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ミセスの新曲コロンブスがテレビで放送取りやめ、ミュージックステーションも歌唱曲を変更。CDTVライブ!ライブ!は出演見合わせに

Mrs. GREEN APPLE『コロンブス』MV炎上騒動でCDTVライブ!ライブ!出演中止、Mステは曲目変更に賛否

3人組ロックバンドの“ミセス”こと『Mrs. GREEN APPLE』の新曲『コロンブス』のミュージックビデオの内容が問題され炎上し、この騒動を受けて各テレビ局も対応に動き、17日に出演予定だった音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)への出演中止が発表されました。

『コロンブス』は、『コカ・コーラ』のキャンペーンソングとして書き下ろされた配信限定シングルで、配信がスタートした12日夜からYouTubeでMVが公開、13日朝には各局の情報番組でMVを流していました。

しかし、このMVでボーカル&ギターの大森元貴さんが扮したコロンブスは、新大陸を発見した偉人とされている一方、武器による弾圧で複数の島を植民地化、原住民を大量虐殺した人物としても知られており、MVでは類人猿に人力車を引かせたり、ピアノや馬の乗り方を教えるなどのシーンもあり、これらが奴隷制度を想起させ、人種差別的で植民地主義を肯定するような内容として炎上しました。

<↓の画像は、問題視された『コロンブス』MVのワンシーン>

その結果、13日にMVが非公開となり、所属レコード会社『ユニバーサル・ミュージック合同会社』や所属事務所が謝罪、大森元貴さんも公式サイトで謝罪コメントを発表し、「意図とは異なる伝わり方もするかもしれないと思い、スタッフと確認し合い、事前に特殊メイクのニュアンス、衣装、演じ方のフォロー、監修をしていたつもりではおりましたが、そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です。」などと釈明しました。

そして、この騒動が原因で『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)は、14日放送の番組では当初『コロンブス』と前作『Dear』を歌唱予定でしたが、今回の騒動を受けて『コロンブス』は歌唱中止となり、曲目は『Dear』と2018年リリースの『青と夏』に変更することを発表しました。

<↓の画像は、『Mステ』Mrs. GREEN APPLEの曲目変更告知>

これに続いて『CDTVライブ!ライブ!』は14日に、17日放送の2時間スペシャルへの出演見合わせを発表し、「6月17日(月)に出演予定のMrs. GREEN APPLEですが、出演見合わせとなりました。またの機会の出演を楽しみにしていてください。」と告知しています。

<↓の画像が、『CDTVライブ!ライブ!』Mrs. GREEN APPLEの出演中止告知>

この対応に対してネット上では、

などの声が上がっており、賛否両論となっています。

『コロンブス』はMVの内容が問題視されただけで、曲自体はコロンブスについて歌ったものでもなく、歌詞に問題はないことから曲目変更や番組の出演中止を巡っては物議を醸しています。

なお、『コロンブス』をキャンペーンソングとして起用の『コカ・コーラ』も13日に、楽曲を使用の全映像の公開停止を決定していて、スポーツ紙の取材に対して、「コカ・コーラ社はいかなる差別も容認しておりません」「今回の事態を遺憾に受け止めております。これは、我々が大切にしている価値とは異なるものです」「ミュージックビデオの内容に関しては、弊社は事前に把握をしておりません」と回答しています。

このように楽曲自体に問題があるような対応が取られていて、さすがにこれはやり過ぎとして関係各所の対応も物議を醸していますが、この騒動で曲のイメージも悪化してしまっただけに、これ以上の状況悪化を防ぐために、ある程度騒動が収まるまでこの曲を披露しない方がいいかもしれないですね。

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