再来年の2016年1月より放送がスタートするNHK大河ドラマ『真田丸』は、人気脚本家の三谷幸喜さん(53)が脚本を担当し、主人公の真田幸村役は、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で大ブレイクした俳優の堺雅人さん(40)に決定しました。
そんな堺さんは、昨年放送されたドラマ『半沢直樹』(TBS)の大ヒットによってギャラが高騰しており、昨年はドラマ1話あたり200万円だったギャラは、現在300~400万円と倍近くにまで跳ね上がっています。
しかし、『真田丸』出演では1話30万円ほどと超格安。そこにBSや再放送のギャラが上乗せされますが、全50話で年間2千万円程。
1年間は『真田丸』のためにスケジュールを押さえられ、その間民放ドラマに出演する事はできません。
ドラマ出演のオファーが殺到している今、わざわざギャラが安い大河ドラマ出演を選んだのには、将来を考えての選択だという。
もともと、大河のギャラが安いのは堺さんに限った話ではなく、予算のほとんどが制作費に消える大河では人件費が安く設定されており、「その役者がこれまでどれだけNHKドラマに貢献してきたか」で金額が変わり、金額は20~50万円と格安。
しかし、大河に主演で出ることで”大河ドラマ主演俳優”として箔がつき、結果的にCMオファーなどが増えるという。
これにネットでは、
- やりたい仕事(ギャラは付属)をしたいのが二流以上の役者さん。ギャラでやるやらないを決めるのは三流の方なんじゃないかな
- ギャラは直接、堺さんに入るのではなく、所属事務所の田辺エージェンシーに入るので本人はそんなに気にしてないんじゃない
- 民放のしょうもないドラマに出るぐらいなら、普通は箔が付く大河を選ぶよ
- 貰える金で仕事を選んでたら半沢後にもっとテレビに出てるだろ
- ギャラの為に役者という仕事をする人は違う職業をした方が良い
などのコメントがありました。
NHKは民放とは違い人気でギャラが決定するのではなく、NHKのドラマへの出演回数やキャリアで決定するそうで、今年放送されているNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』でV6の岡田准一さんが主演を務めていますが、1本あたりのギャラは70万円ほど、また昨年放送されたNHK大河ドラマ『八重の桜』で主演を務めた女優の綾瀬はるかさんも、1本あたり70万円程度だったそうです。
また、昨年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で主演を務めた、女優の能年玲奈さんの1話あたりのギャラは10万円程度、『ごちそうさん』で主演を務めた女優の杏さんのギャラは30万円程度となっており、民放と比べると3分の1程度になっています。
ですが、NHKの大河ドラマや朝ドラに出演することで役者としての箔が付き、また成功を収めることが出来れば大幅にギャラがアップし、更にはドラマやCM出演のオファーが増えると言われていますので、堺さんが大河ドラマ出演を決めたのは、こうしたことが背景にあるからだと思われます。
『真田丸』の放送がスタートするのは再来年とまだ先の話ですが、放送開始後にどのような反響がでるのか今から楽しみです。
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