Mrs. GREEN APPLEが日本レコード大賞で3連覇達成にネットの反応は…出来レース疑惑で冷ややかな声も

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Mrs. GREEN APPLE

『第67回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が30日に放送され、“ミセス”こと『Mrs. GREEN APPLE』のダーリンが最優秀作品賞を獲得し、史上3組目の3連覇を達成したことに様々な声が上がっています。

ミセスは2015年7月にメジャーデビューし、2020年7月に活動を休止、2021年末をもってメンバー2人が脱退して3人組となりました。

2022年3月に活動を再開し、同5月にリリースの『ダンスホール』が、当時のバンド史上最速でストリーミング再生数が1億回を突破するほどのヒットとなり、初めてレコ大の優秀作品賞に選ばれましたが、同年は“セカオワ”こと『SEKAI NO OWARI』の『Habit』が大賞を受賞しました。

2023年には、清野菜名さん主演ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)の主題歌として書き下ろした『ケセラセラ』がヒットし、同年のレコ大で初めて大賞を受賞しました。

2023年のレコ大受賞曲『ケセラセラ』ミュージックビデオ

続いて2024年に、アニメ『忘却のバッテリー』(テレビ東京系)の主題歌として書き下ろした『ライラック』がヒットし、2年連続でレコ大の大賞を受賞し、レコ大史上9組目、令和初の連覇を達成しました。

2024年のレコ大受賞曲『ライラック』ミュージックビデオ

そして、3連覇がかかった今年のレコ大では、NHK主催のイベント『18祭(じゅうはちフェス)』のテーマソングとして書き下ろした『ダーリン』がヒットし、年間ストリーミング再生数は2億5,800万回を突破(オリコン調べ)しており、最優秀作品賞に選ばれました。

なお、今年のレコ大は『ダーリン』の他に、『M!LK』の『イイじゃん』、アイナ・ジ・エンドさんの『革命道中 On The Way』、『YOASOBI』のボーカル・幾田りらさんの『恋風』、『CANDY TUNE』の『倍倍FIGHT!』、『BE:FIRST』の『夢中』など10曲が優秀作品賞を受賞していました。

2025年のレコ大受賞曲『ダーリン』ミュージックビデオ

過去にレコ大で3連覇を達成したアーティストは、浜崎あゆみさん(2001~2003年)と『EXILE』(2008~2010年)のみで、バンドとしては初となっています。

<↓の画像は、2000年以降のレコード大賞受賞曲>
日本レコード大賞の大賞受賞曲(2000~2025年のまとめデータ表)

楽曲制作を担当のボーカル・大森元貴さんは、「歌を歌える場所や音楽を届けられる場所があることは、当たり前じゃない。その気持ちが日々強まっていくばかりです。」「3連覇の意味を、大義をすごく考えます。今後も真摯に楽曲を作って、精進してまいります」と語っています。

ミセスの3連覇達成に対してネット上では、

  • Mrs.以外取るのありえなかった 目指せ5連覇!!!
  • ミセスは圧倒的な歌唱力で、人気があるのは納得
  • ちゃんとした歌手が居なさすぎて無双状態だな
  • ミセスの曲はCMやドラマや映画主題歌に起用されたり、街中いたるところで流れてるし、文句なしの大賞受賞
  • ミセスの歴史的瞬間を観れて本当によかった こんなに素敵な楽曲が多くの人に聞いてもらえてjam‘sとして嬉しい
  • 米津もHANAもサカナクションもノミネートされてないんだから、そりゃ取るでしょ。去年も本当はCreepy Nutsだったしね
  • 浜崎あゆみ、EXILE が3連覇って聞くだけであまり価値の無い賞だと感じる
  • もうレコ大は金で買う賞というイメージしかない
  • レコ大も、もう終わっているよね。SNSでバズれば賞が取れる時代になった。だから知らない歌手ばかり
  • ダーリンという曲は今日さっきYouTubeで初めて聴いた 全く知らん曲だった レコ大賞の曲を年末まで知らなかったとは俺のアンテナも弱ったな
  • 2023年のレコ大では、AdoやYOASOBIがノミネートすらされなかった時にミセスが選ばれ、どことなく複雑な気持ちになった。
    現在は壮大な楽曲の数々に胸を打たれ続けている。これからの活躍も大いに期待
  • ミセスの曲はテレビや街中でよく流れて、気になってApple Musicで聴いてみたらすごいし引き込まれた。
    今時レコ大は意味あんの? この賞は出来レースか?と思ったけど、ミセスは実力派で今年もミセスだなと思ったからまあ妥当かな

などの声が上がっています。

レコ大は、各賞の受賞作品に偏りが見られることによって、かねてから出来レース疑惑が浮上していた中で、2016年10月に週刊誌『週刊文春』がレコ大の裏側を報じたことで大騒動に発展しました。

週刊文春は2015年のレコ大前に芸能事務所間で金銭取引があったと報じ、レコ大で大きな権力を持つ“芸能界のドン”が率いる事務所側が、アーティストが所属する事務所に「年末のプロモーション業務委託費」との名目で1億円を請求していたことを明らかにしました。

この報道に対して各事務所やTBSは週刊文春の報道をスルーし、そのままこの件はウヤムヤとなったことで疑念は払拭できず、2016年以降に大賞を受賞した各アーティストにも疑いの目が向けられることになりました。

こうした問題があってレコ大の価値は大きく下がり、以前ほど盛り上がらなくなってはいるのですが、ミセスの3連覇達成は大きな反響を呼んでおり、この結果に対してファン以外からも納得の声が多く見受けられます。

ミセスの楽曲は国内の累計ストリーミング数が、国内音楽史上初の100億回を突破しており、『ダーリン』も収録の今年7月リリースのベストアルバム『10』は、今月7日時点で推定売上枚数が98.7万枚(オリコン調べ)を記録し、オリコン年間アルバムランキングで3位(1・2位はSnow Man)に入っています。

ミセスは、今年から開催の“日本版グラミー賞”と呼ばれる『MUSIC AWARDS JAPAN(MAJ)』で、最優秀アーティスト賞も受賞しており、国内でトップクラスの人気を誇るアーティストになっています。

近年ミセスのメディア露出が激増しているため、ゴリ押しぶりに辟易する声だったり、楽曲に対して厳しい声も少なくありませんが、今年大賞を受賞した『ダーリン』など、しっかりと数字で結果を残しているので3連覇も納得ですし、この連覇記録をどこまで伸ばすのかに注目したいところです。

参照元
  • https://www.sanspo.com/article/20251231-6Y6VOLMWNNIR3HFK7CZJ3QRVI4/
  • https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202512300001077.html
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