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明智光秀が大河ドラマ主人公、『麒麟がくる』ストーリー・あらすじは? キャストは長谷川博己と発表。『太平記』の池端俊策が脚本担当

2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』主人公・明智光秀役を長谷川博己。オリジナル脚本で極悪人イメージが一変?

今年は鈴木亮平さんが西郷隆盛役に挑戦している『西郷(せご)どん』を放送のNHK大河ドラマ枠で、戦国~安土桃山時代までの武将・大名の明智光秀を描いた作品『麒麟(きりん)がくる』を2020年に放送し、長谷川博己さんが大河初主演することが明らかになりました。

長谷川博己さんは2013年放送の大河ドラマ『八重の桜』(川崎尚之助役)に出演しており、2度目の大河出演で主演に抜擢されました。

ちなみに、今年10月1日~来年3月末まで放送予定のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まんぷく』では、ヒロインを演じる安藤サクラさんの夫役に抜擢されています。

<↓の画像は、2020年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で明智光秀役を演じる長谷川博己さんの写真>

『麒麟がくる』の脚本は、真田広之さんが主演を務め足利尊氏役を演じた『太平記』(1991年放送)など、数多くのドラマを手掛けているベテラン脚本家・池端俊策さん(72)が担当のオリジナル脚本で、物語は1540年代からスタートし明智光秀らの誕生から描いた作品になっているそうです。

NHK大河ドラマでは今年までに57本の作品を放送しているのですが、明智光秀を主役とした作品は今回が始めてで、ミステリアスで謎めいた半生に光を当てていくとしており、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康といった戦国武将たちが所狭しと駆け巡る新解釈の作品となっているそうで、来年6月から撮影開始予定とのことです。

主演に抜擢された長谷川博己さんは19日に行われた発表会に出席し、「明智光秀は謎めいた、ミステリアスな人物。いろいろと想像で池端先生にお話をさせてもらった時に、池端先生から明智光秀像が鮮烈で、やらなければならないなと思いました。長旅になりますけど、これを乗り越えた後に、人が見れないような景色が見れるのではと思い、しっかりやりたい。明智光秀は三日天下ですけど、やり遂げた後に1年ぐらい天下が欲しいな」と語っていました。

<↓の画像は、『麒麟がくる』制作発表会に出席した長谷川博己さん、池端俊策さんの写真>

なお、『麒麟がくる』の制作統括を務めるNHKの落合将プロデューサーは、長谷川博己さんを主演に起用した理由について「演技力、存在感、旬で決まった」と語っており、脚本を担当する池端俊策さんは、「信長と光秀の付き合いは14年しかない。光秀は14年で秀吉と共に信長の一番信頼する人物に上り詰めていく。秀吉は20年以上もかかっている。光秀はよほど魅力があったんだと思います。信長ほどの人物が選んだ人物が光秀。それを長谷川さんと描くことができるのはうれしい」とコメントしています。

明智光秀は出自から謎に包まれている部分が多くある人物なのですが、『麒麟がくる』では史料がほとんど残っていない20代の青春時代から描写していくといいます。

ストーリーは、勇猛果敢な性格や類まれな知力によって美濃の戦国大名・斎藤道三に見出され、家臣として徴用されるようになっていた明智光秀が、父代わりの道三から「大きな世界と対峙することがおまえの使命だ」だと言われ、そこから次第に考え方に変化が生まれる。

それに加えて状況の変化や、足利義昭、織田信長といった様々な人物との出会いによって運命が大きく動き出していき…という謎に包まれている光秀の前半生にスポットを当てながら、戦国時代に活躍した武将たちの運命の行く末を描いているとのことです。

そして、明智光秀と言えば、主君である織田信長を私怨により本能寺で討ち、自害させた裏切り者、極悪人といったイメージが強くありますが、そうした負のイメージを覆すような勇猛果敢で理知的な光秀を描き、信長に関しても最新の研究で見直されている保守的で中性的な一面も強調し、父親から受け継いだ財政面や経営面での才覚も描くとしています。

これに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

出自から謎に包まれている明智光秀をなぜ主人公にした作品を描こうと思ったのか不明な部分がありますが、11の市町村からなる『NHK大河ドラマ誘致推進協議会』が2011年から、「明智光秀と娘・細川ガラシャ、ガラシャの夫・細川忠興、忠興の父で盟友・細川幽斎の4人を主人公とした大河ドラマ」の誘致活動を行っており、これまでの誘致活動で26万筆以上の署名を集めていることが様々なメディアによって報じられていました。

今年1月には東京スカイツリー内で誘致活動を行い、アニメ『忍たま乱太郎』の作者・尼子騒兵衛さんがデザインを手掛けた京都府福知山観光協会のイメージキャラクター・光秀くんも参加するなど、積極的なPR活動が実を結んだということなのかもしれないですね。

ちなみに、『麒麟がくる』の制作発表を受けて『NHK大河ドラマ誘致推進協議会』の会長を務めている大橋一夫・福知山市長は、「非常にうれしいニュースと喜ぶとともに、これまでの活動に御協力、御尽力いただいた皆さまに改めて感謝を申し上げます」とコメントしています。

大河ドラマファンの反応を見てみると、オリジナル脚本の作品であることや謎に包まれた明智光秀が主演ということで不安ということも多く、史実に基づいたものではなく創作したストーリーも多く入ってくるとみられることに批判の声も多く上がっていますが、あまり良いイメージを持たれていない光秀をどのように描き、作品全体としはどのような評価を受けるか注目していきたいですね。

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