『第71回NHK紅白歌合戦』など昨年末放送の大晦日特番の各視聴率が発表され、『ガキの使い!年越しSP絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)が民放1位の数字を記録していたことが明らかになりました。
まず『第71回NHK紅白歌合戦』の世帯平均視聴率(関東地区)は、第1部(19時30分~20時55分)が平均34.2%、第2部(21時~23時45分)が40.3%を記録し、第2部は昨年の37.3%から3%アップで2年ぶりに40%台に乗せ、一方の第1部は昨年の34.7%から0.5%ダウンでした。
また、12月30日放送の『日本レコード大賞』(TBS系)は第1部(17時~19時)が12.3%、第2部(19時~22時)が16.1%で、第1部は昨年の11.5%から0.8%、第2部は昨年の14.0%から2.1%アップとなっていました。
『ガキの使い!年越しSP絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』は、第1部(18時30分~21時)が平均17.6%、第2部(21時~24時30分)は14.1%で、大晦日特番では紅白に次いで2位、民放1位の数字で、個人平均視聴率は第1部が12.7%、第2部は9.8%でした。
なお、関西地区の第1部は平均23.3%、第2部は18.1%、名古屋地区は第1部が21.9%、第2部が18.1%となっていました。
2019年末放送の『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』は第1部が16.2%、第2部が14.6%で、前回から第1部は1.4%アップ、第2部は0.5%アップという結果となっています。
民放2位は『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』(テレビ朝日系)で、第1部(18時~19時)が平均11.7%、第2部(19時~21時)が8.8%、第3部(21時~23時45分)が6.7%、第4部(23時45分~24時30分)が5.8%で、昨年は第1部が10.0%、第2部が8.2%となっており、昨年から上昇となっています。
その他の年末特番の各視聴率は、『バナナマンのせっかくグルメ!!大晦日に豪華芸能人が超満腹全国縦断食べまくり旅SP』(TBS系)が平均4.6%。
『第53回年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系 16時~22時)が平均7.4%、『孤独のグルメ2020大晦日スペシャル』(同 22時~23時30分)が4.1%、『ジルベスターコンサート 2020-2021』(同23時30分~24時45分)が2.0%。
『RIZIN.26』(フジテレビ系)の第1部(19時~20時)が平均6.0%、第2部(20時~22時30分)が7.3%、第3部(22時30分~23時45分)が4.1%でした。
そして、今年の『笑ってはいけない』などの視聴率発表を受けてネット上では、
- 『笑ってはいけない』は去年面白かったから期待したけど今年はイマイチ、まあこの状況では仕方ないか。
ただ、やっぱり元SMAPは去年だけにしとけば良かったな。過去のVTRクイズは賛否あるみたいだけど俺は懐かしくて楽しめた。新聞社の時の片平なぎささんも観たかったなぁ。 - 元SMAPは、面白くないし、痛々しいし、下ネタ連発で正直絶望的に酷かった。彼らのためにも、番組のためにも、もうやめたほうがいい。
- ガキ使は毎年観てるけど、正直今年はイマイチだったかな…香取、草彅、稲垣、応援したい3人だけど、去年の続きみたいであまり笑えなかった。来年は新しさに期待したいです。
- 今年は状況が状況だけに相当苦労したと思うが、大物がこんな意外なことを、、、的な笑いはもう限界では?
結局、一番面白いのは待機部屋での5人のやり取りだし。吹き矢やムチの頃に原点回帰してほしい。 - 裏がどうこうより、予定通りと言うか、先が見えて面白さに欠けた内容に感じた。
渡部騒動で内容が放送よりも先に来た事も要因かもね。マンネリ化すると飽きるけど、そんな感じがした - 今年は今までとは違った。去年はかなり面白かったと言われてたし、真価が問われるのは来年がどうなるかじゃないかな。来年も微妙ならそろそろ終わりかなと
- 何だかんだガキ使見てしまう。今年は過去最低なんて言われてるけど、コロナの中で色々制限あったと思う。その中でなら上出来じゃね?と思った。ただ、元SMAPは完全にスベってた(笑)
- コロナ禍で四苦八苦して制作したんだろうなって感じた。確かに例年に比べてパワー不足な部分は否めなかったけど、放送してくれたことに感謝
- 局の都合なんだろうけど番宣兼ねて大物ゲスト出すの辞めて欲しい。宣伝の表示が出ると一気に冷めるしガキ使に魅力を感じて出てくれたように見えなくなる。
あと禊に問題タレント使うのと新しい地図の三人に毎年下ネタやらせるのも何か違うんだよね。やっぱ笑いの質は落ちてるよなぁ…
などの声が上がっています。
新型コロナウイルスの感染者急増によって外出自粛が呼び掛けられていることもあって、昨年末放送の各特番の視聴率は上昇となっていたのですが、民放1位だった『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』に対しては不満の声が多く上がっています。
今回はコロナ禍での撮影で、外ロケは『よみうりランド』や『読売ジャイアンツ球場』で行われ、撮影は日本テレビの生田スタジオが中心になっていたといいます。
撮影開始前にはスタッフを含めて参加者全員がPCR検査を受けるなど、感染防止対策を徹底し、それによって例年のような大掛かりな仕掛けが無かったり、中盤と終盤に過去のVTRを流す場面が1時間以上あり、視聴者も笑える場面が少ない内容でした。
また、ゲストとして女優・菅野美穂さんが初出演したほか、『新しい地図』の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん等が前回に続き登場しましたが、菅野さんの出演は事前に『東京スポーツ』(東スポ)によって報じられていたほか、『新しい地図』の3人は前回と同じような下ネタを披露し、ひねりも感じられなかったため、否定的な反応が目立ちます。
なお、『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』の収録に参加したとされるアンジャッシュ・渡部建さんの登場シーンはオンエアされず、事前の報道通り、お蔵入りとなったようですが、後輩芸人へのパワハラ問題で『松竹芸能』を退所したTKO・木下隆行さんは刺客として登場し、「もう2度とペットボトルは投げません」と自虐ネタを披露するなどしていました。
微妙な内容になった要因として、渡部建さんの登場シーンをカットしたこともあるのではとも言われていますが、全体を通して笑える場面が少なくパワーダウンしていたので、次の『笑ってはいけない』では今回の反省を活かして、是非とも多くの視聴者が大爆笑するような内容に仕上げてほしいですね。