2021年後期の朝ドラ・カムカムエヴリバディのヒロインは3人、オーディションで決定へ。有力候補は人気若手女優か
NHKが28日、2021年後期放送予定のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の情報を解禁し、来年秋のドラマタイトルは『カムカムエヴリバディ』で、ヒロインは朝ドラ史上初となる3人の女優がリレー形式で務めることを明らかにしました。
朝ドラ枠では現在、窪田正孝さん主演の『エール』を放送し、2020年後期作品として秋から杉咲花さん主演の『おちょやん』、来年春には清原果耶さん主演『おかえりモネ』を放送予定で、これに続く第105作目として『カムカムエヴリバディ』の制作を発表しました。
<↓の画像左は今年後期放送『おちょやん』の主演・杉咲花さん、右は来年前期放送『おかえりモネ』の主演・清原果耶さん>
『カムカムエヴリバディ』は、岡山・京都・大阪を舞台に、昭和から令和にかけてラジオ英語講座と共に歩んだ3世代の親子(祖母・母・娘)の姿を描いたハートフルコメディといいます。
戦争で夫と死別し娘を置いてアメリカに渡るしかなかった祖母・安子、親と英語を憎みつつもジャズソングに心を救われ、自分の人生を切り開いた母・るい、時代劇の世界に憧れつつも、ラジオ英語講座に自分の居場所を見つけていく娘・ひなたの3人が、ラジオで英語を聴き続ける中で、それぞれの夢への扉を開いていき、「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」というメッセージが込められた100年にわたる波乱万丈のファミリーヒストリーになるそうです。
朝ドラでは2018年後期の安藤サクラさん主演『まんぷく』以降、6作連続でオーディション無しでヒロインを決定しているのですが、『カムカムエヴリバディ』では8月末からオーディションを開始し、そこから少なくとも1人をヒロインに選出する形になるとのことです。
ヒロイン発表は今年冬、クランクインは来年春を予定しているとのことです。
105作目のタイトル『カムカムエヴリバディ』は、NHKの元アナウンサー・平川唯一さん(1993年8月没 享年91)が講師を務めていたラジオ番組『英語会話教室』(別名:カムカム英語 1946~1951年放送)のオープニング曲から取ったものです。
『カムカムエヴリバディ』の脚本は、2007年後期放送の貫地谷しほりさん主演『ちりとてちん』、松山ケンイチさん主演のNHK大河ドラマ『平清盛』など、数多くのNHKドラマを手掛けている脚本家・藤本有紀さんが抜擢されています。
藤本有紀さんは『カムカムエヴリバディ』について、「1925年(大正14年)に日本でラジオ放送が開始されたその年に、英語講座は始まりました。その歴史を紐解いていくことは、そこに百年の物語を見つけ出し、紡ぎ上げることと同義です。とても自然な成り行きで三世代のヒロインが誕生しました。小さな積み重ねがやがてダイナミックな展開をもたらすのは、英語学習も連続テレビ小説も同じです。毎日15分だけ、おつき合いいただけましたら幸いです」
とのコメントを寄せています。
また、制作統括の堀之内礼二郎プロデューサーは、「3世代の女性が登場し、ヒロインのバトンが次の世代に、そしてまた次の世代にと、リレーのように受け継がれていきます。この試みは、長い連続テレビ小説の歴史の中でも初めてのことです。命、そして役割は前の世代から託され、次の世代につないでいくものだということ。大きな流れの中で生かされている命の尊さを感じてほしいと思っています」
としています。
そして、この発表を受けてネット上では、
- オーディションから1人以上選ぶと言って、大手事務所の売り出し中の女の子にするなんて事はないでしょうね?
事務所関係なく素敵なヒロインを期待してます! - 過去には、べっぴんさんで4人がヒロインになるような設定で脚本組まれたこともあるし、いくつか例はあるから驚きじゃないかな。
- 3人ヒロインできるから、演技経験が少ない若手を抜擢することができますね。
最近のヒロインは演技力と安定感はあるけど初々しさが足りなかったことをよく言われてたから、いい案だと思う。 - 脚本家が「ちりとてちん」を書いた方ということで…「ちりとてちん」では渡瀬恒彦さん演じる落語の師匠はじめ、貫地谷さん・青木崇高さんたちのお弟子さんたちも人間味あふれて笑って泣いて大好きでした
このドラマも3人のヒロインを中心に「人情味あふれる」朝ドラになることを期待しています - ちりとてちん、平清盛の藤本有紀先生だから期待出来るかな。ここ数年は大阪制作の方が安定している感じ。
- 最近朝ドラは、優秀な女優さんが主演なんで視聴率は高いのですが、放送後半にマンネリとヒロインが実年齢と違いすぎるのを感じていた。どうなるのか楽しみ
- これは久しぶりに期待できそう。「ちりとてちん」面白かったし、藤本有紀さんはコメディが達者なので笑わせてくれそう
- オーディション大賛成!実力者のヒロインは安定していて安心感があるけれど、演技の予想がついてしまうし成長も感じられません。
のんさんしかり、予測不可能なヒロインに出会いたい。キラキラした新しい才能に出会いたい。
NHKの朝ドラだから出来ることです。脚本も「ちりとてちん」の藤本さんなら間違いないし、期待しています。
などの声が上がっています。
藤本有紀さんが手掛けた『ちりとてちん』では、オーディションで貫地谷しほりさんがヒロインの座を手にし、視聴率は芳しくなかったものの、この作品がきっかけで知名度が急上昇し現在の活躍に繋がっています。
朝ドラは“スターへの登竜門”とも言われる枠であるため、知名度や人気がまだ低い若手女優にヒロインを務めてほしいとの声が朝ドラファンからは多く上がっており、『カムカムエヴリバディ』で久しぶりにオーディションによって少なくとも1人を選出するとのことで注目を集めています。
ただ、週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が先日配信の記事によれば、NHKは視聴率低迷を懸念して知名度が低い新人女優を起用する機会が減少し、ある程度の実績がある若手女優を起用する傾向にあるとしており、今後ヒロインに起用される可能性が高い女優として、上白石萌音&上白石萌歌姉妹、森七菜さん、浜辺美波さんの名前を挙げています。
<↓の画像は、朝ドラヒロイン候補4人の写真>
左上から時計回りに上白石萌音さん、上白石萌歌さん、浜辺美波さん、森七菜さん
これらの報道や近年の傾向から、『カムカムエヴリバディ』も冒険はせずに堅実な人選となりそうな気もしますが、朝ドラ史上初となる3人のヒロインには誰が選ばれるのか注目ですね。
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- https://www.oricon.co.jp/news/2168013/
- https://www.cinematoday.jp/news/N0117600
- https://www.dailyshincho.jp/article/2020/07251100/
ヒロインは知っている女優さんじゃなくて、一般人無名新人の人をヒロインを選ばれてほしい。
後は美山加恋ちゃんとか…。