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防弾少年団のMステ出演中止騒動、原爆バンザイTシャツで大炎上しデザイナー釈明も…4大ドームツアーにも悪影響が?

BTSジミンの原爆Tシャツ問題で紅白やFNS歌謡祭の出演白紙。反日言動で嫌韓感情高まり、日本メディアが締め出し開始か

人気K-POPグループ『BTS(防弾少年団)』のメンバー・ジミンさん(JIMIN 本名=パク・ジミン 23歳)が昨年3月、原爆投下によるキノコ雲やバンザイをしている人々の写真などがプリントされたTシャツを着用していたことで物議を醸した結果、初出演予定だった9日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)への出演中止が決定し、この騒動は大きな波紋を拡げています。

9日放送の『Mステ』では、番組冒頭で10月からサブMCに就任した新人の並木万里菜アナウンサー(なみき・まりな 22歳)が、「今夜は、当初予定していた出演者を、一部変更してお送りします」と、BTSの名前を出すことなく報告し、その理由についての説明も行われませんでした。

なお、ビジネスニュースサイト『BUSINESS INSIDER JAPAN』がテレビ朝日広報部に取材を行ったところ、出演見送りを決定したのはテレビ朝日側だったと回答し、BTSの出演をめぐっては電話やメールで様々な意見が寄せられていたといい、番組出演中止を協議を行っていた『ユニバーサル・ミュージック』側に報告したのは、番組放送前日の8日だったことも明らかになっています。

原爆Tシャツが原因による『Mステ』出演中止騒動に関しては、日本と韓国のメディアだけでなく、イギリスのガーディアン、ロイター、BBC、タイムズ、アメリカのCNN、Bloombergなどなど、海外の大手メディアもこの騒動を取り上げています。

<↓の画像は、BTS・ジミンさんが着用していた原爆Tシャツの写真>

このように大きな問題に発展していることを受けて、問題の原爆Tシャツを手掛けたというデザイナーで『LJカンパニー』のイ・グァンジェ代表は9日、韓国メディアの取材に対して「反日感情と日本に対する報復などの意図があるわけではなかった」と弁明したことが報じられています。

原爆投下によるキノコ雲の写真などをプリントした理由については、「ブランドをスタートさせた当時、ストリートファッションが流行していた。その時、私は歴史に関心を向けており、若者たちが着るファッションに歴史意識を込めれば、少しでも歴史に興味を持ってもらえるのでは、と考えて(Tシャツ)を作った」などと経緯を説明したとのことです。

<↓の画像は、「Bomb Long Sleeve」として販売の原爆Tシャツのデザイン写真>

また、「日本を馬鹿にするような気持ちはなかった。原爆が投下され、日本が無条件降伏したために、韓国は解放されたという歴史の順序を表現するものだった。」と説明した上で、このTシャツをBTSメンバーのジミンさんが着用していたことが原因で『Mステ』出演が中止になったことについては、「昨日その事実を知り、とても動揺し、申し訳なく思っている。反日感情を助長しようとする意図はなく、その点でも防弾少年団に対して申し訳ない」と、BTSメンバーに対して謝罪していますが、日本に向けた謝罪に関しては報じられていません。

そして、この騒動によって出演が検討されていた今年の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK 12月31日19時15分)、『2018 FNS歌謡祭』(フジテレビ系 12月5・12日19時)、『ミュージックステーション スーパーライブ2018』(テレビ朝日系 12月下旬放送予定)の出演についても、白紙になったことが分かったと10日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)は報じています。

スポニチはさらに、すでに解決済みの元徴用工問題を韓国側蒸し返したことによって、日本で韓国のイメージがさらに悪化していることもあり、「テレビだけでなく、日本のメディア全体に“韓流締め出し”が広がってもおかしくない。」と伝えています。

一方で韓国の夕刊紙『文化日報』は、「BTSが訪日すれば、韓国を嫌う人たちの標的になりうる」として、13日からスタートする日本での4大ドームツアー『BTS WORLD TOUR ‘LOVE YOURSELF’ ~JAPAN EDITION~』(全4都市9公演・約38万人動員予定)への影響も懸念されるとしています。

原爆Tシャツなどが原因でここまで大きな騒動に発展しているのですが、これに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

今回大きな騒動に発展したきっかけは原爆Tシャツでしたが、この他にもBTSの各メンバーは以前から反日的な言動を公の場でしていることから、今後いくら原爆Tシャツの着用を釈明したとしても怒りの声は収まらないとみられます。

そのため、今後テレビ番組などへの出演は今後厳しくなる可能性は高いとみられ、ファンにしたら非常に悲しいことだとは思いますが、これは自業自得で仕方がないことでしょうね。

ちなみに、2013年6月に韓国でデビューしたBTSは、1年後の2014年6月には日本デビューを果たし、日本では今年11月までに9枚のシングル、3枚のアルバムをリリースしており、これまでにシングル3枚、アルバム2枚がオリコンで1位を獲得するほど日本で高い人気を得ています。

最新シングル収録曲『Airplane pt. 2』の日本語版ミュージックビデオ

また、日本以外の世界各国でも高い人気を得ており、昨年には北米・南米・アジアの全10ヶ国と地域で合計17都市を周るワールドツアーを開催し、今年5月リリースの3枚目アルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』は、アメリカの人気チャート・ビルボード200でアジア圏出身では初となる1位を獲得、8月からはワールドツアー(全41公演)をスタートさせています。

そして、このワールドツアーの日本公演は13日からスタートし、来年2月17日までに東京ドーム、京セラドーム大阪、ナゴヤドーム、福岡ヤフオクドームで全9公演が行われるのですが、このツアーの観客動員数を見ると日本公演での動員数がどの国よりも多く、9月から10月にかけて北米で開催した全15公演の合計動員数は約25万人の一方で、日本では9公演で約38万人を動員予定としています。

2017年に行ったワールドツアー(全40公演・55万人動員)に関しても、日本だけで全15公演で14.5万人を動員しており、このツアーでも最も多くの公演を開催し、観客を集めているのが日本となっており、CDの売り上げ枚数を見てもグループが最も大事にしていたのは日本のファンだったとみられます。

しかし、今回の一連の騒動によって今後日本での活動が限定的になる可能性も出てきているのですが、BTS側はこれからどういった動きに出るのか、しっかりと謝罪などを行うのかどうか注目したいですね。

なお、『ユニバーサル・ミュージック』の広報は『BUSINESS INSIDER JAPAN』の取材に対し、今後の日本でのプロモーション活動について、「コンサートは主催者の判断なので、こちらから申し上げることはできないが、握手会は予定通り開催する予定。また、今後のイベントがキャンセルになる情報は特に入っていない」と回答したとしています。

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