陸上自衛隊出身のピン芸人・やす子さん(本名=安井かのん 25歳)が、8月31日から放送の『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』(日本テレビ系)で、チャリティーマラソン企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」でランナーを務めることが先日発表されました。
この発表に対してネット上では、酷暑の中でマラソンをさせるのは非常に危険で熱中症などによって「最悪、人が死ぬ」として、企画中止を求める声が上がる中で、20日から放送の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で「100kmサバイバルマラソン」が行われ、ネット上で物議を醸しています。
昨年から通し企画として行われている100kmサバイバルマラソンは、賞金1,000万円をかけて「必要以上に休憩せず100kmマラソンに挑戦したらいつゴールするのか?」を検証するもので、24時間フルに使い100kmマラソンをする24時間テレビを皮肉った企画となっています。
昨年の27時間テレビでは、ハーフタレント・ハリー杉山さんが優勝したほか、タレント・井上咲楽さん、ピン芸人・ワタリ119さん、安田大サーカス・団長安田さん、“みちょぱ”こと池田美優さんの夫でタレント・大倉士門さん、山本賢太アナウンサーが完走しました。
そして、今年の100kmサバイバルマラソンには井上咲楽さん、『A.B.C-Z』の塚田僚一さん、ピン芸人・お見送り芸人しんいちさん、20日に離婚発表したタレントの金田朋子さんと森渉さん、元サッカー日本代表・駒野友一さんと太田宏介さん、来年初頭に解散予定のアイドルグループ『でんぱ組.inc』の藤咲彩音さん、『純烈』の最年少メンバー・後上翔太さんらが参戦しました。
<↓の画像は、27時間テレビ「100kmサバイバルマラソン」参加者の写真>
結果は、太田プロダクション所属のお笑いトリオ『モシモシ』のボケ担当で、早稲田大学法学部出身のいけさんが優勝、2位は4人組ダンスボーカルグループ『OWV(オウブ)』の佐野文哉さん、3位はワタリ119さん、4位は森渉さん、5位は大倉士門さん、6位は金田朋子さん、7位は『ネルソンズ』の青山フォール勝ちさん、8位は後上翔太さん、9位は山本賢太アナでした。
<↓の画像が、賞金1,000万円を獲得したモシモシ・いけさん(中央)の写真>
前回、女性参加者で唯一完走した井上咲楽さんは、スタート後からお腹の痛みを感じながらも走り続けていましたが、最終的には「急性胃腸炎による脱水症状」によってドクターストップがかかり、約半分の48km地点で脱落しました。
<↓の画像が、脱水症状でドクターストップ、脱落した井上咲楽さんの写真>
この他に、藤咲彩音さんは60km、塚田僚一さんと駒野友一さんは65km、お見送り芸人しんいちさんと太田宏介さんは80km、『四千頭身』の石橋遼大さんは85km地点で脱落となっていました。
100kmサバイバルマラソンは、一定の距離ごとに10分のインターバルを挟み、走り続けるという過酷な企画となっており、番組の視聴者からは24時間テレビよりも感動したとの声も上がる一方で、全国各地で35度を超える危険な暑さの中でマラソンを行ったことに対して、
- 日テレもそうだが、マラソンとかそういうのもうやめろよ。感動の押し売りはいらない
- 数字が取れれば1人2人◯んだところで、何とも思わないとか、ホントテレビの中の人は屑ですね
- 今の真夏の暑さは昔とは違う。いい加減視聴率や話題性重視の方法を変えた方がいい。
- この企画のヤバさに気付くことができずに放送してしまうあたり、さすがTV局の人だなと思ってしまう。大衆と感覚がずれ過ぎている。
- 最後のスパートの金田さん、必死な姿というよりも半分熱中症になりっているかのような感じで、これを放送して大丈夫なのかと心配になりました。
- ゴールした人ばかりに焦点が当たっていますが、それ以上に途中脱落者が多く居る事の危険性について触れるべき。
プロのマラソンランナーでもない芸能人に必要以上に無理をさせ、仮に完走してもその後にダメージが有った場合は誰が責任を取るの
もしも来年が有るのなら井上咲楽さんはリベンジなど考えず、不参加にすべきだと思う。賞金や知名度よりも命の方が大切
などと批判が噴出しており、物議を醸しています。
今年の100kmサバイバルマラソンには、サッカー日本代表だった元トップアスリートたちも参戦するも途中で脱落となっており、非常に過酷な企画であることが分かります。
これに続いて24時間テレビでも例年通りマラソン企画が行われ、昨年の24時間テレビでは、来年に還暦を迎えるタレント・ヒロミさんが24時間で102.3kmのマラソンに挑戦し、例年通り番組のフィナーレを迎えるタイミングで無事ゴールを果たしましたが、真夏の炎天下にマラソンをするのは非常に危険ということで炎上しました。
そうした批判も受けてか、今年は現時点で走行距離は明らかにされておらず、先日行われた番組の制作発表会見では、目標距離は設定せず、無理のないペースでなるべく長い距離を走り続けることを目標とするとしていました。
<↓の画像は、24時間テレビでチャリティーマラソンランナーを務めるやす子さんの写真>
それでも真夏の炎天下にマラソンをさせることに変わりはなく、非常に危険な行為であるとして医師たちも警鐘を鳴らし、番組の視聴率獲得や募金のためにこうした危険な行為はやめるべきだとの声が上がっています。
24時間テレビは、局員による募金の着服問題などで番組全体のイメージがさらに悪化していますし、マラソン企画で大きなトラブルが発生する恐れもあるだけに、最悪命を落とす可能性もある企画は廃止し、別の新たな企画を始めるべきな気がしますね。