ミュージシャンや芸能人といった有名人の影響もあり、ファッション感覚でタトゥー(入れ墨)を入れる方が増えており、タトゥーに対しての抵抗は徐々に弱くなっているようにも見えますが、やはり彫り物は暴力団など、反社会的勢力に属する方々が入れているということから決していいイメージは持たれておらず、地上波のテレビ番組では写り込まないように配慮されている場合もあります。
そうした中で、ヒップホップダンスボーカルユニット『DA PUMP』のメンバー・ISSAさん(本名=邊土名一茶 37歳)が2日放送のバラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間SP』(テレビ朝日系)に出演した際に、腕や胸に彫られたタトゥーがチラチラと見えていたことから批判が殺到していたようです。
ISSAさんはYシャツに学ランという格好をしていたのですが、ISSAさんは前のボタンを多めに開け、さらに腕まくりもしていたことから両手首や胸のタトゥーが画面に見え隠れ。
<↓の画像は、『しくじり先生』に出演していたISSAさんの写真>
以前に比べると、日本のアーティストが見える場所にタトゥーを入れることも珍しいことではなくなっていますが、決してイメージが良いものではなく、見ていて不快に感じる方も多くおり、さらに番組が放送されていたのはゴールデン帯(19~22時)ということから、子供への悪影響を心配する保護者から怒りの声が上がり、「教育上、悪い」「出演するなら隠して欲しい」「気持ち悪い」などの批判が上がることに。
<↓の画像は、DA PUMPのISSAさんの腕に彫られているタトゥー>
今年2月には、人気急上昇中のお笑いコンビ・メイプル超合金のツッコミ担当・安藤なつさんの腰回りにタトゥーが彫られていることが判明し、意外なこともありネット上では大きな話題になりました。
<↓の画像は、安藤なつさんのタトゥーの写真>
NHK連続テレビ小説『あさが来た』への出演で大ブレークしたディーン・フジオカさんもタトゥーを入れているのですが、1月に放送された情報番組『あさイチ』(NHK)に出演した際には、左腕のタトゥーが隠れる一に何枚もテープを貼り重ねて見えないように処置。
<↓の画像は、ディーン・フジオカさんのタトゥーの写真>
また、洋服で見えないように隠したり、モザイクで隠すということもテレビでは行われているようです。
これに対してネットでは、
- 刺青入れるのは個人の自由だけど、公共の場に出るなら隠すという対応が正解だね。最低限、刺青を入れていることで己がどう見られるのかわかっていないと。
- 別にしててもいいけど認めてアピールがウザい。批判があるの分かった上で好きで入れたんだから認めて欲しいとか主張すんなよって感じ
- 腕に入っているのであれば長袖をきて自主規制するべき。やっぱりがっつりはいった入れ墨は見てて怖いし不愉快。
- ISSAってやっぱり頭がおかしい
- 子どもの学校とか保育園でタトゥーしてる親がいたら、普通の感覚の他の保護者は避けたくなるだろうし、子どもにも良い印象は持たない。それが普通だと思う
- EXILEも三代目も刺青してる方々いますよ!チラチラ見えるとやっぱり嫌な気分になります。
- 刺青を入れようがタトゥーだろうが、本人の好きにすればいいけど、それを公共の電波に乗せるのは違うでしょ。日本で活動する以上、日本の常識を守るべき。テレビではアウト。
などのコメントが寄せられています。
格好いいなどと思い、様々な考えや誇りを持って入れているんだと思いますので、周りに見せたいという気持ちが出てきてしまうのも分からなくもないのですが、世間にはタトゥーを見たくないという人が多くおり、イメージがかなり悪いものだということを頭に入れておいてほしいですね。
メロディックパンクバンド『Hi-STANDARD』(通称:ハイスタ)、『ken yokoyama』のボーカル&ギター・横山健さん(46)は昨年7月に、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演した際、腕のタトゥーを見えないように長袖を着用するという配慮を見せていました。
この件について自身のサイトで、「ゴールデンタイムは不特定多数の人が流し見もするので、そこでオレみたいなもんが刺青丸出しで出てたら、『なんであんなもん出すんだ!』と気を悪くする人もいるだろう。それこそクレームでも寄せられたら『横山なんか出すんじゃなかった』と(制作サイドに)思われるだろう」とし、「(自分のタトゥーは)パッと見、ただの『輩』だ。正直言って刺青を隠すのは楽しいことではなかったが、今回の突っ張りどころはそこじゃないと充分理解してたので自主規制、長袖を着て出ることにした」と綴っていました。
テレビ以外であれば別に隠そうが隠さまいがどちらでもいいことだと思いますが、ゴールデンタイム等の幅広い層の方々が見ている時間帯の番組に出演する際には、最低限のこうした配慮をしてほしいものですね。