14日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にて、8月24・25日放送の『24時間テレビ』のチャリティーマラソンに関する発表が行われ、今年は「24時間フルマラソン駅伝」として、4人のランナーがそれぞれフルマラソンの距離42.195kmを走り、タスキを繋ぐ形になることが明らかになりました。
24時間フルマラソン駅伝のランナーには、イッテQメンバーのピン芸人・いとうあさこさん、お笑いコンビ『ガンバレルーヤ』のよしこさんが抜擢され、残る2人は後日発表されるとのことなのですが、今年のチャリティーマラソン決定までの裏側を夕刊紙『日刊ゲンダイ』が報じており、芸人らの闇営業問題によってドタバタ劇が繰り広げられていたとしています。
<↓の画像が、24時間駅伝ランナーのいとうあさこさん、ガンバレルーヤ・よしこさんの写真>
事情に詳しい日本テレビ関係者によると、当初はイッテQのヤラセ問題を受けて、日本テレビは番組をバックアップするプランが決まっていたといい、今年のチャリティーマラソンのランナーについては、「本命はここだけの話、ヤラセ問題で大打撃を受けた宮川大輔(46)が予定されていました」
と証言しています。
イッテQのヤラセ問題では、宮川大輔さんが出演する人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」でトラブルが発生し、祭りのでっち上げ、ヤラセ疑惑が浮上したことによって同企画は放送を中止しています。
<↓の画像が、お祭り男・宮川大輔さんの写真>
しかし、日本テレビサイドは視聴者から寄せられた多くの希望を受けて、お祭り男企画の復活を計画しており、日本テレビは5日に発表したコメントで、「イッテQ『祭り企画』は、お祭り男が本気で挑戦する姿をお見せし、その中で起こる人間ドラマや、笑いと感動をみせることが目的です。我々に、祭りのねつ造や、でっち上げをする意図はありませんでした。『祭り企画』については、自信を持ってお伝えできる態勢が整い次第、再開したいと思っております」
としています。
また、宮川大輔さん本人も8日に行われたイベントに出席した際、「僕はいつでも行く準備はできてますんで、あとは向こう(日本テレビ)の判断にお任せしています。また新たに決まったら一丸となって頑張ろうと思っています」
と意欲を見せています。
日刊ゲンダイによれば、日本テレビは24時間テレビをきっかけにお祭り男企画を復活させ、低迷を続けているイッテQの視聴率回復を狙うという思惑があったそうなのですが、6月に予定していたチャリティーマラソンランナー発表の直前に、『フライデー』によってよしもと芸人等の闇営業問題が取り沙汰されました。
芸能プロダクション関係者は、「宮迫博之ら吉本の所属芸人が反社会的勢力からギャラをもらっていたのは致命的でした。『24時間テレビ』は基本チャリティー番組ですから、吉本芸人をピンで走らせるのはイメージが悪すぎるという判断が下されたようです。宮川大輔も吉本の芸人なので企画は頓挫(とんざ)してしまった」
と裏側を明かしています。
そうした中で浮上したのが駅伝方式というプランだったそうで、短い練習期間では長距離を走るのは難しいことから浮上したアイデアといい、そこで白羽の矢が立ったのがイッテQの企画「女芸人遠泳部」のメンバーだったそうです。
「女芸人遠泳部」には、いとうあさこさん、椿鬼奴さん、フォーリンラブ・バービーさん、たんぽぽ・川村エミコさん、ガンバレルーヤ・まひるさんらが参加しており、残る駅伝ランナーはこの中から選ばれる可能性が高いといい、他にもイッテQに度々出演している女優・木村佳乃さん、今年のチャリティーパーソナリティーを務めるプロフィギュアスケーターの浅田真央さん、ニュース情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の金曜メインパーソナリティーを務めている元女子レスリング選手の吉田沙保里さんらの名前が候補として挙げっているとのことです。
