『第68回NHK紅白歌合戦』(12月31日19時15分~)の出場者が16日に発表され、今年初出場となるアーティストはHey! Say! JUMP、エレファントカシマシ、TWICE、三浦大知さんなど計10組、その一方で昨年まで出場していたmiwaさん、香西かおりさん、AAA、V6などは落選となっているのですが、AAAが落選した理由をニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
『エイベックス』グループ所属のAAAは2005年にデビューし、事務所の松浦勝人社長からゴリ押しされて数多くのメディアに露出していると噂され、デビューした年の「日本有線大賞」で有線音楽賞、「日本レコード大賞」では最優秀新人賞を受賞するなど、デビューから様々な音楽賞を受賞していました。
また、2010年には紅白に初出場し、昨年まで7年連続出場を果たしていたものの、今年は残念ながら落選となっています。
そんなAAAですが、これまでの活動で着実に人気を高め、今年初めて4大ドームツアーを開催したほか、昨年同様に今年リリースした3枚のシングル全てオリコンチャート5位以内にランクインするなどの結果も残しており、なぜ今年は落選してしまったのか謎で、疑問を抱くものとなっています。
そして、『日刊サイゾー』が報じている記事によると、AAAの人気は絶頂にあるため紅白出場は確実視されていたそうなのですが、エイベックスグループの苦境が落選の理由だといいます。
音楽業界関係者によれば、エイベックス所属の浜崎あゆみさん、倖田來未さん、EXILEらがヒットを連発していた頃には、同社からは6~7組が紅白出場を果たしていたものの、ヒット曲を出すアーティストの減少によって同社の出場枠が徐々に減少したそうです。
昨年の紅白に出場したエイベックス所属のアーティストは、E-girls、絢香さん、三代目J Soul Brothers、V6、AAAの計5組で、V6はジャニーズ枠に入っていることから、エイベックス枠で出場したのは計4組だったとし、今年はさらに減少してE-girls、三代目J Soul Brothers、三浦大知さんの3枠になってしまったそうです。
AAAよりもデビューが早い三浦大知さんは、今年デビュー20周年を迎えており、エイベックスが三浦さんを猛プッシュしたところ、AAAが押し出されるという形になったとのことです。
<↓の画像は、紅白初出場が決定した三浦大知さんの写真>
その一方、AAAは2010年から8年連続で「日本レコード大賞」の大賞候補となる優秀作品賞に選ばれており、今年は10月にリリースした最新シングル『LIFE』が優秀作品賞に選出されているのですが、前出の音楽業界関係者は「一部では乃木坂46で決定のような報道がありましたが、紅白で涙をのんだAAAに花を持たせる可能性も残されているようです」と語っています。
しかし、今年は乃木坂46の『インフルエンサー』が最有力候補だと週刊誌『週刊文春』が報じており、同シングルで16作連続のオリコン1位獲得、さらにミリオンセラーも達成しており、大賞を受賞するか否かはプロデューサーの秋元康さんの意向次第だとしています。
また、『日刊サイゾー』は三浦大知さんも対抗馬として挙げられているとし、三浦さんが所属する『ライジングプロダクション』は以前よりレコ大との繋がりが強く、過去にも所属アーティストが多くの賞を受賞しているため、大賞を受賞する可能性はあるとのことから、今年は乃木坂46、三浦大知さん、AAAの3組が大賞の有力候補となりそうです。
<↓の画像は、今年の「日本レコード大賞」で大賞の最有力候補と噂の乃木坂46の写真>
ちなみに、今年の大賞候補となる優秀作品賞に選出されているのは以上3組のほか、昨年大賞を受賞した西野カナさん、氷川きよしさん、三山ひろしさん、欅坂46、AIさん、AKB48、SEKAI NO OWARIの計10組となっています。
今年の紅白に出場するアーティストを見てみると、エレファントカシマシ、トータス松本さん、平井堅さんなど、特に今年ヒット曲を出していないアーティストが多く選ばれているのですが、事務所の力関係、大人の事情なども大きな影響を及ぼしているとみられ、AAAが落選してしまったのはやはりそういった裏事情の影響なのかもしれません。
なお、NHK側は選考の基準として「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画、演出」の3つを挙げているほか、全国の7歳以上300人を対象に行った「ランダムデジットダイヤリング」という調査(紅白に出場しほしいアーティスト男女3人を挙げるという内容)、全国8000人以上のWEBアンケート(同)、『NHKのど自慢』の予選出場者の曲目、CDやDVDの売り上げ、ダウンロード数、有線放送やカラオケへのリクエストなども調査対象として、出場歌手を決定したと説明しています。
そして、AAAの初受賞が囁かれているレコード大賞についてですが、『週刊文春』が2015年のレコ大で買収が行われていたという疑惑を報じており、2年連続で三代目J Soul Brothersが大賞を受賞出来たのは、所属するエイベックスやLDHなどが大手芸能事務所『バーニングプロダクション』に働きかけ、1億円を支払ったことにより受賞した可能性があるとしていました。
この買収疑惑の真相は明らかにはされていませんが、以前より業界大手の事務所が持ち回りで大賞を受賞しているという噂は囁かれており、実際に疑わしい結果になっていることからガセネタとは言い切れず、今年は最有力候補と言われている乃木坂46ではなく、エイベックスのAAAもしくは三浦大知さんが受賞する可能性もあるため、今年はどのような結果になるのか注目したいところですね。