ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系 土曜23時15分)の第2話が25日に放送され、平均世帯視聴率が5.4%(関東地区)だったことが明らかになりました。
『M 愛すべき人がいて』は、ノンフィクションライター・小松成美さんによる歌手・浜崎あゆみさんの同名自伝的小説が原作で、浜崎さんと元恋人で『エイベックス』の松浦勝人会長の出会いから別れまでを描いた作品となっています。
主演は、昨年5月にデビューしたばかりの新人歌手・安斉かれんさんと俳優・三浦翔平さんが務めており、脚本は森三中・大島美幸さんの夫としても知られる放送作家・脚本家の鈴木おさむさんが手掛け、ドラマはフィクションも多分に盛り込まれた内容となっています。
<↓の画像は、『M 愛すべき人がいて』メインキャストの相関図写真>
そして、満を持して18日からスタートした『M 愛すべき人がいて』の第1話は平均視聴率5.6%を記録し、2017年10月期からスタートしたテレビ朝日の土曜ナイトドラマ枠内では歴代3位にランクインする好視聴率で、SNS上などでも大きな反響を呼んでいました。
これに続いて25日に放送された第2話の大まかなあらすじ内容(ネタバレあり)は、レコード会社『A VICTORY』の専務であるマックス・マサ(三浦翔平さん)のプロデュースによって、歌手デビューを目指すアユ(安斉かれん)は3ヶ月間、アメリカ・ニューヨークでレッスンを受けるようマサから指示されて渡米、現地でスパルタ鬼トレーナー・天馬まゆみ(水野美紀さん)のハードレッスンを受けることになりました。
<↓の画像は、『M 愛すべき人がいて』第2話のワンシーン>
ニューヨークでの厳しいレッスンを終えたアユは帰国後、『A VICTORY』からデビューを目指すガールズグループのメンバー候補生たちとの合宿に参加することになるのですが、この合宿中には様々な嫌がらせ行為を受けることになります。
嫌がらせ行為の裏では、長年マサに思いを寄せている秘書・姫野礼香(元TBSでフリーの田中みな実アナウンサー)が暗躍しており、候補生でアユの友人・玉木理沙(久保田紗友さん)等をそそのかしていました。
これによって候補生たちはアユに足を引っ掛けて転倒させたり、レッスン中に突き飛ばしたり、靴の中に画びょうを入れたり、風呂場の床に石鹸を塗って転倒させて腕を負傷させるなど、歌手デビューさせないために様々な嫌がらせ行為をしました。
そして、合宿最終日には上位5名のみがデビューできるという条件のマラソンが行われ、前夜に風呂場で転倒し肩を脱臼したアユは、くじ引きによって運悪く、最も重いハンデとなるペットボトル10本入りのリュックを背負ってマラソンに参加、肩の痛みや大雨という悪天候もあってアユは途中で挫折しそうになります。
そうした中でマサがどこからともなく姿を現し、「負けないって言ったよな。お前が本気で泣いて、本気で苦しむのはこんなところじゃないだろう!今を見るな!未来を想像するんだよ!俺を信じろアユ、走れー!」と大声で叫び、この言葉に奮い立たされたアユは立ち上がり、「アユ、走ります!」と言って再び走り出し、次々に候補生たちを抜いて見事に1位でゴールを果たしました。
マラソンを終えたアユの体を支えてマサが病院へ連れて行こうとすると、雨があがった空にはキレイな虹が架かっていた…というストーリー展開になっていました。
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そして、『M 愛すべき人がいて』の第2話を終えてネット上では、
- この令和の時代に何を見させられてるのか
- 昭和の昼メロ感がたまらん
- あの古臭い感じは大映ドラマ見てた世代には懐かしい
- 1話目に続いて2話目も、やはりドラマと呼べるものではなく、大学生くらいが作ったコメディドラマ。
- 実在の人物の名前を出さないでフィクションのコメディドラマとしてやればいいと思う。コメディとしてみたら割と面白い。
- 架空のドラマとして観るならいいんじゃないかな。長瀬の事には1ミリも触れてないし、松浦が美化されてるし、まあ実際の話とは全くかけ離れてるからシラケちゃう。駄作でしょう。
- 昼ドラみたい。ツッコミのオンパレードで、ジャンルは一応ノンフィクション?
でも思いっきり対極にあるフィクションコメディーみたいな出来上がり。 - わざと昭和の大映ドラマを思わせるのが狙いだよね。たまたまちょっと観たけど、主役の女の子が小学校の演劇発表会みたいな棒読みでびっくり。
まわりの演者が上手いから余計に棒読みが際立つ。他の演者さんも、なんだこりゃ!だろうな。スチュワーデス物語の、堀ちえみといい勝負。 - Mは良いドラマを作ろうとはしていなくて、いかにSNSで話題になるかを目指していると思う。SNSでツッコまずにはいられないネタ満載だし。
全力コントで笑ってはいけないシリーズみたいで個人的には楽しくみてます。 - 三浦くんと松浦さんのギャップも気になってしまうし、三浦くんが岩壁からあゆに叫ぶシーンとか笑えたけど、キャラの濃い俳優が揃ってるのに、あゆ役の子の演技が…。なんかもったいない。
などの声が上がっており、良くも悪くも反響を呼んでいます。
第2話では新たに水野美紀さん演じる強烈なキャラクターをしている鬼トレーナーが登場し、なぜか片言の日本語で「燃やすよ~!」「イノシシをやれるくらいのパンチで!」などといったインパクトのあるセリフを連発しており、水野さんの振り切ったオーバーな演技もあって大きく盛り上がっていた印象です。
『M 愛すべき人がいて』はコメディ、1980年代にヒットした大映ドラマのパロディ的な作品として見たら楽しめるという声も多いのですが、ドラマとしての評価は相変わらず低く、特にアユ役を演じている安斉かれんさんの“棒演技”が酷評されており、棒読みセリフなどはテレビで流すようなレベルではないことから評価が低いのは当然でしょうね…。
しかし、平均視聴率は第1話から続いて5%台をキープしており、土曜ナイトドラマ枠で第2話も5%以上の数字を獲得するのは史上初です。
このまま視聴率が大きく下がらなければ、同枠で歴代1位の視聴率を獲得した浜辺美波さん主演『アリバイ崩し承ります』(今年1月期放送 期間平均視聴率4.7%)、同枠2位の田中圭さん主演『おっさんずラブ in the sky』(昨年10月期放送 同4.5%)の視聴率を超える可能性もあり、第3話以降の視聴率がどうなっていくのか楽しみですね。