています。
脚本は、『働きマン』や『学校のカイダン』(日本テレビ系)のほか、『整形美人。』、『美女か野獣』、『全開ガール』(フジテレビ系)、映画『アオハライド』、『ホットロード』、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』、『岳-ガク-』、『僕等がいた』、『クローズド・ノート』など、数多くの作品を手掛けている脚本家・吉田智子さんが担当します。
今回のヒロインオーディションには2378人が参加し、その中で見事選出された葵さんは、9日に行われた発表会見に出席し、「きのう(合格を)聞いたばかりで、まだ受け止められていない自分がいますが、やってやるぞ!とワクワクです」とコメント。
葵さんは現在放送中の『べっぴんさん』など、過去2回朝ドラのヒロインオーディションに挑戦するも落選し、3度目で見事合格となったとのこと。
<『わろてんか』ヒロインに抜擢された葵わかなさんの写真>
制作統括の後藤高久チーフ・プロデューサーは、葵さんをヒロインに起用した理由について、「プロデューサーは『この人しかいないと思った』と言いがちだが、この場に立つと、それ以上に的確な言葉が見つからない。この先の伸びしろがものすごく大きいと感じた。動じず、肝が据わっている」「若いけど大人、キュートだけど強い、笑顔だけどコワい…そんな両極の魅力で周りの人を虜にしてしまう、これぞヒロイン藤岡てんそのものの資質を持った女優が葵わかなさんなのです!」と話しています。
3月に高校を卒業する葵さんは、慶應義塾大学総合政策学部への入学がすでに決定しおり、5月中旬にはクランクイン予定であるため、これからハードなスケジュールとなるのですが、報道陣から留年覚悟かと聞かれると「きのう決まったばかりですし、4日前に高校を卒業したばかりで、入学式もまだですし。行ってみないと分かりません。あきらめてません」と語り、『わろてんか』でヒロインを務めるにあたり「ヒロインと一緒に成長していきたいです。皆さんの毎朝の心のウォーミングアップになる作品にしたいです」と意気込みを語っています。
ヒロインに抜擢された葵さんは、小学校5年生だった2009年に、東京・原宿でスカウトされて芸能界入り。『スターダストプロモーション』に所属。
同7月にファミリーマート「霧島の天然水」のCMでデビュー。
2012年12月には、アイドルグループ『乙女新党』(2016年7月に解散)のメンバーに選抜され、2014年7月まで女優業と並行して活動。
女優としては『表参道高校合唱部!』(TBS系)、『マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~』(日本テレビ系)、映画『陽だまりの彼女』、『暗殺教室』、『罪の余白』、『サバイバルファミリー』に出演しているほか、『ヤマザキナビスコ』、『JR西日本』、『アート引越センター』、『ケイ・オプティコム mineo』など様々なCMにも出演し活躍しています。
そんな葵さんがヒロインを務めることに対してネット上では、
- 最近の朝ドラヒロインっていつも大手芸能事務所の子ばかり。それもある程度名前の売れた子?昔のような新人じゃないなあ。
- オーディションて言ってたから、素人の原石を育てていくのかと期待したのは無理でしたね。やっぱり話題作りか。そんなものだと思ったけど出来レースですね
- 葵わかな…。スカッとジャパンのイメージが強い。
- 兵庫明石産まれの吉本せいさんを何故、神奈川県出身、関西に縁のない女優さんに…。葵さんは、素敵な女優さんなのだろうけど、大阪弁はイントネーションも難しいし、関西出身の女優さんを起用してほしかった。
- 関西舞台のドラマ(べっぴんさん、朝がきた等)では関西出身女優を使わず、関西以外が舞台のドラマ(とと姉ちゃん、ひよっこ)では関西出身ヒロイン。なんでチグハグなキャスティングするの?
などのコメントが寄せられています。
現在放送中の『べっぴんさん』では、葵さんと同年代の女優・芳根京子さん(20)が主演を務めていますが、朝ドラへの出演がきっかけでブレークした女優は多くおり、葵さんもブレーク出来るチャンスなので良い演技を披露してほしいですね。
ネット上の反応を見ると厳しい声も多く上がっており、関西弁必須の作品にも関わらず、関東人の葵さんがヒロインにキャスティングされたことで物議を醸しているのですが、葵さんの父親は滋賀県出身で関西弁は聞き慣れているといい、後藤CPによれば、すでに違和感が無い程度に話せているとのことなので、方言についてはそれほど心配する必要は無いのかもしれません。
しかし、今作は吉本の創業者に関する物語であるため、ボケやツッコミなども求められることから、まだ経験が少ない葵さんが演じきれるのか心配ではありますが、全力の演技を見せてくれることに期待したいですね。
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