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EXITかねちーの逮捕歴発覚で吉本興業が猛抗議、週刊文春とのバトルの行方は…おはスタ出演見合わせも、テレビ番組出演ほぼ影響なし?

EXIT兼近大樹の前科報道で仕事への影響は…吉本興業は日弁連に人権救済申し立てで騒動拡大、週刊文春は正当性を主張

人気上昇中のお笑いコンビ『EXIT(イグジット)』のボケ担当・兼近大樹さん(かねちか・だいき 28歳)の逮捕歴、前科が週刊誌『週刊文春』に報じられ、これに対して所属事務所『吉本興業』が18日に、『日本弁護士連合会』(日弁連)に対して「人権救済申立て」を行ったことを明らかにし、さらに大きな騒動に発展しています。

吉本興業は記事が出た5日時点で、出版元の『文藝春秋』に対して抗議を行うとともに、民事・刑事上の法的措置を検討していることを公式サイト上で発表し、芸人になる前の未成年時における事件を報道することは、「プライバシー権・名誉権に対する重大な侵害にあたると考えざるを得ません。」などと訴えていました。

これに加えて18日には人権救済申し立てを行ったことを発表し、「ある者の前科・前歴に係る事実を実名で報道することは、プライバシー権・名誉権を著しく侵害する行為」「未成年の時点で犯した罪について実名で報道する行為は、少年法61条にも反するものと考えられる」と主張しています。

最後には、「取引先各位におかれましては、前科・前歴に係る不当な報道が、現在新たな環境で更生して、一所懸命に努力している弊社所属タレントの基本的人権の重大な侵害にあたることをご理解いただいた上、その芸能活動に支障が出ることの無いよう、改めてお願い申し上げます。」と呼び掛けています。

こうした吉本興業側の訴えに対して『週刊文春』側の反応はと言うと、EXIT兼近大樹さんが同誌の直撃取材に対して、「正直、いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。それが今、文春さんが知ってくれたっていうことで正直嬉しかったです。『やっと、今、言えるんだ』って!吉本からは『誰にも言うな』『絶対ダメ』って言われて」「自分のやっていること、生きてきた道っていうのが外れてる道をただ走っていたんだなってことにそこで気づいて、警察の人と話して、出たらむこう(東京)に行く手続きをとって」などと話していたことを改めて紹介しています。

<↓の画像は、1日に週刊文春の取材に応じたEXIT兼近大樹さんの写真>

その上で、「兼近さんという芸人を語る上で、逮捕の過去は、切り離せない事実です。また、テレビ番組に出演し、人気を集める芸人は、社会的に影響力が大きい存在です。」とし、記事掲載に至った理由についても、「兼近さんが取材に対して、『やっと話せる』『すべてをさらけ出してほしい』と説明されたことを踏まえて、記事を掲載しました。」と説明しています。

そして、『週刊文春』の記事は決して、現在のEXIT兼近大樹さんを否定するものでは無いと説明しているほか、過去の事件は実名報道されていることや、逮捕時は未成年ではなく成人だったことも確認しているとしています。

<↓の画像は、2011年11月、2012年4月の新聞掲載のEXIT兼近大樹さん逮捕記事の写真>

『週刊文春』側はこのように反論しており、今後両者のバトルの行方に大きな注目が集まっているのですが、EXITの今後の活動も注目されています。

『週刊文春』の報道から間もなく、出演していたゲームのCM動画が非公開となったほか、月曜レギュラーを務めていた子供向け番組『おはスタ』(テレビ東京系)の出演見合わせが発表され、7日に出演予定だったファッションイベントも急遽出演見合わせとなりました。

その一方で、6日放送の『ネタパレ』(フジテレビ系)、7日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(同)、9日放送の『でんじろうのTHE実験』、14日・21日深夜放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)、17日深夜の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演していました。

さらに、19日放送の『THE突破ファイル』(同)、同日深夜放送の『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の企画「ネタサンド!」など、深夜・ゴールデン帯問わず複数の番組に予定通り出演しています。

これは吉本興業の働きかけによるものなのかは定かではありませんが、現時点では影響が出ている仕事は一部と言えます。

しかし、ネット上での反応を見てみると、EXIT兼近大樹さんのことを擁護する声が多く上がっている一方、19歳当時に少女売春斡旋(あっせん)で逮捕され、罰金10万円の有罪判決を下されていたことを問題視する声も多くあります。

また、21歳の時にはグループで現金約1000万円入りの金庫を盗み、逮捕されていたことも明らかになっており、この事件では10日間の勾留後に釈放、刑事処分は受けていないとされてはいるものの、芸能界はイメージが最も重要視されるだけに致命的とも言われています。

EXIT兼近大樹さんは、チャラい芸風ながら実は真面目でいい人というキャラで注目、人気を集めていた方なので、『週刊文春』の報道によってイメージがガラリと変わってしまい、ネタを見ても笑えなくなってしまったという声もあるため、今後どうなるかはスポンサーの判断次第とはなりますが、徐々にメディアへの露出が減ってしまう可能性もあるのかもしれません。

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