『ミッション:インポッシブル(M:I)』シリーズの6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が8月3日に日本で公開されるのですが、日本語吹き替え版の声優を歌手・タレントのDAIGOさん、女優・広瀬アリスさんも務めることが発表され、ネット上では様々な声が上がっています。
トム・クルーズさん演じる主人公イーサン・ハントの声は、これまでと同様に人気声優の森川智之さんが担当し、DAIGOさんが声を担当するのは、イーサンの前に立ちはだかるライバルの敏腕CIAエージェントのオーガスト・ウォーカー役(ヘンリー・カヴィルさん)で、広瀬アリスさんが演じるのは、イーサンを翻弄する女暗殺者のホワイト・ウィドウ役(ヴァネッサ・カービーさん)となっています。
<↓の画像が、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で声優を務めるDAIGOさん、広瀬アリスさんの写真>
声優に抜擢されたDAIGOさんは、「『MI!』マジでいいの!?って思いました!世界的名作シリーズの『ミッション:インポッシブル』に出演できるなんて光栄です!気合い入れて頑張ります!」とし、自身が声を担当するイーサンのライバルに関しては、「まだ観てないので、詳しくは言えませんが、ファンの方もたくさん多い作品で洋画のアフレコは本当に難しいのでとにかく映画の邪魔だけはしないよう、しっかり役に入り込んで取り組みたいと思います!」と意気込みを語っています。
一方の広瀬アリスさんも「今回のお話を聞いてびっくりしました。」と声優に抜擢されたことに驚いたことを明かし、自身が演じる女暗殺者ホワイト・ウィドウについて「女暗殺者めちゃくちゃかっこいいですよね。(笑)いつも映画を観るときに、かっこいいなと思うキャラクターはこういうのが多かったりしていたので、カッコよく女性らしく演じたいです。」といったコメントを寄せています。
そして、この発表に対してネット上では、DAIGOさんが声優を務めることに対して心配の声が噴出する事態となっています。
俳優としてドラマ、映画、舞台などに出演しているDAIGOさんは、2000年代後半ごろから声優としての活動も行っており、これまでにアニメ映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者』、アニメ『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』などのアニメ作品に出演しています。
また、2008年に公開されたジェームズ・マカヴォイさんとアンジェリーナ・ジョリーさんW主演アクション映画『ウォンテッド』、2016年公開の『きかんしゃトーマス 探せ!!謎の海賊船と失われた宝物』といった作品で日本語吹き替え版の声優を務めました。
DAIGOさんに心配の声が寄せられる原因は『ウォンテッド』で披露した演技にあり、DAIGOさんはジェームズ・マカヴォイさん演じる主人公のウェスリー・ギブソン役を演じたのですが、DAIGOさんのセリフと演者の演技が合っていない棒読みっぷり、そのまんまDAIGOさんの普段の喋り方だったことで物議を醸しました。
2014年にテレビで『ウォンテッド』が放送された際にもネット上では、セリフの棒読みを指摘する声が相次ぐ事態となっており、DAIGOさんは当時、放送開始前には映画の放送を宣伝していたのですが、ネット上の批判的な反応を目の当たりにして心が折れてしまい、「とりあえずちょっと旅にでるので、ぼくを探さないでください……」といったツイートをするほどショックを受けていました。
<↓の画像が、DAIGOさんが当時ツイッターに投稿したツイートの写真>
過去にこうしたことがあったため、DAIGOさんが『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でイーサンのライバルという重要な役を演じることに対して不安の声が早くも続出しており、実際にネット上の反応を見てみると、
- DAIGOの吹き替え…確か棒読みだった気が
- DAIGOが吹き替えって大丈夫なんか?
- DAIGO……。ウォンテッドのことまだ忘れたわけじゃないからな….
- 声的にアニメ サスペンスには向かない バランスが悪くなり迫力低下する
- どういう考え方をしたら、ヒゲ面のヘンリー・カヴィルにDAIGOの吹き替えが思い浮かぶんだろう
- 声の演技力が足りない、やはりここはプロの声優さんに任せた方が良かった
- 何故プロの声優を使わないのか?プロ野球の試合に水泳選手やサッカー選手を参加させてるようなもんだと思うが(笑)
- アニメでも吹き替えでもそうだけど、もう芸能人や俳優が出演してるからテレビで取り上げるっていう無駄な茶番劇をやめてほしい
- やめて欲しい。本当にやめて欲しい。彼の吹き替えは下手過ぎて耐えられない。
- オファーされても受けなきゃいいじゃん そんなに仕事に困ってるわけじゃないでしょ また旅に出なきゃ行けなくなるよ
などのコメントが寄せられています。
なお、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の配給会社『東和ピクチャーズ』はDAIGOさんを起用した理由について、「持ち前の前向きさと明るさから来る国民的な好感度で、トムの好敵手として素晴らしい化学反応を見せてくれる」とコメントしています。
そこまで世間から批判されているDAIGOさんの声のあてぶりはどれほど酷いのか、『ウォンテッド』の予告動画で少し確認をしましたが、確かにセリフが棒読みで、素人にやらせたようなレベルであることから物議を醸すのもよく分かりました。
この吹き替えからすでに10年が経っており、これまでに様々な経験を重ねていることから『ウォンテッド』ほどの酷い仕上がりになることはないかと思いますが、DAIGOさんは歌手・タレントを本業としている方なので、作品のイメージを壊してしまうような結果にならないか心配ですね…。