2019年前期のNHK朝ドラ『夏空』ヒロイン・広瀬すず、起用の理由は? オーディション無しのゴリ押し?で批判の声が噴出…
来年の後期にNHKで放送される連続テレビ小説(朝ドラ)が『まんぷく』に決定したことが14日に発表されましたが、再来年の2019年前期放送の作品が『夏空』に決定し、朝ドラ通算100作目となる今作のヒロインを広瀬すずさん(19)が務めることが20日に発表されました。
『夏空』のオリジナル脚本を担当するのは脚本家・映画監督の大森寿美男さん(50)で、石原さとみさんがヒロインの朝ドラ『てるてる家族』(2003年後期放送)、内野聖陽さん主演でNHK大河ドラマ『風林火山』(2007年放送)、25日から最終章がスタートする『放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』など、これまでに様々な作品を手掛けている人気脚本家です。
『夏空』は、日本アニメーションの草創期(そうそうき 意味:物事の始まりの時期)をテーマに描いた作品で、戦争によって両親を亡くし、兄妹とも生き別れになった東京生まれの少女・奥原なつ(1937年生まれの設定)が、父親の戦友に引き取られて北海道・十勝に移住。
移住先では酪農の仕事を手伝い、徐々に持ち前の明るさを取り戻していき、高校卒業後には上京し、当事まだ草創期のアニメ業界に飛び込んでいきます。
なつは画家志望の友人から習ったデッサンの腕前、広い北海道の大地で育った感性を活かしながら、当時はまだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメの世界で力を発揮していくというストーリー展開になっているそうで、テーマは「開拓」と「未来へのつながり」としています。
広瀬すずさんをヒロインに起用した理由について、制作統括の磯智明チーフプロデューサーは、「キャスティングとは、巡り合わせです。この方に演じていただきたいと思っても、タイミングが難しければ実現しません。しかも連続テレビ小説のヒロインは、年齢も大きな要因です。『戦災孤児』『北海道』『アニメーション』という3つのキーワードをもつ遠大な物語を、演技力とリアリティーをもって演じきれる女優は今、広瀬すずさんしかいないと当初から考えていました。こうして実現できたのは、まさに巡り合わせ、としか言いようがありません。しかも、連続テレビ小説100作という節目が重なりました」と説明。
さらに、「広瀬さんの実力は、まだ未知数です。これまで数々のヒロインが連続テレビ小説で才能を開花させたように、この作品を通して、さらなる飛躍を遂げると期待しています。日本中から、『なっちゃん』と呼ばれるくらい、作品に溶け込んで、愛されるといいなと思います」と、大きな期待を寄せています。
また、作品とヒロインの発表が異例の早さとなった理由については、「働き方改革で撮影期間が長くなること」「来年の夏から撮影に入らないといけないということで、普段より早めに発表させていただきました。」「(通常より)3、4ヶ月早い」と説明しています。
そして、ヒロインに抜擢された広瀬すずさんは会見で、「ヒロインに決まったよ!と聞いたのは昨日。」と前日に知らせを受けたことを明かし、「急に違うことで呼ばれて行ったら、この話を聞いたので『えっ?』っていう気持ちの方が大きくて、左から右に流れていく感じでした」「まだ楽しみと思えるほど、時間もたってなくて、どんな感じに自分はなっていくんだろうと、想像はついていない。」と、まだ朝ドラのヒロインを務めるという実感が湧いていないことを明かしています。
<↓の画像が、会見に出席した広瀬すずさんの写真>
その上で、朝ドラのヒロインを務めることに対して「朝ドラは、今お姉ちゃんがやっていて(広瀬アリスさんが『わろてんか』に出演)すごく大変そうに見えますが、その保育園の頃に見ていた、日常のひとコマなので、その中に自分が入るのは不思議な感覚になると思うんですけど、皆さんにとってそんな存在になれたら」とコメントしています。
この発表を受けてネット上では、
- 期待の若手を使ってほしい。広瀬すずとかもう十分でしょ
- 朝ドラヒロインは無名女優の登竜門にして欲しいね。
- 朝ドラって、それまであまり有名でなかった子が抜擢されて、めきめき人気が出るってところがよかったんじゃないのかね。
- 今さらすずちゃん??もう落ち目でしょ…再来年…どうなの??
- 朝ドラヒロインはマイナーな女優さんの成長が楽しみなんだよな。
- なぜ裏方の仕事を理解してない人を起用するの?
- 一番来てほしくない人が来た。広瀬すず大嫌いだから見ない。
- 最近この子のごり押しがひどい。可愛いとは思うけど、アリスの方が演技力上だよ。
- 有村架純って成功例あるから広瀬すずでもええやろと思ったんやろな。なんかNHK も節操か無くなってるような気がする。
- 顔はかわいいと思うけど、かわいげが無いから好きじゃない。だから朝ドラも見ない。ひよっこは面白かったなぁ。
などのコメントが寄せられています。
かつて朝ドラは新人発掘の場という位置づけで、あまり名の知れていない若手女優がヒロインを務め、その後スターに成長していく流れがよくみられたのですが、近年はすでに様々なドラマや映画に出演し、活躍している方も主演を務めることが増えてきているように感じられます。
現在放送中の『わろてんか』で主演の葵わかなさんはそこまで露出は多くありませんが、今年前期放送の有村架純さん、来年前期放送の永野芽郁さんなど、すでに活躍している女優がヒロインに抜擢されています。
朝ドラファンからはこれに対して批判的な声が以前から多く上がっており、今回発表された広瀬すずさんに対しても例に漏れず否定的な声で溢れ返っています。
広瀬すずさんの場合は特に、事務所のゴリ押しや過去の様々な言動が問題視されてアンチが多いということもあるのですが、楽しみといった好意的な反応は皆無です。
広瀬すずさんの人気もある程度落ち着いている中で、2019年春から放送の『夏空』でヒロインを務め、果たして視聴率は取れるのかなど心配な部分が多々ありますが、初の朝ドラ出演でどのような演技を見せてくれるのか楽しみなところです。
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