9日放送の『ミュージックステーション(Mステ)』(テレビ朝日系 金曜20時)に、現在世界的人気を得ている7人組K-POPグループ『BTS(防弾少年団)』が出演予定だったものの、急遽出演を中止したことが番組の公式サイト上で発表されました。
番組公式サイト上ではBTSの出演中止の理由について、「以前にメンバーが着用されていたTシャツのデザインが波紋を呼んでいると一部で報道されており、番組としてその着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、当社として総合的に判断した結果、残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました。」
と説明しています。
<↓の画像が、『Mステ』公式サイト掲載の番組出演中止コメント写真>
また、BTSの日本公式サイト上でも番組出演中止が発表されており、「11月9日(金)放送のテレビ朝日『ミュージックステーション』に出演予定でしたが、出演を見送ることとなりました。楽しみにしていただいたファンの皆様には残念な結果となり、お詫び申し上げます。BTSは今後も、よりいい音楽とステージでファンの皆様とお会いできるよう努めて参ります。」
とし、出演中止の理由については記していません。
<↓の画像は、BTSの日本公式サイトでの『Mステ』出演中止コメント写真>
番組出演が中止になるほど物議を醸しているTシャツというのは、BTSでリードボーカル・ダンサーを務めるジミンさん(JIMIN 本名=パク・ジミン 23歳)が2017年に着用していたもので、背中には原爆投下後のキノコ雲の写真や、1945年8月15日の「終戦の日」に朝鮮半島の人々が、日本の統治下からの解放とする「光復(こうふく)」を喜びバンザイしている写真、さらに韓国の独立を祝う文章として「PATRIOTISM OURHISTORY LIBERATION KOREA(愛国心・私たちの歴史・解放・韓国)」というメッセージがプリントされたものでした。
<↓の画像が、原爆バンザイTシャツを着用しているBTS・ジミンさんの写真>
ちなみに、このロングTシャツは『ourhistory』という韓国のファッションブランドのアイテムで、商品名は「Bomb Long Sleeve」(定価:49000ウォン 日本円で約5000円)となっており、同じくK-POPグループ『Monsta X(モンスタエックス)』のメインラッパー・ジュホンさん(本名=イ・ジュホン 24歳)も以前このロンTを着用していました。
<↓の画像が、原爆バンザイTシャツを着用のMonsta X・ジュホンさんの写真>
<↓の画像は、2人が着用のTシャツにプリントされているデザインの写真>
そして、このようなTシャツをBTSのメンバーらが着用していたことが日本で物議を醸し、10月に韓国のメディアなどもこの話題を取り上げたことなどがきっかけで、より大きな騒動に発展していきました。
実はジミンさんだけでなく、他のメンバーらもこれまで反日発言や活動をしてきており、リーダーでメインラッパーのRMさん(アールエム 旧名=ラップモンスター 本名=キム・ナムジュン 24歳)は、デビュー後間もなくの2013年8月15日にBTSの公式ツイッター上で、「今日は光復節!!歴史を忘れた民族には未来はありません。休みもいいですが、殉国された独立闘士の方々にもう一度感謝申し上げます。大韓独立万歳!」と綴り、「歴史を忘れた民族」として日本人を批判していました。
この他にも、日本軍の元従軍慰安婦を自称する女性たちを支援するブランド『マリーモンド(MARYMOND)』(売上金50%以上を団体に寄付)の洋服を着用したり、スマートフォンケースを使用していることなどを公式ツイッター上でアピールしていました。
<↓の画像が、マリーモンドのアイテムを使用するBTSメンバーの写真>
このようなことがファン以外の間でも広まり、大きな騒動に発展したことなどから『Mステ』の出演中止などが決まったのですが、この件に対してネット上では、
- Mステだけにとどまらず、このまま日本での活動は自粛してくれるとありがたいなぁ
- 日本が嫌いなんだろうから日本に来ないでほしいね。
- 本人がきちんと説明すれば問題はここまで大きくならなかったが、当人がそれを拒否した。レコード会社としてもどうしようもない。
- 本人たちの反日意識、今の日韓関係からして、出演させない判断は当然。
彼らが出てるCMやポスターも、目に入ると気分が悪くなる。
全米ビルボード1位になり『たかが日本のテレビ番組』と見下した故だろう。
韓国人は上下の意識が強く、一旦自分が上位になると、下位の者への見下し方が半端ではない。 - 原爆万歳Tシャツを複数回着て出てきたって日本人が何万人も焼け死んでよかった!ってこと。
過去にも反日活動をずいぶんやっているようだし、テレビ局に意図を聞かれても謝罪しなかったってことでしょ。
ヘイト&レイシズム、殺戮賛美の人がテレビに出るなんてとんでもない。
などのコメントが寄せられており、今回のテレビ朝日の対応は当然だとする声が多数上がっています。
また、BTSは今年5月にアメリカのビルボードチャートでK-POP史上初のアルバムランキング1位を獲得したり、世界各国でツアーを開催し、日本でも高い人気を得ていることから、平成最後となる今年の『NHK紅白歌合戦』に出場する可能性があるという話が出ているため、NHKも同様の対応を取ってほしいとする声も多く見受けられます。
以前から日本では嫌韓感情が高まっていましたが、世界的人気で最も勢いに乗っているK-POPグループが原爆被害者たちを冒涜するようなTシャツを何度も着用し、誤った歴史認識のもとで日本を批判する行為を続けていることから、日本に来るなといった声が上がるのも当然です。
BTSサイドはこの件に対して一切謝罪の言葉無く活動を続けていることから、テレビ朝日だけでなく各メディアも対応を考えていく必要があるのではないかと思いますが、『Mステ』への出演中止をきっかけに今後この問題はどこまで大きくなっていくのか、引き続き注目していきたいところですね。