『ダウンタウン』の松本人志さんが不在で開催された今年の『M-1グランプリ2024』の視聴率が発表され、関東地区では昨年を上回る高視聴率を記録したことが分かりました。
今年のM-1グランプリは大会史上最多の10,330組がエントリーし、『令和ロマン』、『真空ジェシカ』、『トム・ブラウン』、『ヤーレンズ』、『エバース』、『ダイタク』、『ママタルト』、『バッテリィズ』、『ジョックロック』の9組が決勝まで勝ち残り、加えて敗者復活戦から勝ち上がった『マユリカ』も含めた計10組で優勝を争いました。
審査員は、『中川家』の中川礼二さん、『海原やすよ・ともこ』の海原ともこさん、『アンタッチャブル』の柴田英嗣さん、『NON STYLE』の石田明さん、『かまいたち』の山内健司さん、『オードリー』の若林正恭さん、『笑い飯』の哲夫さん、『博多華丸・大吉』の博多大吉さん、『ナイツ』の塙宣之さんが務め、現在活動休止中の松本人志さんは出演せず、2015年以来9年ぶりに審査員が9人体制となっていました。
<↓の画像は、審査員9人の写真>
そして、今大会は昨年王者の令和ロマンが、M-1史上初となる2連覇の快挙を達成し幕を閉じ、関東地区の平均世帯視聴率は18.0%、平均個人視聴率は12.7%、瞬間最高世帯視聴率は21.4%、同個人視聴率は15.0%でした。
<↓の画像は、M-1史上初の2連覇達成の令和ロマン>
関西地区の平均世帯視聴率は25.5%、平均個人視聴率は18.4%、瞬間最高世帯視聴率は29.6%、同個人視聴率は20.3%でした。
昨年の関東地区の平均世帯視聴率は17.2%、個人視聴率は12.2%、瞬間最高世帯視聴率は20.8%で、昨年から数字を伸ばしています。
一方で関西地区は、昨年の平均世帯視聴率が28.0%、個人視聴率は21.4%、瞬間最高世帯視聴率は32.2%を記録しており、昨年から大幅にダウンしています。
こうした視聴率結果を受けてネット上では、
- ドラマの視聴率が5%程ばかりの中、すごい数字だね。決勝3組とも本当に面白かった
- 審査員に松本人志がいるというのが大きなポイントだと今まで思っていたけど、この数字を見るとほとんど関係ないということだね
- 松本不在はなんの影響もなかったですね。むしろ、松本が神様のように審査員長にいて周りが気を遣いながら審査していたこれまでよりずっと伸び伸びしているように見えました。
時代は先に進みます。松本はもう過去の人だとハッキリしたんじゃない - 審査員がすごく気を使ったコメントばかりで、おもしろくなかった。松っちゃん発信の笑いが確実に無くなっているので、いつもより楽しめなかった。
- 関西の視聴率が今までより低いのは大阪吉本の若手売れっ子が出てなかったのが影響してると思う。
やっぱり関西人からすると大阪吉本のバリバリの若手が決勝出てるの見たい。
などの声が上がっています。
関東地区は昨年から数字を伸ばした一方、関西地区は大幅にダウンした原因としては、松本人志さんが不在だったことも要因として考えられます。
<↓の画像は、今年は不在だった松本人志さんの写真>
松本人志さんは過去に2004年の第4回(優勝:アンタッチャブル)、2015年の第11回(同:トレンディエンジェル)には不参加で、2004年大会は関東の平均世帯視聴率は11.0%で前年から0.3%上昇した一方、関西は前年から2.6%ダウンの18.0%、2015年は両地区ともにダウンし、関西地区は前回から2%ダウンとなっていました。
また、関西地区の視聴率が落ち込んだ要因としては、ファイナリスト10組のうちマユリカ、バッテリィズ、ジョックロック以外の7組は東京で活動しており、関西で活躍している芸人が少なかったことも、関西地区の数字が落ちた原因として考えられます。
それにしてもM-1の視聴率は、お笑い賞レースの中でもずば抜けて高く、10月開催のコント師No.1決定戦『キングオブコント2024』(TBS系)の関東地区の平均世帯視聴率は9.2%(昨年は8.3%)、平均個人視聴率は6.1%(5.3%)。
女芸人No.1決定戦『THE W 2024』(日本テレビ系)は、関東地区の平均世帯視聴率が6.6%(同8.2%)、平均個人視聴率は4.1%(同5.3%)となっています。
こうした数字からもM-1の影響力、注目度の高さがうかがえ、松本人志さんの不在によってM-1終了を促す声もネット上では上がっていますが、松本さん不在でも視聴率が取れることを今大会で証明していますし、来年以降も続く可能性は高いでしょうね。