漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系 12月2日18時34分)の審査員7人が24日に発表され、ナイツ・塙宣之さん、落語家・立川志らくさんが今年初めてM-1の審査員を務めることが明らかになりました。
昨年に引き続き、上沼恵美子さん、ダウンタウン・松本人志さん、中川家・中川礼二さん、オール阪神・巨人のオール巨人さんが審査員を務めるほか、立川志らくさん、サンドウィッチマン・富澤たけしさん、ナイツ・塙宣之さんが新たに加わり、昨年務めた博多華丸・大吉の博多大吉さん、春風亭小朝さん、渡辺正行さんは外れる形となっています。
<↓の画像は、今年初めてM-1審査員を務める立川志らくさん(左)、ナイツ・塙宣之さん(右)の写真>
番組を制作するABC朝日放送は審査員の選定について、「今なお舞台に立ち続けている、笑いのプロフェッショナルという視点から審査をお願いしました」
と説明しています。
なお、今年のM-1決勝戦に進んだコンビは、霜降り明星(初出場)、見取り図(同)、トム・ブラウン(同)、ギャロップ(同)、和牛(4大会連続4回目)、スーパーマラドーナ(同)、ゆにばーす(2大会連続2回目)、かまいたち(同)、ジャルジャル(2大会連続4回目)、さらに敗者復活組を合わせた10組で優勝争いをします。
昨年と同様に、現時点で決勝進出を果たした9組中8組が吉本興業の芸人で、トム・ブラウンのみが、オードリー、ハマカーン、はなわさん、原口あきまささんらが所属する『ケイダッシュステージ』の芸人となっています。
今年敗者復活戦に出場するのは、からし蓮根、ニッポンの社長、マユリカ、ダンビラムーチョ、マヂカルラブリー、ブラス・マイナス、侍スライス、アキナ、ミキ、たくろう、ウエストランド、インディアンス、三四郎、金属バット、さらば青春の光、東京ホテイソンの計16組で、敗者復活戦の模様は12月2日14時半からテレ朝系で生放送されます。
そして、今年の審査員発表を受けてネット上では、
- 普通に良い人選
- 塙は毒づいてくれそうだから期待
- ちゃんと漫才師として評価するのは巨人・上沼・塙・礼二くらいかな
- 関東芸人、非吉本の審査員出せって声多かったしな。たけし、太田が無理と考えると塙、富澤はいいと思う
- 上沼は千里・万里時代を知ってるかどうかやろな。全国放送だとおしゃべりクッキングしか知らんやろうし
- 漫才師じゃない奴に審査させてもろくなことにならない。志らくはないわ。サンド低評価した大竹まことの再来だな。
- 恰好だけでもエエから吉本非吉本、関東関西とか五分に分けて審査して欲しいわな。見てる側も一応納得するやろ
- 志らく落語の才はあるだろうけど、他の畑で審査員は向いてないよなぁ。
塙はM1は取ってないけど漫才協会の副会長だからまあ - 富澤も塙も実力あるし、世間も確実に認めてるから大吉よりも納得感あるわな。志らくのお笑いの審美眼は分からんけどまぁ南原枠なんだろう
などのコメントが寄せられています。
審査員は毎年数名の入れ替えが行われているのですが、関西方面出身の審査員が多いことから、審査に偏りが生まれているといった声が視聴者らの間で上がっていました。
しかし、今年は東西でほぼ半分に分かれた構成になっていることや、『漫才協会』の副会長を務める塙宣之さんが新たに加わり、塙さんは漫才の分析力も高いと評価されている方ということもあって、今年は良い人選といった反応が多く見受けられます。
その一方で、恐らく落語家枠で春風亭小朝さんに替わって選ばれた立川志らくさんに対しては、現時点で疑問の声が多く上がっているのですが、視聴者目線で偏りのないジャッジをしてくれることに期待したいですね。
そして、気になる今年のM-1の優勝争いについてですが、やはり4回決勝進出を果たし、2016年と2017年に上位3組の最終決戦に進んだ和牛の優勝を予想する声が多く見受けられます。
その他にも、2016年大会3位、2017年は4位だったスーパーマラドーナ、昨年のキングオブコントで優勝し、M-1では4位のかまいたち等が優勝争いに食い込むのではと予想する声があります。
また、敗者復活戦組のミキ、マヂカルラブリーなども比較的高い評価を受けており、まだどのコンビが敗者復活となるかは分かりませんが、2007年には敗者復活のサンドウィッチマンが優勝するなど、敗者復活組が優勝争いに食い込むことも少なくないため、果たして今年はどのコンビが優勝となるのか注目したいところですね。