今年の『第74回NHK紅白歌合戦』で、福山雅治さん(54)が白組のトリ、MISIAさん(45)が紅組のトリ(大トリ)に内定したことを『スポーツ報知』が報じ、この組み合わせは紅白史上初の4年連続でネット上では賛否両論となっており、「食傷気味」との声も上がっています。
スポーツ報知の取材によると、今年の紅白でMISIAさんが5年連続5度目の紅組トリ、福山雅治さんが4年連続4度目の白組トリに内定したといい、2人がトリに内定した理由についてNHK関係者は、「(今年のテーマは『ボーダレス-超えてつながる大みそか-』で)平和を願い、ボーダレスを象徴するような活動をされている。実績も申し分ない」
と説明したとしています。
紅白では1969~1971年にかけて、森進一さんと美空ひばりさんが3年連続でトリを務めたのですが、4年連続でトリが同じ組み合わせになるのは史上初となります。
これに対してネット上では、
- どちらも長崎県出身なので長崎県人としては嬉しくて鼻が高い
- MISIAさんの大トリは今の時代に一番相応しい。福山雅治さんの白組のトリも本当に今の時代に合っている。
- またこの人達かぁ、ウンザリ。 どうせNHKと芸能事務所との癒着優先だろ
- 4年連続このコンビにするほど素晴らしい人たちかなと思うところもある
- ここ数年紅白を観ていない私でも、またか…と思ってしまう
- 大トリは石川さゆりちゃんがいいのに。津軽か天城のどちらでもいいので、思いっきり歌い上げてもらって1年を締めくくりたい。
トリは、先日亡くなってしまった谷村さんの昴を映像でいいので流してほしい。あんな名曲が埋もれていってしまうのが勿体ない。 - トリを務められるだけのアーティストが他に見当たらない 全世代に知られているアーティストって意外と少ない
- 男女関係なく大トリはマツケンサンバでみんなで盛り上がって終わるようにすればいいのに。最近、またマツケンサンバブームが来てるみたいだし。
しっとり聴かせる曲もいいけど、サザンとかサブちゃんとかユーミンとか、みんなで盛り上がってて観てるこっちまで楽しい気分になれた - MISIAは最近ずっと歌姫枠になってるけど、その推し方がきつすぎて食傷気味。
本人の問題ではなく、彼女に頼って持ち上げすぎてるNHKの問題だと思う。あまり押し付けられるとかえって感動できないよ。
などの声が上がっています。
2010年以降の紅白のトリを見てみると、紅組は2010年がDREAMS COME TRUE、2011年は石川さゆりさん、2012年はいきものがかり、2013年は高橋真梨子さん、2014・2015年は松田聖子さん、2016~2018年は石川さゆりさん、2019~2022年はMISIAさん。
一方の白組は、2010~2012年はSMAP、2013年はSMAPが大トリで出演後、同年をもって紅白引退の北島三郎さんが究極の大トリとして出演、2014年は嵐、2015年は近藤真彦さん、2016年は嵐、2017年はゆず、2018・2019年は嵐、2018年は同年にデビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが究極の大トリとして出演、2020~2022年は福山雅治さんとなっています。
紅白のトリは、幅広い世代に親しまれているアーティストが起用される傾向にあり、現時点で発表済みの今年の紅白出場者を見た上で、MISIAさんと福山雅治さんのトリ起用は無難な人選のように思う一方、4年連続となると当然視聴者も飽き、さらなる視聴者離れに繋がることから、例年とは違った形にしてほしいですね。
ちなみに、今年デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズが、5年ぶりの紅白出演が有力視されていると複数のメディアが報じていて、2018年と同様に究極の大トリとしてサザンが登場し、メジャーデビュー曲『勝手にシンドバッド』などを披露して今年の紅白を締めくくるというパターンも考えられますが、トリはどのような形になるのかNHKの正式発表に注目したいところです。