明石家さんまさんが企画・プロデュースを手掛けるアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)で、木村拓哉さんと工藤静香さんの長女でモデル・フルート奏者のCocomiさん(本名=木村心美 19歳)が、声優デビューを果たすことが発表され、ネット上では様々な声が上がっています。
『漁港の肉子ちゃん』は、直木賞作家・西加奈子さんが2011年に出版した同名ベストセラー小説が原作で、漁港の船に暮らす母・肉子ちゃんと娘・キクコの成長を描いたハートフル・コメディ作品となっています。
同作のアニメ映画化は、明石家さんまさんが西加奈子さんの作品を読んでいた中で、『漁港の肉子ちゃん』の内容に感動し、それをきっかけに西さんに映像化のオファーをしたところ快諾され、それから5年かけてようやくアニメ映画化が実現したといいます。
そして、『漁港の肉子ちゃん』の製作は吉本興業、企画・プロデュースは明石家さんまさん、メガホンを取るのは、劇場版『ドラえもん』シリーズや、『宇宙兄弟』、『海獣の子供』などを手掛けた渡辺歩監督、脚本はドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』、『凪のお暇』、『あなたには帰る家がある』などを担当した大島里美さん。
キャラクターデザイン・総作画監督は、スタジオ・ジブリ作品で原画を担当し、『海獣の子供』でキャラクターデザイン等を手掛けたアニメーターの小西賢一さん、アニメーション制作は、『えんとつ町のプペル』、『海獣の子供』などを手掛けた『STUDIO 4℃』が担当します。
主人公の肉子ちゃん役は、明石家さんまさんの元妻で女優・大竹しのぶさんが務め、Cocomiさんは娘のキクコ役に起用されており、大竹さんと親子役を演じるほか、劇中音楽にフルートで参加することも決定しています。
この他に、『鬼滅の刃』で主人公・竈門炭治郎の声を担当している人気声優・花江夏樹さんが、キクコの同級生で重要なキャラクターとなる少年・二宮役を演じることが発表されています。
<↓の画像は、『漁港の肉子ちゃん』出演者の写真>
プロデュースを手掛ける明石家さんまさんは、Cocomiさんをキクコ役に起用した理由について、「Cocomiちゃんが、大のアニメファンで、声優の養成所にも通っていたというのを聞いていて、それなら一度、(共同プロデューサーたちと)声を聞かせてもらおう、ということになって。テストのアフレコ収録で、キクコの声を演ってもらったら、すごくよかった。」
と説明しています。
また、「キクコは、肉子ちゃんの前だけで大阪弁、ほかの人の前では標準語にちかい土地のなまりが入った言葉を使い分ける難しい役柄。本人もすごく練習してくれている。期待しています」
とコメントしています。
一方のCocomiさんは、『漁港の肉子ちゃん』での声優デビューにあたり、「さんまさんからお声がけいただいて、とても光栄に思います。まさか、中学生の時に、声優のスクールに行っていたというお話を覚えていて下さると思ってなかったので嬉しかったです。原作を読ませて頂いた時に、少し面倒事になりそうな雰囲気になると流れに任せたりするキクコちゃんと、私自身の考え方が、とても似ていると感じるところがありました。(中略)ご迷惑をおかけすると思いますが、一生懸命、精一杯頑張りたいと思います。とても緊張していますが、キクコちゃんの性格や素敵なところをしっかり皆さんに伝えられるよう、頑張ります!!!」
と意気込んでいます。
そして、Cocomiさんの声優デビュー発表を受けてネット上では、
- 身内と今流行りの声優で固めたのか・・・
- さんまとキムタクの仲だけに何かワザとらし・・・
- 真面目に声優の勉強してる人がホントに可哀想。映像見たけどセリフは棒読みも良い所
- ハウルのキムタクですら違和感しかなかったのに経験の乏しい娘では…声優は専門の方でないと作品に没入できない
- フルート奏者・モデル・声優、、、いろんな分野に手を出しているけど、何かひとつでもいいので、自身の力で極めて欲しい
親の七光りを使いまくってるけどいつまで続くことやら、、、 - 良かったねぇ、好きなアニメの世界で声優デビュー。こっちで認められたら、パッとしないモデルやフルート奏者や写真家の肩書きは捨てて一つのことを極めた方がいい
- 声優の学校に通っていたというからどんなに上手いかと思って聞いてみたが素人丸出しの棒読みだった。
さんまは何のためにアニメのプロデュースなんかしてるのかね。作品に惚れ込んだのであれば、真っ当なプロの声優一択だと思うんだがな。 - コネがあった事が運がよかったって事だろうな。有名人の子供でも実力がないと残れないから、今後の努力に期待
- 運も実力のうちと言うし、親のコネだろうがなんだろうがそれも実力のうちと思う。
でもそれはあくまで足掛かりで、運よくもらえたチャンスを物に出来るかは本人次第 - 使えるコネは使うこと自体なにも悪くないですよね。本人がそこで結果だせばいいし、ダメならチャンスは減るだろうし
- トレイラー見た限り大竹しのぶもcocomiもよかった。キスマイの宮田俊哉もだけど、最近は声優専門じゃない人も上手だな〜と思う
などの声が上がっています。
明石家さんまさんと木村拓哉さんファミリーは親交が深く、木村さん曰く、さんまさんは家族から「すっごい面白い親戚のおじさん」と思われているそうなのですが、そうした関係があったからこそ『漁港の肉子ちゃん』への出演が決まったのでしょうね。
Cocomiさんの声優デビュー話に関しては、昨年3月に週刊誌『週刊文春』が報じ、その後もニュースサイト『NEWSポストセブン』が、「年内にオファーされて、来年夏のアニメ大作映画でデビューが最速」という映画関係者の証言を伝えていました。
そのため、Cocomiさんの声優デビュー決定に対しては特に驚きはなく、ついに正式発表されたかという感じですが、声優デビュー発表に対して、ネット上では批判の声も多く上がっています。
Cocomiさんは昨年3月にモデルデビューして以降、フルート奏者として『東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート』に出演したり、妹でモデル・Koki,さんを被写体に写真家デビューを果たすなど、様々な活動を展開していますが、どれも中途半端に手を出し過ぎだと物議を醸しています。
そうした中で、声優デビューも発表されたことでバッシングの嵐となっていますが、Cocomiさんは中学生時代に声優デビューを目指し、個人レッスンを受けていたことを明かしており、『漁港の肉子ちゃん』への出演をきっかけに、本格的に声優としての活動を始めるのか否か注目したいですね。