芸トピ

水曜日のダウンタウンプロデューサーの新番組が炎上。麻酔ダイイングメッセージ企画で静脈麻酔薬使用、不謹慎と批判相次ぐ

KILLAH KUTSで麻酔薬プロポフォール使用、日本麻酔科学会・理事長が激怒。バラエティ番組のネタで使い波紋

バラエティ番組『Kentaro Fujii’s KILLAH KUTS(藤井健太郎のキラーカッツ)』(Amazonプライムビデオ)で、出演者に静脈麻酔薬「プロポフォール」を使用したことで大きな波紋が広がっています。

『KILLAH KUTS』は、『水曜日のダウンタウン』『クイズ☆正解は一年後』『オールスター後夜祭』などを手掛け、今年7月にTBSのコンテンツ制作局バラエティ制作三部エキスパート(局長待遇)に昇進した藤井健太郎プロデューサーが、企画・演出を手掛けた新たなバラエティ番組で、7日から全4エピソードの配信がスタートするも、初日に突如配信停止となりました。

<↓の画像が、TBSの藤井健太郎プロデューサーの写真>

その後、14日から配信が改めてスタートしたのですが、エピソード2「麻酔ダイイングメッセージ」で麻酔薬のプロポフォールを使用しており、これに対して公益社団法人『日本麻酔科学会』の理事長が怒りの声明を発表しました。

「麻酔ダイイングメッセージ」は病院を舞台に、「誰かに殺され意識を失う間際に犯人のヒントを書き残すアレ」を麻酔で再現するというもので、このエピソードにはお笑いコンビ『モグライダー』、『ラランド』、ピン芸人・みなみかわさん、お見送り芸人しんいちさんが出演し、2人1組で殺人事件の被害者役を演じた方が麻酔を打たれ、意識を失う前に犯人の手掛かりを書き、それをもとにもう1人の刑事役が犯人を推理するという内容でした。

この企画は、胃カメラ検査の合間に撮影が行われ、被害者役は麻酔で意識を失った後に検査を受けるという形になっていて、番組内では予め、「今回使用するのは、人間ドッグなどで用いられ、注入開始からおよそ1分ほどで意識を失う麻酔。ちなみに、ダイイングメッセージのくだりを終えた後は、実際に胃カメラ検査を実施。あくまで今回は、検査のついでにロケを行わせていただきました」とアナウンスしていました。

番組冒頭でも、「当番組における麻酔の投与は胃カメラ検査を目的とし、医師による監修のもと、安全性に配慮した上で通常の検査で行われる方法と同時に実施しております」とのテロップを表示していました。

<↓の画像が、プロポフォールを打たれたみなみかわさん、モグライダー・ともしげさんの写真>

この企画に対して『日本麻酔科学会』は公式サイトで声明を発表し、【静脈麻酔薬プロポフォールの不適切使用について】と題して、一部メディアで静脈麻酔薬が娯楽やイタズラ目的で使用される場面が見受けられるとし、番組タイトルは伏せながらも、「特に、10月14日配信開始の番組において、プロポフォールが内視鏡クリニックを舞台に使用され、何らかの外科的処置を必要としない人物を意図的に朦朧状態にするという内容が含まれていることを知り、深い憂慮を抱いております。」としています。

続けて、「プロポフォールをはじめとする静脈麻酔薬は、本来、手術や検査時の鎮静を目的に、医師の厳重な管理のもとで使用されるものです。特に、これらの薬剤は呼吸抑制のリスクを伴うため、必ず人工呼吸管理が可能な環境で使用される必要があります。この点については、マイケル・ジャクソン氏の死亡事故などでも広く知られているように、適切な医療管理が行われない場合、生命に危険を及ぼす可能性があります。したがって、このような麻酔薬をいたずらに使用する行為は、極めて不適切であり、日本麻酔科学会として断じて容認できるものではありません。」と、番組の内容を非難しています。

また、麻酔科医や関連する医療従事者に対しても、「厳格なガイドラインに従って静脈麻酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使用を避けるよう強く要請いたします。」としています。

そして、『KILLAH KUTS』での麻酔薬使用、日本麻酔科学会の理事長による怒りの声明に対してネット上では、

などの声が上がっています。

藤井健太郎プロデューサーが手掛ける『水曜日のダウンタウン』も、放送可能なギリギリのラインを攻めた内容で支持を集めていますが、攻め過ぎるあまり炎上お騒動に発展することも多く、最近でも「コロナ対策、いまだに現役バリバリの現場があっても従わざるを得ない説」と題した企画で、コロナ禍にテレビ局でも徹底された感染防止対策をイジり倒し、これに対して「年間4万人(累計約10万人)が死亡する感染症を笑いのネタにね…」などと、不謹慎な内容だとして波紋を広げました。

この騒動から1ヶ月以上経ち、藤井健太郎プロデューサーが新たに『KILLAH KUTS』を手掛け、「スポーツスタンガン」、「麻酔ダイイングメッセージ」、「街行く人に 政治信条を聞いて『右寄り』と言われたら右折、『左寄り』と言われたら左折しなくてはいけないレース」といったエピソードで構成され、配信前のインタビューで藤井Pは「どの企画も基本的には地上波で表現することが難しかった」などと語っており、大きな注目を集めていました。

そして、麻酔薬を使用したエピソードが大きな問題となっているのですが、声明にある通り、プロポフォールの過剰摂取などによってマイケル・ジャクソンさんが死亡しているほか、この麻酔薬は副作用として気管支のけいれん、血圧低下などがあり、医師監修の元だとしても、バラエティのネタに使用するのは不適切で不謹慎と言えます。

また、プロポフォールではありませんが、ガン治療や出産時などに使用される長時間作用性局所麻酔剤「アナペイン」の供給が追いつかず、全国の医療現場で不足するという非常事態が起きていると最近もニュースになっていました。

番組の企画などで麻酔薬の使用OKという前例ができてしまうと、大きな事故に繋がる可能性が高まるだけでなく、医療現場で麻酔薬が不足する事態になる可能性もあると思いますし、様々なリスクから『日本麻酔科学会』がブチギレ激怒するのも当然かと思います。

現時点では『日本麻酔科学会』の声明を受けて、藤井健太郎プロデューサーら番組制作サイドはコメントを出していませんが、このままスルーするのか、今後の対応にも注目したいところです。

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