2026年後期の朝ドラ『ブラッサム』ヒロインは石橋静河、あらすじ内容発表。オーディション無しで起用、ネットで賛否
2026年度後期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが『ブラッサム』、ヒロイン役は女優・石橋静河さん(いしばし・しずか 30歳)が務めることが正式発表され、ネット上では様々な声が上がっています。
NHK大阪放送局が制作する『ブラッサム』は山口県岩国市を舞台に、明治から昭和の時代を駆け抜けて自由を求め続けた作家・着物デザイナーで、『おはん』『色ざんげ』『生きて行く私』などの作品で知られる宇野千代さん(1897~1996年 享年98)をモデルとしたヒロイン葉野珠(はの・たま)が、様々な人たちとの出会いを経て夢を手繰り寄せ、激動の時代を突き進む姿が描かれます。
<↓の画像は、ヒロインのモデル・宇野千代さんの写真>
『ブラッサム』のあらすじ内容は、「実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられた。女学校を卒業後、代用教員として働き始めるが解雇され、故郷の岩国を追われることになる。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開く。(中略)大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金…と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う。そうした中で、小説家として花を咲かせる。時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に『幸せ』を運んでいく。」
としています。
脚本は、ドラマ『マルモのおきて』、『表参道高校合唱部!』、『ブギウギ』などを手掛けた脚本家・櫻井剛さんが担当し、ヒロインは宇野千代さんをモデルにしながらも、大胆に再構成してフィクションとして描くといいます。
ヒロイン役の石橋静河さんはオーディションではなく、制作サイドによるオファーで起用され、撮影は来年の春先からスタート予定となっています。
<↓の画像は、ヒロインを務める石橋静河さんの写真>
石橋静河さんは今日行われた会見に出席し、「声をかけていただいたよ、と初めて聞いた時はビックリして、青天の霹靂とはこういうことか!と思って未だにビックリしている」「宇野千代さんについていろんな本を読み漁っていくうちに『なんて素敵な方なんだ!』と思って、こんなに素敵な方をこれから長い時間をかけてキャスト・スタッフのみなさんと掘り下げていけるんだなと思うと、とても嬉しいです。朝、全国のみなさんがテレビを見て『今日もいいものを見たな、よし!』と思ってもらえるような作品にしたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」
とコメントしています。
そして、石橋静河さんのヒロイン起用を受けてネット上では、
- 昔の朝ドラのヒロインと言ったら、新人の登竜門的な感じだったけど…
- 石橋静河さん、「悪女(ワル)」を拝見して以来大好き。サラッとした雰囲気で演技に力みがない上に品もあり、ほかの同世代の俳優さんとは一線を画す方だと思う。朝ドラも楽しみ
- 宇野千代がモデルというのに驚いた。結婚・離婚3回だけど魅力的で才能にあふれた可愛らしい女性 石橋静河さんの演技で見るのは楽しみ
- 石橋静河さんはNHKに愛されてるなあ。めちゃくちゃよく出てる印象。
「半分、青い」の時は嫌な奴って思ったけど、『鎌倉殿』の静御前がすごくよかった。この機会に評判がいい『燕は戻ってこない』も観てみようかな。 - 演技は悪くないと思うけど、主役より脇役の方が輝くタイプかなあって思う
- 宇野千代の生涯を朝ドラで、というのにびっくり。4回結婚、それ以外に洋画家の東郷青児と不倫関係から事実婚状態にあったという、朝ドラで取り上げそうにない人生を送った人だから。
脚本は女性かと思ったら「ブギウギ」の後半を担当した櫻井剛氏が間髪入れず再登板。
正直「ブギウギ」は当初の足立紳氏から櫻井氏に脚本が変わって明らかに面白さが失速したのでこちらはどうなるかな?
などの声が上がっています。
ヒロインに抜擢された石橋静河さんは、女優・原田美枝子さん(66)とロックバンド『ARB』の元ボーカルで俳優・石橋凌さん(68)の次女で、2015年にデビューしました。
<↓の画像は、父親・石橋凌さん、母親・原田美枝子さんの写真>
2017年に映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』で池松壮亮さん(34)とW主演し、この作品での演技が高く評価され、『ブルーリボン賞』『キネマ旬報ベスト・テン』『山路ふみ子映画賞』『ヨコハマ映画祭』『高崎映画祭』『TAMA映画賞』などで新人女優賞を受賞。
2018年に『半分、青い。』で朝ドラデビューし、佐藤健さんの妻役を演じました。
これ以降、数多くのNHKドラマに出演しており、2022年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などに出演、2023年は『探偵ロマンス』、2024年は『燕は戻ってこない』、今年は2月放送の『リラの花咲くけものみち』、8月放送の『八月の声を運ぶ男』に出演することが発表されており、NHKからの信頼、評価が高いことがうかがえます。
石橋静河さんは両親も俳優の2世芸能人で、そしてオーディション無しで朝ドラヒロインに抜擢されたことで批判も多く、そしてこれまでの出演作での演技などから、主演よりも脇で光るタイプの女優との指摘も少なくありません。
賛否両論となっていますが、主人公のモデルとなる宇野千代さんは生涯に4度の結婚と離婚をしていて、私生活は自由奔放だったことでも知られており、そうした方をヒロインのモデルとしてどのようなストーリーになるのか、そして石橋静河さんがどういった演技を披露するのか楽しみですし、今後の追加キャスト発表にも注目したいですね。
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顔立ちが似てるからいいんじゃない?
二世ばかり
何故、NHKの朝ドラは
ヒロインを視聴者の朝のイメージに合う等とオーディションの選抜理由を発表しているが
実際に脚本家の狙いとは違う作品となり、結果的にワースト視聴率ドラマとなる作品が多く存在する
これは言い換えれば、その作品のヒロインを演じる女優が実力があっても、イメージダウンと世間には捉えられ、民放で主役のドラマに出演しても
世間はその女優に期待しない
要は、NHKの朝ドラに出演オーディションを希望する新人は、相当の覚悟が無ければ将来的に不利な立場の女優として活躍する事になる