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和田アキ子の『アッコにおまかせ!』で人権侵害! BPOがゴーストライター騒動の佐村河内守を人権侵害したと指摘

BPOがTBS『アッコにおまかせ!』に、佐村河内守の名誉毀損の人権侵害あったと指摘し勧告! ネットでは番組終了を望む声が多数

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会(委員長・坂井真弁護士)が17日に、ゴーストライター騒動で話題になった佐村河内守さんが人権侵害を申し立てていた情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)について、「名誉を毀損する人権侵害があったと言わざるをえない」として再発防止を求める勧告を出し、放送倫理上の問題も指摘しました。

問題となったのは昨年3月9日の生放送で、佐村河内さんが開いた記者会見をVTRで紹介し、検証や論評を行っていたのですが、VTRでは「普通に会話が成立」とテロップを流したほか、医師の所見を受けて番組司会者の和田アキ子さんら出演者が「これからどうやって生きていくんだろう」「ここまで行っても、嘘にならないんですか」などと語っていました。

この放送について佐村河内さんは申立書で「視聴者に『聴覚障害者であるかのように装って記者会見に臨んだ』との印象を与えた。同程度の聴覚障害のハンディキャップを持つ者に対しても、社会生活上深刻な悪影響を与えた」と名誉侵害を主張し、さらに「悪意ある編集」があったとも訴え、昨年10月に審理入りを決めたことが明らかとなりました。

そして、これに対して委員会側は「普通に会話が成立」というナレーションとテロップ付きで放送された会見の映像、アナウンサーによる「普通の会話は完全に聞こえる」という説明等は、佐村河内さんが聴覚障害者と偽っているという印象を与えるものと判断。

また、佐村河内さんの診断書の“感受性難聴”といった記載を明確に説明しなかったことなどを問題視し、放送倫理上の問題があるなどと指摘しました。

その一方で、佐村河内さんが同じく人権侵害を訴えていた昨年5月放送のバラエティ番組『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)について委員会は、「許容限度を超えて申立人の名誉を侵害するものとは言えない。放送倫理上の問題も認められない」とする見解を示しました。

ちなみに、『IPPONグランプリ』では「幻想音楽家 、田村河内さんの隠し事を教えてください」という問題がお笑い芸人たちに出題され、出演者からは「髪もゴーストヘア」「ピアノの鍵盤にドレミファソラシドと書いてある」「ミュージシャンのくせに持ってるCDはベストアルバムばかり」などといった回答が出ており、佐村河内さんは身体的特徴や音楽的才能を揶揄する回答だったとして謝罪を要求。

それにし対してフジテレビ側は、「髪形を含めた独自の装いを演出し、自らの楽曲として公表しながら、実際には第三者の創作による部分が極めて大きいものであったことが社会的に批判されることはやむを得ず、表現行為として許容されるべきである」などと反論していました。

そして、この騒動に対する反応をネット上で見てみると、

など、番組に対して批判的なコメントが寄せられており、番組の終了を望む声が多く上がっています。

誤解を招くような偏った内容や「普通の会話は完全に聞こえる」と断定する発言をしてしまったことに問題があると思いますが、佐村河内さんの聴力に関しては怪しい部分があるため何ともいえません。

これに対してネット上では、番組打ち切りを希望する声が多々上がっているわけですが、番組自体に対する批判はもちろんのこと、和田さんの言動が以前より問題視されており、この騒動をきっかけにより番組終了を望む声が増えていく可能性はあるものの、番組の制作には和田さんが所属する芸能事務所『ホリプロ』が絡んでいるため、視聴率が下がったとしてもそう簡単に番組を終わらせられないと言われており、今後も視聴者から批判されながらも番組は続いていくのかもしれないですね…。

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