人気イケメン俳優・吉沢亮さん(よしざわ・りょう 25歳)が、2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝(つ)け』で主演し、2024年発行の新1万円札に描かれる実業家・渋沢栄一(1931年11月死去 享年91)を演じることが明らかになりました。
『青天を衝け』というタイトルの由来は、若き日の渋沢栄一が藍玉(藍の葉を発酵させ、臼でつき固めたもの)を売るために信州を旅した際に、険しい内山峡で読んだ漢詩の一節「勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征」(青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む)から採ったもので、2020年夏から撮影開始予定となっています。
大河ドラマ60作目の主人公・渋沢栄一は「日本資本主義の父」とも呼ばれ、大蔵省の官僚や銀行の頭取を経て実業家に転身し、第一国立銀行、理化学研究所、東京海上火災保険(現、東京海上日動火災保険)、王子製紙(現、王子製紙、日本製紙)、東京証券取引所、麒麟麦酒(現、キリンホールディングス)、サッポロビール(現、サッポロホールディングス)、東洋紡績(現、東洋紡)など、様々な企業の設立や経営に携わり、約500もの企業を育てたほか、約600の社会公共事業にも関わった偉人で、1926年と1927年にはノーベル平和賞の候補に選出されています。
<↓の画像は、若い頃の渋沢栄一の写真>
そんな渋沢栄一役に抜擢され、2021年公開の大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務める吉沢亮さんは、「歴史ある大河ドラマの60作目の主演をやらせていただくことになり、光栄に思っております。歴代の大河ドラマの主人公は、名実ともにトップクラスの素晴らしい方が演じてきた印象が強いので、僕にお話をいただけたのは光栄である一方、プレッシャーも尋常じゃないくらいあって、今の真ん中に立って何ができるかという不安はあるが、精一杯やりたい。渋沢栄一の人生をエンターテインメントとして楽しく届けられるように頑張ります。よろしくお願いします」
とコメントしています。
<↓の画像が、『青天を衝け』主演の吉沢亮さんの写真>
脚本は、ドラマ『カバチタレ!』、『不機嫌なジーン』、『ランチの女王』、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』『風のハルカ』、『あさが来た』、映画『デトロイト・メタル・シティ』、『カイジ 人生逆転ゲーム』、『宇宙兄弟』など、様々な作品を手掛けた脚本・演出家・映画監督の大森美香さんが担当し、オリジナル脚本となっています。
<↓の画像は、吉沢亮さんと脚本担当の大森美香さんの写真>
プロデューサー(制作統括)の菓子浩さんは『青天を衝け』について、「渋沢栄一という愛すべき人物を、『青春』というキーワードでみずみずしく描きたいと考えています。脚本の大森さんは、上質なエンターテイメントを作り上げる名手。そして、主演の吉沢さんは、硬軟自在な演技で魅せる実力派。骨太な人間ドラマが生まれると確信しています。2021年、エネルギッシュでチャーミングな渋沢栄一と一緒に、激動の幕末・明治を旅しましょう!」
とコメントしています。
吉沢亮さんを主演に起用した理由については、「大河を長く続けていく時に、『なつぞら』の現場で(吉沢さんと)一緒にやったスタッフの話は参考になった」「(様々な出演作を見て)画面の勢いや存在感など、いろいろ見た結果キャスティングした。硬軟どちらのお芝居も力強く、高い演技力に注目していた」
などと説明しています。
そして、吉沢亮さんが2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演し、渋沢栄一役を演じることに対してネット上では、
- 朝ドラみたいになりそう
- 明治以降やるのもうやめろや
- 戦国時代だけやってれば視聴率取れるのに
- 渋沢が頑張り出すのはおっさんになってからやからな 主役大丈夫か?
- おいおい、近代のいだてん派手にコケてるのに、学習能力無いのかw
- いだてんよりは視聴率いいんじゃね?
- 面白そうやけど合戦や命のやり取りがないとダレると思うわなぁ
- せっかく若い吉沢亮使うのに渋沢栄一ってアホやろ。イケメン目当ての女が渋沢栄一じゃ見る訳ないやろ。被っていいから戦国やっとけや
- 渋沢栄一はガチの偉人だから失敗は許されんぞ ちゃんとしたの作れよ
- 渋沢栄一か~女子ウケはしないよなぁ。これをきっかけに知る機会になるかもしれないけど…
でも吉沢亮くんにはガッツリ時代劇の方が良かったなぁとちょっと思う。 - 視聴率だけを考えたら戦国時代や幕末とかのほうがいい気もするけど。これはこれでどのようなものになるかを見てみたい。
などのコメントが寄せられています。
今年放送の近現代を舞台とした『いだてん~東京オリムピック噺~』は視聴率が大コケし、大河史上最低視聴率を複数回更新するほど低迷しているため、渋沢栄一が主人公の『青天を衝け』も心配の声が多く上がっています。
一方で、『青天を衝け』の脚本を担当する大森美香さんは『あさが来た』の脚本を手掛け、朝ドラでは今世紀最高となる期間平均視聴率23.5%を記録しており、期待の声も少なくありません。
また、主演に抜擢された吉沢亮さんは、現在放送中の朝ドラ『なつぞら』でヒロインの幼馴染を演じて大きな反響を呼んでおり、今年4月公開の実写映画『キングダム』、2020年公開予定の映画『一度死んでみた(仮)』や『さくら』に出演するなど、今勢いに乗っている俳優で、演技力も高い評価を受けているだけに、脚本や演出さえ酷くなければ高い数字も得られるかと思います。
『いだてん』は低迷を続けていますが、来年には長谷川博己さん主演の『麒麟がくる』が放送され、本能寺の変で織田信長を自害させた戦国武将・明智光秀を演じることが決定しており、恐らく来年は大河ドラマの数字は回復するとみられるので、『青天を衝け』は現時点で厳しい結果になるのではと予想する声も多いものの、好視聴率を獲得する良い作品に仕上がることに期待したいですね。