2016年後期のNHK朝ドラは『べっぴんさん』に決定! 脚本は羽鳥慎一アナの妻・渡辺千穂で『ファースト・クラス』等を担当

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2016下半期のNHK朝ドラ『べっぴんさん』の脚本担当・渡辺千穂

モデル・女優の波瑠さんが主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』が、放送開始以来14週連続で大台の20%以上の数字をキープし続ける好調ぶりで話題になっていますが、NHK大阪放送局が13日に、2016年度後期に放送される連続テレビ小説第95作目が『べっぴんさん』に決定したことを発表しました。

脚本を務めるのは、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻で脚本家の渡辺千穂さんが務めるとのことです。

渡辺さんは、フジテレビ系で放送された『名前をなくした女神』『サキ』『ファースト・クラス』『戦う!書店ガール』など、数多くのドラマで脚本を担当してきました。

同ドラマのヒロインとなるのは、昭和の初めに神戸の山の手で生まれ、早くに亡くなってしまった母親から教えられた刺繍や手芸が大好きな「すみれ」。

父親は会社を経営しており、活発な姉のもとで何不自由なく育ったすみれは18歳でお見合い結婚し、ほどなくして子供を授かるなど順風満帆だったのですが、戦争によって全てが一変することに。

夫は出征し、家は焼け、財産は没収されてしまうのですが、すみれは戦後の焼け跡の中で娘や女性のために、子供服作りに邁進して仲間の女性等と企業。

夫とぶつかりながらも日本で初めての総合子供用品店をオープンさせるというストーリーとなっており、日本中を元気に駆け抜けるヒロインのすみれとその家族、彼女の仲間たちが夢へと向かっていく姿を描いているとのことです。

この作品はベビー服メーカー『ファミリア』(本社・神戸市)の創業者・坂野惇子さんをモデルとしているものの、“激動の時代を生きた女性たちの人生の物語”として再構成しているといい、脚本を務める渡辺さんは「すみれたちが戦争で失ったものの大きさは計り知れません。ですが、その時代を生きたからこそ、生まれたものもあります」「強くならざるを得なかった時代に、自分たちの価値観を曲げずにしなやかに生きたヒロインたち。彼女たちの人生を原稿に重ねるとともに、初めての経験を通しての自分の心の変化に耳を傾けながら、私も人生を重ねてゆきたい。そんな思いで駆け抜けたいと思っています」とコメント。

またタイトルについては、「今日では“美しい女性”を表す意味で用いられていますが、江戸時代には“別品”と記し、“特別によい品物”を表す言葉。今回、ヒロインが真摯に作り上げる子供服は、それを着せる母親、着る子供にとって、この上ない愛情に包まれた“別品”にほかなりません。また、生き方の美しいヒロインの姿はまさに『べっぴん』です。そんな思いを『べっぴんさん』というタイトルに込めました」と語っています。

『べっぴんさん』の放送は、今年の10月3日~2017年4月1日までで、全151回の放送を予定しており、クランクインは5月を予定しているとのことです。

そして、これに対してネット上での反応を見てみると、

  • 尾野真千子が主演のカーネーションを彷彿とさせるね。はじまってみないとわからないが、似た路線でいくのなら、あの作品を超えるのはかなり難しいと思う。
  • マッサンは全体的に明るい話だったけど、戦争始まると悲しくて辛くなるのが嫌だった。「あさが来た」はその辺の心配なく安心して見れるけど、間に戦争挟む朝ドラはあまり好きじゃない・・・
  • 今の朝ドラ見てるとほんと脚本家さんの力量でこうも違うんだと痛感するほど面白いので…頑張ってほしいな
  • またまた、タイトルに”ん“が…朝ドラのタイトルに“ん“があると、ヒットになるから…
  • ドロドロ下世話で視聴率を稼ぐ脚本家は、朝ドラとあんまり相性良くないんだよね…。面白いことを祈るよ。

などのコメントがありました。

女優の高畑充希さんが主演で、今年4月4日から放送開始予定の『とと姉ちゃん』も実際にモデルとなった人物がいる作品となっており、戦前と戦後の激動する時代をたくましく生き抜いた3姉妹を描き、彼女らが雑誌を作る出版社を立ち上げ、「当たり前の暮らしを大切にすること」をモットーに「戦後の女性の暮らしの復興」に明かりをともすという物語となっています。

戦前と戦後の日本を舞台にした作品が続き、同じような物語のパターンから、視聴者からは不満の声も上がってきそうな気がするのですが、これまでに様々なドラマの脚本を務めた渡辺さんがどのような作品を作るのか楽しみなところで、今後発表されるヒロインにも注目したいですね。

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