ニュースサイト『NEWSポストセブン』も同様の話を報じており、当初はチャリティーマラソンのランナーは宮川大輔さんが本命だと言われていたものの、吉本興業に所属し、雨上がり宮迫博之さんとも親しい仲ということで急遽見送られたようです。
また、残る2人の駅伝ランナーについて日本テレビ関係者は、「やはり『イッテQ』で固めると思います。そこでサプライズとして浮上しているのが、木村佳乃さん(43才)です。(中略)5月に1年ぶりに出演した回も高視聴率でしたし、『イッテQ!』の視聴率V字回復には必要不可欠な存在です。」
とし、「彼女が駅伝のアンカーとなり、ゴールの東京・両国国技館では夫の東山紀之さん(52)が待ち構える。最後は木村さんと東山さんが一緒にゴールし、メインパーソナリティの嵐が祝福するという絵が最高のフィナーレになると見ています」
という演出があるのではないかと語っています。
<↓の画像は、イッテQ出演の木村佳乃さんの写真>
これらの報道に対してネット上では、
- 感動よりも暑い中に可哀想のほうが大きい
- 誰が走っても感動しない。そもそも番組自体やめてほしい。
- 今の時代に走る自体をやめるべきだと思います。24時間テレビの視聴率主義が続くなら番組自体をやめるべきではないか。
- 今年のような局内外共に問題の多い年に、24時間テレビでマラソンをやる必要があるのかどうか。
武道館から国技館へ会場を移すのを機会に、マラソンも中止し、番組も全面的にリニューアルする必要があったはず。
マラソン以外に、この24時間の中でなければできない企画はいくらでもあるはず。 - 今年が辞める良いタイミングだったのになぁ、何が今更24時間マラソンなんだか。
方式もマラソンじゃなく駅伝に変わって、企画終了の良い機会だったと思う。
あの24時間マラソンを見て視聴者は何を思うのか、虐待そのものでしかない。 - 発表を聞いたときは、駅伝にして数人で分けてまで走らなきゃいけないのかと呆れた。
今の東京の環境は、チャリティーマラソンが始まった当時と違い真夜中や炎天下、24時間走れる生易しい環境ではない。
チャリティー番組ではないと世間には知られているし、マラソンで死者が出る前にやめたほうがいいと思う。 - このマラソン企画ほど、作成側の局と視聴者の価値観に開きのある企画はほかにないと思う。正直、局側はもう意固地になってるとしか思えない。
それこそ、局の偉いさんにこの企画に並々ならぬこだわりを持ってる人がいて「視聴率なんてどうでもいいんだよ、とにかく続けろ」と指示してるとしか思えない、、、
番組である以上作る側も腐った顔で作業に当たることはできないからみんな明るくふるまってるけど、本心はどうなんだろうな、、、
などのコメントが寄せられています。
誰がランナーを務める云々の前に、マラソン自体を止めるべきなのではという意見が非常に多く上がっており、年々夏の暑さが厳しくなっている中で、身体に大きな負担をかける危険な行為を、マラソン素人のタレントたち挑戦させる必要がどこにあるのかなどと、企画に疑問を感じている方が多い様子です。
昨年の24時間テレビでは、同じくイッテQメンバーのANZEN漫才・みやぞんさんが水泳、自転車、マラソンを組み合わせたトライアスロンに挑戦し、特にトラブルも無く無事にゴールを果たしましたが、最高気温が40度に迫る酷暑の中、マラソンをさせられており、視聴者からは感動の声よりも体調を心配する声が多く上がっていた印象です。
そして、今年は例年会場として使用している日本武道館が改修工事などで使用出来ないため、会場が両国国技館に変更、これによってマラソンコースの変更も余儀なくされたため、これを機にマラソンは止めたらという声が多いのですが、日本テレビサイドとしては視聴率を獲得できる番組のメイン企画であるため、止めることは考えてない様子です。
局側と視聴者との間にかなり温度差があり、すでに物議を醸しているチャリティーマラソンですが、今年は闇営業騒動で駅伝方式に変更となり、わざわざランナー2名の発表を引っ張ったからには大物が起用される可能性が高く、名前が挙がっている木村佳乃さん、吉田沙保里さんなのか、それとも全く別の人物が起用されるのか、発表に注目したいところです。